November 2012
November 30, 2012
スペイン風「ただのおしゃべり」の伝統
いやー寒い寒い寒いざます。いただきもののキューバコーヒーをカフェオレにしてレーズンをつまんでおります。こういうことでもないとこの季節はのりきれん。
こないだの自分のブログを読んで「なんでこんなに元気がないんじゃ」と愕然。オイラは自分の体調をブログで診るのだ。今はどう考えても仕事の量にやられている。実は一番大変なのが「打ち合わせ」で、これがわちゃわちゃしてる間にエネルギーレベルがみるみる低下してしまう。イベントってやつはたとえ大道具を運ぶわけでなくったって「人間」という重いエネルギーを動かす大仕事なのである。
しかも眠れない。疲れているのに夜中にきんきんと目が冴え頭の中を言語が飛び交うのはつらい。耐えかねて鍼にいった。
鍼は、皆さんいかれたことあります?効果はてきめんで、眠れないからうってもらったらふとんから動けなくなってしまった。
やわらかく効かせる先生もあれば毒をもって毒を制す勢いで一気に効かせる先生もある。今回の先生は明らかに後者。肉食系鍼師なのである。
さて、今日は中野の食べ放題サルサの日です。冷え込んだ今日みたいな日にあたたかいカレーの食べ放題はありがたい。あの湯気のたったナンを想像するとおなかからホカホカしてくる。
中野サルサはDJのヒゴちゃんの行きつけをサルサパーティー会場にしたいってところからスタートしたんだけれども、もともと入門の方向け企画だったのを11月になってベテラン向けに方向転換してから一気に面白くなった。ベテランというのはダンスだけじゃなくて、サルサパーティーに伴う前後関係・・・新しく出会った方との関係とか、誘ったり誘われたり楽しんだり、そういったこと全体に対して慣れているということ。日本でパーティーといったら名刺交換会になるか(少しも楽しくはない)/わかってるもの同士酒を飲み倒すか(先にぐだぐだになったもの勝ち)/音楽にのせて揺れてときおり「ひゅー」というか(確かに楽しいのだけど一種の寂しさもつきまとう)になるのだけど、サルサパーティーはそのいずれとも違う。会話できてお酒の適量がわかってダンスもできないと、つまり「社交」ができないとどうにもならない。
一般に会話下手な日本でそういう場を成立させるにはベテランの力がどうしたって欠かせない。はじめは戸惑っても、二回三回と経験するうちにみんな慣れてくる。しかし場を引っ張ってくれるベテランがいなければどこにどう慣れたらいいのかがわからない。文化は先達がいてはじめて熟してくるものなんだね。
おしゃべりする楽しさをうまいこと表現する言葉がないのかと常々考えてたんだけど、ようやく最近ぴったりのが見つかったよ。スペインの「タパス(小皿料理をつまみながら立ち飲みでワインを楽しむ文化)」がど真ん中だね。『ギネス・パルトロウのスペイン・オン・ザ・ロード」って番組で、人気レストラン「エル・ブジ」の姉妹店にあたる店の店主が言っていた。タパスは単なる食べ方を指すのではない、生き方を表すものなんだって。本当にそのとおりだと思うよ。友人を訪ねて身軽に転々とする、小皿だから安価ですむしはしごもしやすい、立ち飲みだから新しい知り合いができればテーブルも変えられる。おしゃべり自体がストレス解消でエンターテイメントなんだね。その内容だって、身近でありながらちょっと目新しいものがいい。グチや悪口はありえない。ワタシは悪口はやだけど噂話と裏話は大好きだ。「噂になってる」ってのは褒め言葉だからね。
タパスっていうのは「毎日を愉快にすごす心意気」を指すんだろうと思うよ。そして友人とともに生きていくことが人生だということを。会社と自宅と連休の旅行。そりゃ楽しいと思うよ。だけど申し分ないとはいえないな。今日一日をリセットして友人とすごす時間がそこに加わったらどれほどいいだろう。一朝一夕にできる文化じゃない。育てないと。
今日の会場入りはいつもより遅れる予定だ。会の真っ最中に爆睡に陥らないようにがんばらなくちゃいけないようだ。そうだ、今日はこないだZAZOUで写真を撮ってくれたみどりちゃんが勢いにのって撮影に入ってくれるとのこと。みんなの自然な表情を今日もおさめさせていただくことになる。もちろん困る方は遠慮なく申し出てください。それでは今晩も腹いっぱいあったまりましょう。
こないだの自分のブログを読んで「なんでこんなに元気がないんじゃ」と愕然。オイラは自分の体調をブログで診るのだ。今はどう考えても仕事の量にやられている。実は一番大変なのが「打ち合わせ」で、これがわちゃわちゃしてる間にエネルギーレベルがみるみる低下してしまう。イベントってやつはたとえ大道具を運ぶわけでなくったって「人間」という重いエネルギーを動かす大仕事なのである。
しかも眠れない。疲れているのに夜中にきんきんと目が冴え頭の中を言語が飛び交うのはつらい。耐えかねて鍼にいった。
鍼は、皆さんいかれたことあります?効果はてきめんで、眠れないからうってもらったらふとんから動けなくなってしまった。
やわらかく効かせる先生もあれば毒をもって毒を制す勢いで一気に効かせる先生もある。今回の先生は明らかに後者。肉食系鍼師なのである。
