August 2022

August 28, 2022

次回レッスンは9/4(日)17-19時原宿ワークル108です

先日フェイスブックのほうにあげました記事がなかなかの量でして、チャージに時間くいました。

読みごたえをお求めの方はぜひ、おいどんのフェイスブックにてパチンコパチスロネタをお楽しみください。

先日のレッスン終了後に恒例の「次いつやる会議」をしましたら、諸々の事情とみんなの(妙な)やる気により二週間後に決定しました。それから一週間たったので、つまり来週日曜日開催です。

ぜひおいでくださいませ。

さてと、酷暑に苦しめられた夏もこの雨を持ってとうとう終わりましたね。皆様お疲れ様でした。

私は夏休み納めとして、子どもを本人の希望でキャンプに連れていきました。冒険少年て皆様見てます?いま子どもに大人気のバラエティーなんですが、うちのもその影響です。

週末雨の予報だったのでぎりぎりまでどうかと思ったのですが、土曜日は晴れるということで決行しましたら、まあ暑い暑い。

そこでテントをレンタルしました。そのトリセツがまた超絶わかりにくい!!おーいモンベルさんよー、これたてるひとのみんなが山登りやさんや極点探検家だと思わんといてくださーい!(くださーい くださーい・・・)←山びこ

とはいえ、私はアウトドアになればなるほどファイターになります。わからないように書いてある説明書も、今晩の寝床がかかってるとなれば行間を読みまくって解読します。

ちなみに、このトリセツがなかなか読み取れないというのはキャンプ場の担当者もおっしゃってました。「あの、、、キャンプはされたことありますか?みなさんテントでかなり苦労されますので、、、」

はい。ほんとにそうでした!

そこでまた足元で小さいのがチョロチョロしながら喉がかわいたの足がいたいの腕がつかれたの虫に刺されたの、、、

「文句いうんじゃないっ!!」

まあ、キャンプっていうのはこれを教えるためにあるようなもんですわね。屋根と電気があるところでは文句いえばなんとかなりますが、野外にでれば口だけのやつは一発アウト。実際一泊二日で驚くほどのたくましさを見せるようになりました。

火をおこしての夕食は夜の十時になりましたが、骨付きソーセージを炭であぶってピーマンも丸ごと甘く焼いて、本当に美味しいものでした。雨の予報のためか見える範囲にひとけもなく、夜空の星とヒグラシのコーラスを満喫してきました。

朝は雨だったのでダッシュで片付けして午前のうちに帰ってきました。年に一度子どもにはキャンプさせる。これはほんとに、こどもを一足飛びに大人にします。

私自身は小学高学年で1人でキャンプ企画に参加しておりまして、この経験がいまだに役立っておりますね。キャンプ用品の基本的な扱いと火おこしはここでマスターしています。

野外生活は屋内よりも物事をきっちり手早くやることの必要性がわかりやすく、その意味であまちゃんだった私にとてもよい刺激をくれたと思います。

今回も、キャンプ場に到着して手続きがすんだころには午後四時だったのですが、そこから日没までにテント張りと荷物の収納を終わらせないとあたりが真っ暗闇になります。

この「日が暮れる」という要素を抜きにして子どもに「急がねばならぬ」と教えるのはなかなか難しいもんだと思います。電気のあるところで「早く早く」という親は単に口うるさいだけですが、みるみる夜のとばりがおりてくる環境だと急がねばならぬ理由が肌身にしみてわかる。

というわけでよき週末でした!また私の泣き言のほうもお楽しみに!



salsaconsul at 15:42|この記事のURLComments(0)

August 16, 2022

こんな遠くでくにゃりかよ

自分が人よりもさんざんな目にあいやすいということは知っていました。

どうして私を選んでこういうことが降ってくるんだろう、と。

特に海外にいくと確実にそうなります。ニューヨークの地下鉄で車庫に閉じ込められた、とかですね。

で、まあ結局それは、ひとことでいえば私が単独行動をよくすることからきているのです。

複数なら誰かが止めたり、前もって何か予防線をはるところを、私はまっすぐいくのです。よって神様は「おう、やる気あるじゃないかい」ということで私のところを狙い打ちするわけです。そういうことならまあ、しょうがないです。

