March 2013

March 22, 2013

本日中野食べ放題サルサ開催です

桜が街に溢れております。予想より三週間も早いこの状況。よく見とけーよく見とけよーとつぶやきながらの街歩きです。

さて、毎週どんどん盛り上がっております中野カレーサルサ。今日もご参加表明を次々に頂戴しています。感謝感謝また感謝であります。

毎回、新人さん対象にビギナーズレッスンを行っています。今日もサルサ初体験の方からご予約をいただいておりますので、ベーシックステップからご紹介しますよ。気軽に始められる柔らかい雰囲気ですので、どうしよっかなーこうしよっかなーとモンモンされてる方にぜひ!おすすめします。レッスンは8時半から9時の開催です。

ご参加表明ページはこちら


そしてこちらは前回の模様。



水曜日の興奮冷めやらないワタシのような方もぜひご一緒しましょうね。

というわけで今晩もわいわいと参りまっしょ〜〜〜!




March 21, 2013

東京カフェ・サルサ第三弾:レポート

素晴らしい陽気に恵まれまして最高の盛り上がりとなりました昨日の東京カフェ・サルサです。
今回もみどりさんの手になる素晴らしい写真が輝く瞬間を記録にとどめてくれました。

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MUSICA Y ANTI-CAPITALISMO。めぐちゃん相変わらずかっこよいね。


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飛び込み参加のリエさんは元国際線・船の添乗員。


 
開会前、ラバンデリアのフジモトさんが、音楽・芸能関係者と政治・社会学関係者の交流不足こそが、そもそもこういったカフェ設置の動機になっているんだということをお話くださいました。 「学び×飲み×ダンス」企画はラバンデリアさんのコンセプトとよくマッチしておるのですね。

振り返れば長い道のりでした。飯田橋ポエトリー時代から何年がかりでここまでやってきたことでしょう。まずポエトリー&ラバンデリアを継続してくださったフジモトさん&サトウさん。ずっと通い続けてくださる皆さんには本当によく助けていただきました。

そもそもフジモトさん&サトウさんとワタシをつないでくださったのは、今はなき表参道のインテリジェント・イディオットという本屋さんの女主人であられました。ワタシのブログを見てメッセージをくださったのです。この書店はラス・チカスという由緒あるカフェのある建物の一角にありました。国際都市東京を凝縮したような場所でありました。 あのメールがなければ昨日の東京カフェ・サルサも存在しなかったのです。

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名物ラバネコとともに講義を拝聴。

さて、伊藤さんの集められた膨大な資料を前にしますと、ラテン音楽の持つ広がりというか奥行というか、その時空間の広大さの前に1時間15分はあまりに短すぎるということを改めて痛感せざるをえませんでした。またのご講義をお願いすることになりましょう。

面白いお話がいくつもありました。かわいくも切ないお話としてはたとえば、カリブ海の島々の原住民とその文化はほとんど絶滅したが「マラカス」は残っているということ。

ビゼー作曲のオペラ・カルメンの「ハバネラ」にはアフリカ⇔カリブ⇔ヨーロッパの三角貿易で伝わったアフリカのリズムが取り入れられていること。




同じヨーロッパ系統の音楽でありながら、グアヒーラはアフリカ色の強いキューバで人気が長続きせず、一方でヒバロ系音楽は白人の割合が高いプエルトリコで今も健在であること。 ヒバロ系音楽→プエルトリコ系サルサ音楽に引き継がれる物悲しいマイナーコードは、フラメンコで有名なスペイン・アンダルシア地方のギターのコードが影響していること。

パチャンガが当初キューバで登場した際、そのリズムはどちらかというとメレンゲのそれにそっくりであったこと。 パチャンガを代表する一曲:ジョー・キハーノの"La Pachanga se Baila Asi"(1962年発表のアルバム『La Pachanga Se Baila Asi』に収録)は「チャランガはバンド形態でパチャンガはダンスだよ」と説明する「教化ソング」だったということ。




Hay una discusion en el Barrio de como se baila pachanga. Hay una confusion en el barrio, que creen que charanga es pachanga. Una charanga es la orquesta que esta de moda y una pachanga es el baile que se baila ahora.

