May 31, 2007

5月30日(水)飯田橋レッスンレポート

ひどい雨の中、またハードなスケジュールを押して

レッスンに間に合わなくてもとにもかくにも飯田橋に

駆けつけてくださったみなさん。ありがとう。

みんなががんばるのと同じように私もやってみせます

ともさ。



昨日からコンビネーションの中にボディムーブメントを

本格的にとりいれることにしました。

シャインの一部としてやっていたものを、コンビの中に

いれこむわけです。

言うまでもなくみんながそのレベルに達したからできたことよ。

先週のアフターの光景を見て、これはいけると思ったのです。

 

昨日もそれを実感したのは、一連のルーティーンをじっくり

じっくり練習したあとで曲にあわせて踊りながら

「ここからはダンスにして!」って言ったらホントにみんなの

踊り方がちゃんと変わったとき。

「ダンスにして」の意味をここまで汲んでくれるようになった

のかと思うと感動したよ。そこまではダンスじゃなかったって

こともわかってくれてるわけだから。

一月まえに「グルーブ」の正体を教えたよね、低音だったよね、

あの波が空気のムラを作る、それを踊りに出していくんだよ、と。

あの辺から飯田橋のレベルが急激に伸びたと思います。

振りをさらっていくのはダンス以前。あれは暗記。

それに音楽にあわせた伸び縮みだとか、今の自分の気持ちを

加えたところからダンスが始まるわけ。

微妙な待ち、タメ、確信的な先走り。

渋い顔、笑顔、ふざけた顔・・・・

そういうものなかったらダンスじゃないのよ。

何回踊っても同じってのはダンスじゃないのよ。

それって音楽と全然関係ないわけだから。

 

ルーティーンのスタートには3〜2〜1〜って声かけているけど、

あれも曲にあわせています。

昨日は曲のクライマックスでフリースピンになるようにあわせた

でしょ、ああいう逆算もサルサには必要です。

いいとこでベーシック踏んでたらもったいないじゃない。

見せ場はスコーンとぶち抜かないと。

この部分にこの振りを持ってくるためにはどこからルーティーンを

はじめたらいいのか、ということを考えるんです。

そこまでやるのかよ!!!とショックをうける男子も多いかも

しれません。はい。そこまでやるんですよ。

恐れるな!そういう遊びなんだからねっ

遊びは喰うもんであって喰われてはいけないよ。

 

 

女子はそれを受けて、決めるべきとこはきっちり決めなきゃ

いけません。

一曲の中で絶対ふらついちゃならんてとこはあるのです。

そこ決めたら次の曲でばばばばって男性の手がくるから。

男性はね、本当に、ほんとうに、ホント〜〜〜〜〜〜〜〜に

女性の踊る姿を具体的に見ているものなのですよ。

これはみんなが思ってる分量の少なくとも5倍と思って間違い

ない。見て見ぬふりをしている人ほどものっすごく見てます。

かつ、うまい人は見るポイントのレベルも高いので、たとえば

ライトターンでちゃんと顔残してるか、とか、ベーシックのとき

しっかり指先に気を配っているかとか、回転のときにきっちり

足がついているかとか、そういう部分を見るわけ。

上手な男性は女性がレッスンで何を指導されているかを知って

いるから、それを守って踊っている女性をリスペクトしてます。

というわけで上手な人に誘われるためには、細かいとこまで

気を配ること。

そしたら自分の努力に見合った男性から声がかかります。

いつも言うでしょ、スキーだって転んでいいと思って滑ってる

かぎりいつまでも転び続けるよって。

絶対転ばない、と決めて練習してはじめて踏ん張る筋肉がつくの

です。サルサも同じ。決めてみせる、という思いで回転しないと

いつまでもぶれます。テクニックは教えるからあとは気合いね。

目指せクラブクイーン!


昨晩はレッスンとアフターで使った曲の問い合わせもたくさん

いただきました。

順に紹介しますね。


まずTさんへ。「ぱーぱっぱぱーぱぱぱぱ」っていう高らかな

ラッパの音ではじまるあの曲はJERRY RIVERAの”AMORES 

COMOEL NUESTRO”です。

みんなで大きな口をあけて天井に向かって「ぱーぱっぱ」って

言いたくなりますね。いつだって大人気の一曲。

 

次にYちゃん。練習にぴったりのあのゆったりした曲はLUIS

ENRIQUEの”TU NO LO AMAS AKA TU NO LE AMAS,

LE  TEMES”というちょっと長いタイトルの曲です。

ちょっと通俗的なイントロなんですが、途中のピアノソロに続く

ボーカルのソロのとこからめちゃめちゃ気持ちよくなりますね。

あれは私にとって80年代のサルサ・ロマンティカを代表する

曲になってます。ばかばかしいとはわかっちゃいるが、あ〜

また買い物にいってしまった大中に、みたいな。

そしてやっぱりいいんですよね、それはそれで・・・。

 

最後にKさん。あれはHECTOR LAVOEの”PERIODICO DE

AYER”です。偶然Sさんもこれが大好きなんですよね。

これはサルサ黄金時代のファニアサウンドを代表する曲で、彼が

早く亡くなってからも、ほかのファニアメンバーやファンたちが

ことあるごとに懐かしむ曲です。

当時のサルサは社会問題とか貧困への戦いの色が強くて、彼や

RUBEN BLADESの曲には惚れたはれたよりも「負けんな同志」的な

メッセージが強い。これを気に入るとは通だと思います。


これからも気に入った曲があったら「これなんですか」の声を

かけてください。そこでは大体すぐ出てこないんですが、こんな

形でお知らせしますね。

明日の秋葉原はマーク・アンソニーのシャインの続きを振りつけ

ます。熱く踊りましょう!


 




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