集団で行動すると安全であるのは確かなのですが、経験の幅も深さも半分以下になってしまうのです。それでは人生つまらないじゃん。

要は、命あればいいじゃないかというのが私のひいている一線ということになります。なんとかなる、が座右の銘といってもいい。

で、今日もきましたよ、その波が。

皆様ご存知の通り、今日が今年の夏の夏納めです。夏の終わりのハーモニー、ってやつです。明日からは秋です。

私はつい最近まで、全くもって子どもをないがしろにしてきました。で、この8月はちゃんと遊ぶ、と約束していました。自分に。

で、そこでこの夏ぜひとも果たしておきたかったテーマが「暮らしている県内で野生の熱帯魚を見る」でした。昨年シュノーケリングの道具をひととおり揃えまして、黒いお魚の群れを海でみる、というのを果たしました。人がばしゃばしゃ群れ騒いでいる足元に、意外に魚たちは暮らしている。これは驚くほど感動するものです。

もともと、AくんKちゃん夫妻のKちゃんが紹介してくれた島の遊びなんですが、改めて抜群に楽しいとわかりました。

そこでこの夏は、ファインディング・ニモみたいなやつを見るぞ、と。毎日ソファーでゆーちゅーぶってる子どもを大自然にもませてやろうというわけです。

そして今日、そのミッションを果たしました!ばっちりです。しましまのヤツと水玉のヤツが仲良く絡んでる磯を見つけて飽きず眺めてきました。平均速度50キロでの安全運転もしっかりいたしましたよ。

そして、さあ帰ろう、とトランクルームの扉を上から下にどすんとおろしたところで、車のキーがその下敷きになりまして、くの字に曲がりました。

どうです!?これが私です!!

ここで「さすが」「持ってる」はやめてください。ほんとにうんざりしているんです。ほんとに!!

ただ、もう、慣れてます。神様があの手この手で投げてくる、その遊びにつきあわされるのに慣れているんです。どうすればいいかはわからないんですが、そのときに「やれやれ」といえばいいということを、知っているんです。

まず、近くに合鍵作りをやるところがないかを考えます。まあ、田舎の漁港ですからそんなものはありません。

タクシーを使っても?

まず、タクシーを呼ぶこと自体がその辺りではイレギュラーです。一人一台の土地柄ですね。

レンタカーで合鍵を作りにいく?

レンタカー屋も上のタクシーとおなじ理由でそのへんにはないです。

それじゃまあ、車検証の入っているあのファイルの出番ということになりますね。私の場合、もはや文字通りのバイブルです。ダッシュボードからでてくるあの厚みといい、黒くて威厳のある存在感といい。

そこに自動車保険の番号があるので、かけます。自慢ではないですが慣れたものです。何度もかけてますから。

対応した方も、キーが変形した、というのは摩訶不思議だったようで、職業柄の落ち着きを少々欠いておられましたね。
後ろの上司にきいて、「レッカーです」という結論になりました。

田舎の漁港の夕暮れ時に、こどもと二人で取り残される気持ちってわかります?近くにスーパーもコンビニもなく。

何が困るって、トイレがないんです!海の周りでは、トイレを公開するとそこが砂まみれになることを皆様ご存知なので、トイレは表には開かないのです。

で、使ってよいところは皆様これまたご存知の、それはもう使っていいと言われましても、という感じのところしかなくて。

こどもが「ここにあるよ」といったところでなんとかすませましたけど、トラウマになるくらいの匂いはありましたね。でも、匂いだけならありがたいと感謝すべきなんです、海辺ではね。

こどもにとっても、真っ白けのウォシュレットじゃないと出るものも出ない、という感性では生きていけない経験をしておいてもらってよかったということにしましょう。

風の吹きすさぶ海岸を歩き、夜中にやったら最高の肝試しだろうっていうトンネルをくぐり、宮崎駿だろうっていう無人の駅舎で一時間近く時間を潰して、電車を4回乗り継いで帰ってきました。

自動車保険のコマーシャルで母娘が「あーよかったー」って肩を寄せあってるやつがありましたけど、まさにあれですよ。あれって、ほんとだったんですね!!