エル・バリオ(プエルトリコ系住民が多く暮らすNYのイーストハーレムのこと)ではどうやってパチャンガを躍るかが議論になっている。エル・バリオにはチャランガとパチャンガの混乱が起こっている。チャランガは流行のバンドの形態で、パチャンガは今踊られているダンスだ。


・・・などなど、トリビアの玉手箱です。

会終了後の飲み会では、パチャンガが流行した際は参加者がスカーフを振り上げて”Caballo!”(カバージョ!馬の意)と声をあげたことも教えていただきました。乗馬のときの ぱっかっ ぽっこっ という上下動のリズムは確かにパチャンガのリズムにそっくりです。しかもパチャンガダンスの練習で最初に行う膝の屈伸運動、あれがまさに乗馬のリズムそのままなのです。これには興奮しました。

パチャンガダンスは膝の屈伸に横滑りを組み合わせていきますが、その起源を突き止める上で考えられるルーツの可能性も示していただきました。このへんを次回ぜひとももっと突っ込んで伺って、伊藤さんとともに妄想をふくらませてみたいところです。

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講義を終えてようやく一息つく伊藤さんと参加者が道端で立ちビール。


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おかげさまで大変な賑わいとなりました。常連は道端でDJ JINからの究極の配信待ち。


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本×ミラーボール×魅力的な人々。この組み合わせの妙がラバンデリア。

お詫びもございます。その一.向かいのタコス屋が臨時休業してしまいました。二.伊藤さんから資料をもらいそこねました。ごめんなさい。

次回東京カフェ・サルサは4/29(月・祝)開催、日本ラテンバンドの代名詞:東京キューバンボーイズの二代目リーダー見砂和照氏をゲストにお迎えします。どうぞお楽しみに。



March 19, 2013

「東京カフェ・サルサ」明日開催です

桜がすばすば咲き進んでいきます。ちょっ、ちょっと待て!!!と手を振って止めたくなるほどに。朝の二分咲きから昼にはもう五分咲き近くまで破竹の勢い。

桜 001














そんな中いよいよ明日、東京カフェ・サルサ第三弾開催です。

今回は伊藤嘉章さんにサルサの根幹を成すパチャンガとヒバロ系音楽について教えていただきます。

持ち帰れる資料も作ってきてくださいます。これはもう、体の空いている方は絶対にお越しいただきたいと思います。この押し売りはワタシの趣味でも仕事でもなく、義務です。知ってる知らないが人生を左右することが確かにあるんです。

通常、ダンサー・ミュージシャン・文化研究者は分かれて活動しています。伊藤さんのように豊富な情報を持っている方が「となりに」いらしても、それを知ることなく時だけが過ぎてゆくなど実にもったいない。

パチャンガに関しては皆さん、「聞いたことはある」「言われればわかる」という感じだと思います。歌の中に歌詞としてよく登場しますし、ワタシもレッスンやこのブログでよく言っております。

一方でヒバロ系音楽という言葉はほとんどの方がはじめて耳にするのではないでしょうか。ワタシも伊藤さんの講義を聞くまで恥ずかしながら全く知りませんでした。

そこで、ヒバロ系音楽の予習記事を東京カフェ・サルサのページにあげましたのでぜひご一読ください。

こちらのページではご参加表明をお待ちしています。
「どーにも心理的にプレッシャーになる」というお声があることを重々承知しておりまして、かくいうワタシもまったく同意見なので恐縮です。

一方で「友人が来るからワタシも行こう」という気持ちになるのもまた事実なのでえいやっと気持ちを奮い立たせて作らせてもらっています。どうかご理解ください。

驚いたことに、昨今つきあいが深くなる一方であるペルー人の皆様の中には、フェイスブックからイベントのお誘いが来ると行く・行かないに関係なく「参加する」を押す方がけっこういるようなのです。

山の賑わいを演出するということなのか、それともそれさえもあんまり考えないのか。もちろん行った行かないでのちのち面倒が起こることもないようです。

「参加する」を押してもし当日行けなくなったら申し訳ない、と考える日本人とはまさに文化が違う!!と大いに驚いたことでした。

異文化って面白いですね。

明日の会終了後は花見でもしながら飲める方は飲みましょう。ご来場、お待ちしておりますね!








March 17, 2013

この頃の活動

ご無沙汰すぎです。かといって必ずしもごろごろしているわけでもございません。

昨今はこんな活動をしております。


BlogPaint













そうです。横浜サルサコンテストの季節が近づいてきたのでございます。こちらが本年のチーム

カラクリ一座

でございます。

フル装備フルメイク。この気合いの入った頬骨を見てくれ!タンスをひっくり返し化粧箱をひっかかえ、ごついトランクに重い三脚までしょってのスタジオ入り。そして着いたら着いたで「上見て」「下見て」「笑って」「引き締めて」「もっと右」「もっと前」をローテーションしながらカメラの前と後ろを何十往復。

まあこんなことをやっているからブログの一つも書けないのでございます。


練習はメンバーの胴回りをぎゅうぎゅう絞るところからスタートしております。昨日は逆立ちしてもらいました。今度は何してもらおうかな♪

曲はマチートのこちらに決定しました!





いいでしょいいでしょいいでしょーーーームーチョムーチョ豊かでしょーーーーー 
今この曲にラブラブの無我夢中であります。

そんな中クンビア研究をしたり、4月の東京カフェ・サルサの手回しでちょっとすごいことになっておりましたりね。このへんのお話は早く書きたいのざます。

さて今日二回目になるOn1サルサ初中級、今回はこんなルーティーンからスタートしています。





そう!ジローさん半年ぶりの復活なのです。よかったーーー(涙)


バチャータもオサレなのを作っておりましてね。春っていいですね!何やっても楽しくて。

そうそう、On2ビギナーズサルサはすごく賑やかでした。みんな楽しかったって言ってくれて嬉しかったですよ。

賑やかだとそれだけでも楽しいのですよね。だからみんな、張り切って踊りにきてね!おいらもがんばるからサ。

それではOn1の方は後ほど!今日もルーティーン充実させていきまっせぃ。




March 13, 2013

本日はレッスンを予定通り開催いたします

雨と風の予報を調べました。

東京の雨の降りだしは夜かなり遅く、レッスン終了時の21:00にはまだ振らない見込みです。

風は18時くらいまで強いのですが、その後は幾分おさまる模様です。

つきましては本日のOn1オールレベルソロレッスンは予定通り、19:30-21:00に開催いたします。

講師は列車遅延に備えレッスン開始一時間前に新宿入りいたしますので皆様をお待たせすることはございません。

万が一利用の列車が完全運休になった場合、本ブログおよびレッスンご参加希望のメールをくださった方にその旨お伝えします。

皆様どうぞお気を付けてご来場ください。充実のプログラムをご用意してお待ちしております。







salsaconsul at 13:25|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

March 12, 2013

震災三年目に寄せて

赤坂ナイトクラブ

















不況・津波・原発に試された二年でした。
日本人の心境に大きな変化がありました。たくましくなったのではないでしょうか。思いを行動に移すようにもなりました。

震災デイであった昨日、赤坂にあったナイトクラブ・ニューラテンクオーターに関する本を二冊読みました。

ラテンクオーターはニューヨークに現存するクラブの店名でもあり、当地で水曜夜のイベント欄にLQと表示されています。語源は学生街で文化活動が盛んなことから「芸術の街」の代名詞となっているパリのカルチエ・ラタンの英訳です。

赤坂ニューラテンクオーター(上述のニューヨークのクラブとは無関係)には世界から一流のエンターテイナーと財界芸能界政界球界に角界、なんと皇族からも人が集ったとか。

ホテルニュージャパンの火災をきっかけに経営が傾き、乃木坂に店名を変えて移転し、現在はもう存在しません。しかし読んだところ、経営難は火災だけが直接の原因ではありません。

ナイトクラブが存続しえなくなった最大の理由は、数百人を対象にして顔と息遣いの見える音楽をやるよりも、数万人を集めてスタジアムでやるほうがずっとお金になるからでした。良質の環境で良質の音楽を提供しようとしても、時代がそれを許さないのでした。