今日のうちに戻ってこれただけでも御の字です。いや、命があるんだからもう上出来!!

アメリカ西部開拓時代は命の次に馬が大事だったってどこかに書いてましたが、その気持ちのいくばくかは今日の私は味わえたと思います。

そして、本当にこれだけは絶対たしかなことがあります。

あとになって思いだしたとき、結局感慨深く思い出すのは、苦しくて大変で、もう二度といやだって思ったことばかりだ、と。



August 15, 2022

この暑さに芝を刈る

8月後半はこれまで忙しくしていたのをいったん放棄して、家のことをいい加減ちゃんとやろうというテーマですごすことにしました。

一年放置した窓の掃除。笑うしかないほど泥がたまっておりました。終わったところでビールを一缶。そして寝る!

一年放置した庭の草!笑うしかないほどのジャングルになっておりました。蚊にボコボコにされながらザクザクと刈って刈ってまた刈って。暗くなったところでビールを一缶。そしてバラエティー!

来週になれば涼しくなるとわかっているのになぜ今やるのか。終わったときのビールが最高だからです!この夏後半は一番搾りの美味しさを再確認しております。ビールが違えばあうつまみも違う。そんなことを味わう余裕も、今ならば。

滝の汗とたたかって、ご褒美の一杯があって。そんなのほんとに久しぶり。人生、ほんとはこれでいいんだけどね。



August 11, 2022

飛行機に乗れない話

帰省したり締切に追われたりでなかなかここにこれなくてすみません。

コロナの第七波でレッスンどうしようか私は迷っていたんですが、Kzは全然迷ってません。このへんの感性の違いはいまだに謎です。

結論としては予定通りやります。8/21日曜日17-19時 原宿ワークル、ご参加費用は2500円です。ぜひご参加ください。

昨日のことですが、空港に向かう特急列車が大雨の影響で遅れてきたうえに、乗り換えの駅に到着する直前に鹿に接触して急停車し、結局予約していた飛行機に乗れませんでした。

私にとって人生二回目の、飛行機に乗れなかった事件でした。あのときの、あの気分!!

一回目はアメリカで、たしかロサンゼルスからノースカロライナに向かう便でした。

ちゃんと空港に行ったのですが、行列に並んでいる間にチェックイン時刻を過ぎちゃった、というやつでした。やっとたどり着いたカウンターでそれ言われたときはこの世の終わりかと思いました。

そのときは、無料で次の便に乗せてくれました。やれやれでした。

今回は手数料はかかりましたが次の便に乗れました。遅延証明書っていうのが決め手になることを今回はじめて知りました。それがないとチケットは完全に無効になるところでした。

乗り換えのときはこうしよう、そこでだめならこうしよう、空港についたらこうしよう、そのとき荷物はどうしよう、こどもはどうしよう、みたいな感じで一度に五つくらいシミュレーションしなくちゃいけなくて、なんかもう、大変ですねやっばり飛行機は。

次の便に乗れるかどうかの「判定待ち」のときには、サウナでもここまでなるかなくらいの汗をかいてしまいました。もうかなり夜でしたので、体力的にちょっと不安になってきて。

「しにゃあしない」とずっと言い聞かせてましたね。トラブルにあったときはいつもこれです。

しにゃあしない。うん。

というわけで、今日もちゃんと生きてます。よかったよかった!