サンフランシスコのフィルモアでも赤坂のニューラテンクオーターでも全く同じことが起こりました。世界中のナイトクラブでおそらく同じことが同時期に起こっていたことでしょう。ロックの商業化が音楽のあり方を根本的に変えてしまったのです。

聴いていて心洗われるような、高貴で澄んだ気持ちになるような曲を、あるいはそういう曲のきける環境を、持っていますか。確かな演奏を聴かされて思わずうなり声が出る。そんな音楽の聞き方はもうできないのでしょうか。音楽にはよい聞き手がどうしても必要なのです。

『赤坂ナイトクラブの光と影』諸岡寛司著/2003.2講談社 あとがきから抜粋します。

「ニューラテン」を愛した紳士たちは、最近のリーダー層や中堅どころに比べて考えると、皆が皆、素晴らしいパワーと躍動感の持ち主であったように思う。それはまた、この時代全体を覆う社会的エネルギーであったと思う。なぜなのだろうか。この著作にもいみじくもヒントがあるのだが、荒涼たる焼け野原から世界トップに登りつめることのできたエネルギーは、すべての日本国民が、それぞれの立場で戦争を体験した中で抱くこととなった、それぞれの「死生観」が基にあったことによるのではないのだろうか。戦地に赴いて戦火にまみえた人も、銃後にあって無差別爆撃に曝された人も、生と死の堺を共通して体験した。そして、戦地で戦友を失った人は、「一度死んだ身だ。あとは、あの戦友の分まで頑張ろう」と、また、空襲にあったり十分な栄養や医療が得られなくて、父母や子や兄弟姉妹を亡くした人は、「亡くなった肉親に喜んでもらえるように、立派に生きよう。子供を立派に育てよう」などと、人真似ではない、それぞれの体験から得られたそれぞれの死生観に根づいたそれぞれの確乎たる人生観こそ、戦後日本の復興から高度成長までのエネルギーとなったのではないか。だから、誰もが強い好奇心、吸収力、評価眼などを持っていた。社会の先端に見えてくるものを見出すのは、当時は大人であって子供や若者ではなかった。 
                    初代内閣広報官 宮脇磊介


今現在の私たちに力をくれる言葉だと思います。皆様はこの二年、どのように生きてこられましたか。どのように生きていかれますか。お話しくださいね。

今晩はOn2初中級レッスン新シリーズをスタートします。それではお会いできる方は後ほど。




March 07, 2013

前回画像:明日中野食べ放題サルサ開催です

皆様のおかげでここまで賑やかなパーティーに成長しました。本当にありがとうございます。

ヒゴさんが参加者の好みの音楽を調達する心意気は大変なものです。

明日はWBCがありますが、大盛況の中野から帰って気持ちよく収録ビデオを見たいと思っています。

特に女性!!女性、女性、女性の皆様!!!

腕のたつ紳士が毎回訪れてくださっています。

ぜひ、ぜひ、ぜひぜひぜひお運びください。

はじめての方には基礎を伝授差し上げますので、すぐにこの回からペアダンスが楽しめます。

皆様のご来場を心からお待ち申し上げます!

ご案内はこちらから!ご参加表明をお寄せいただきましたら大変嬉しいです。








March 06, 2013

ここはどこでしょう?

ご無沙汰しております。こちょこちょ調べ物をしているうちに春になってしまいました。

今日はこんな写真を見つけましたよ。どこだと思いますか?

赤坂ラテンクオーター











ニューヨーク?マイアミ?ロサンゼルス?

答えはこの記事の最後に。

ベネズエラのチャベス大統領が亡くなってしまいました。


カストロ元議長と並んで中南米を代表する顔であった方でした。中南米の政治情勢、今後要チェックです。

今日はOn2オールレベルソロレッスンの開催日です。

使う曲はこちら。




セサリア・エボラはカーボベルデ国の歌手。舌噛みそうなこの国はアフリカ西部に位置する島国です。「ポルトガル語でうたわれるアフリカよりのラテンミュージック」といった味わい。なごみます。

さあ今日もお腹回りをぎゅいぎゅい絞りましょう。


答え:東京



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