August 05, 2022

解説:ホットケーキ事件

「どうしてリオさんのホットケーキはなかったの?」と思われた方も多いでしょうね。

うちは、そういう家なんです。私のは、なくていい。私は数に入らない。

それは少し前までこの国にあった「嫁は人間ではない」という風習の名残です。

私がダンスのインストラクターをしているときにイキイキニコニコしているから、家でのそのような立ち位置がにわかには信じがたいと思われる方もいらっしゃるでしょうね。

でも、文化とか風習とかいうものは、一人の人間の明るく爽やかな(どついていいです)キャラクター一代でどうこうできるようなものではありません。

人は、自分が見たこと聞いたことのないことはそうそうできないようになっているのです。

私は我慢して家族に尽くす女、夫はしてもらうことは当たり前だけどしてあげることは基本ない、ただし家族を飢えさせることだけはない男、という生き方しか見たことがないのです。

だから、私の席にホットケーキがないのは、この国の「成れの果て」のような景色なのです。もちろん、失敗の。

ただ、ここまで落ちたらあとは上昇する以外ありませんものね。

私は「私のはないの?」と言った自分に花丸の百点をあげています。

だってこれは、私の私による私のための宣言の枠にはとどまらない、深い意味を持った言葉だからです。

女だって、人間なのよ?

私は私の上に連なる歴代の女たちの仇をとっているのです。

大げさ?とんでもない!!

こんなに控えめな言葉じゃ、この悲しさ寂しさは語れたもんじゃないですよ!!

でも幸い、私がダンスを通じて知り合った男性たちは、日曜日の妻に感謝のホットケーキくらい用意しているにちがいないと思います。

そんなの、あったりまえじゃない!

<続く>



August 04, 2022

私のがない話

ご無沙汰しました。
このように間が空くときは、大体悩みの海に潜っているときです。潜っている最中はしんどいのですが、浮上してきたときには大きな糧があります。

それにしても暑い夏ですね!一昨日、電車で遠くにいく用があって、その夕方、帰宅ラッシュの時間の駅の暑さときたら、、、こんなことなら本当に、リモート一色の世の中でいいとすら思いました。自暴自棄になるほどの、暑さ。

今回の悩みは、私自身のことと、子どものことと、夫のことと。まあ、全部です。

ある日曜日の朝。例によって忙しくしておりました。しんどいなあ、しんどいなあと思いつつ、洗濯をして、風呂掃除をして、、、やれやれと一息ついたとき。食卓で、夫と子どもがホッとケーキを食べていたんです。二人だけで。私のは用意されていませんでした。

私は多分、人生ではじめて本当に、自分のためにキレました。

「私の分はないの?」

と。はじめてです。家族にこれ、言ったのは。本当に、はじめて。そういうはしたない、えげつないことは、言ってはいけないって思ってきましたから。

「どうしてうちの二人はそうなの?私、家族のためにいままで働いてきたじゃん。洗濯してお風呂掃除までしてきたじゃん。それなのにどうして食べるものもお皿もフォークもないの?」

あわてて夫が、これ食べていいよ、このホットケーキを取り分ければ、というアクションをとりましたが、そんなの手遅れに決まっています。

「もうやだ、こんなうち!」

私は盛大に居間の扉をバタンと閉めて、二階にあがってわあわあ泣きました。

やがて下の階から、子どもがわあわあ泣く声が聞こえてきました。

夫も泣きやがれ!というのが私の素直な気持ちです。

でも、泣きながら思ってました。どうしてこれが今まで言えなかったんだろう、と。

結局、私自身が、このメンバーを家族だと認めていないから、正直な気持ちを言えなかったんだということが、わかっていました。

だから、その日がうちの家族のはじまりです。かあさんだって、人間なんだよ。
食事を出すロボットじゃないんだよ。

いつまでも呼びにこないのでいい加減本当にお腹がすいて下に降りたら、今度は私の分のお皿とフォークとホットケーキがありました。

横でこどもが首の後ろを直角にしてうなだれています。

そして「ごめんなさい」といいました。

さらに「こんなうちきらい?」といいました。

「さっきみたいなうちはやだね。いまみたいのならいいよ。」とこたえました。

こどもはこれで、大丈夫です。

夫とはまだまだです。でもまあ、ものが言えるようになったということが、大きな進展なのかもしれません。

<続く>




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