さて、今日は中野の食べ放題サルサの日です。冷え込んだ今日みたいな日にあたたかいカレーの食べ放題はありがたい。あの湯気のたったナンを想像するとおなかからホカホカしてくる。
中野サルサはDJのヒゴちゃんの行きつけをサルサパーティー会場にしたいってところからスタートしたんだけれども、もともと入門の方向け企画だったのを11月になってベテラン向けに方向転換してから一気に面白くなった。ベテランというのはダンスだけじゃなくて、サルサパーティーに伴う前後関係・・・新しく出会った方との関係とか、誘ったり誘われたり楽しんだり、そういったこと全体に対して慣れているということ。日本でパーティーといったら名刺交換会になるか(少しも楽しくはない)/わかってるもの同士酒を飲み倒すか(先にぐだぐだになったもの勝ち)/音楽にのせて揺れてときおり「ひゅー」というか(確かに楽しいのだけど一種の寂しさもつきまとう)になるのだけど、サルサパーティーはそのいずれとも違う。会話できてお酒の適量がわかってダンスもできないと、つまり「社交」ができないとどうにもならない。
一般に会話下手な日本でそういう場を成立させるにはベテランの力がどうしたって欠かせない。はじめは戸惑っても、二回三回と経験するうちにみんな慣れてくる。しかし場を引っ張ってくれるベテランがいなければどこにどう慣れたらいいのかがわからない。文化は先達がいてはじめて熟してくるものなんだね。
おしゃべりする楽しさをうまいこと表現する言葉がないのかと常々考えてたんだけど、ようやく最近ぴったりのが見つかったよ。スペインの「タパス(小皿料理をつまみながら立ち飲みでワインを楽しむ文化)」がど真ん中だね。『ギネス・パルトロウのスペイン・オン・ザ・ロード」って番組で、人気レストラン「エル・ブジ」の姉妹店にあたる店の店主が言っていた。タパスは単なる食べ方を指すのではない、生き方を表すものなんだって。本当にそのとおりだと思うよ。友人を訪ねて身軽に転々とする、小皿だから安価ですむしはしごもしやすい、立ち飲みだから新しい知り合いができればテーブルも変えられる。おしゃべり自体がストレス解消でエンターテイメントなんだね。その内容だって、身近でありながらちょっと目新しいものがいい。グチや悪口はありえない。ワタシは悪口はやだけど噂話と裏話は大好きだ。「噂になってる」ってのは褒め言葉だからね。
タパスっていうのは「毎日を愉快にすごす心意気」を指すんだろうと思うよ。そして友人とともに生きていくことが人生だということを。会社と自宅と連休の旅行。そりゃ楽しいと思うよ。だけど申し分ないとはいえないな。今日一日をリセットして友人とすごす時間がそこに加わったらどれほどいいだろう。一朝一夕にできる文化じゃない。育てないと。
今日の会場入りはいつもより遅れる予定だ。会の真っ最中に爆睡に陥らないようにがんばらなくちゃいけないようだ。そうだ、今日はこないだZAZOUで写真を撮ってくれたみどりちゃんが勢いにのって撮影に入ってくれるとのこと。みんなの自然な表情を今日もおさめさせていただくことになる。もちろん困る方は遠慮なく申し出てください。それでは今晩も腹いっぱいあったまりましょう。
November 28, 2012
チョコレートとパフェとシェークと
こういう年末になるとは夢にも思ってなかったよとうろたえている間にすっかり寒くなってしまったな。
12月はエムズプロジェクトのお立ち台サルサでパフォーマンス、続けてクリスマスパーティープロデュース、さらに高座渋谷でペルー系の人々の忘年会にバチャータのパフォーマンスまで出すことになってしまった。中野のサルサも大騒ぎだ。
少し前までは「12月はクリスマスパーティーくらいちゃんとやろう」くらいの心づもりだったのに、なぜか淡々とした生活をしようとしてもそうならないんだよなー。
パフォーマンスは身体が、イベントは心が、消耗する。ブログも書くし映像も編集するしフェイスブックも手放せない。レッスンを半分に削ったのも束の間、あっという間に忙しくなってしまった。いったいなんなんだ。
最近は「人に喜ばれてるかどうか」をすごく慎重に考える。どういうときに人は喜ぶのかということに繊細でありたい。
レッスンに関していえば「やったことがある」じゃなくて「自力でできる」ということが嬉しいと思う。いつかできるかもしれないじゃなくて、今日これができるようになったと感じてもらいたいと思ってレッスンをする。
一方で絶対に時間かけないといけないこともある。スピンとか、柔軟とか、筋力アップとか。そういうことからも逃げたくない。自分も生徒さんも励まして鼓舞する。そういうことも大切だと思う。
イベントはいい場所でいい音楽でいい食事で値段が適正か考え抜く。
できないと、悔しい。自分を責めたくなることもある。そういうときは甘いものを食べて、元気を出す!半ベソでチョクコロを食べたり。
うまくいったときは本当に嬉しい。そういうときも甘いものを食べてご褒美にする!ファミレスでパフェ食べたり。
今晩は新宿ラバンデリアでビギナーズ練習会。新人さんがいらっしゃる。ハンマーロックとソンブレロを両方片付けてしまおうかな。ラバンデリアでは黒ゴマ入りのバナナシェークをいつも頼む。本格的なのに300円、日本一安くてハイクオリティなのだ。カフェだから難度バーリバリにはしません。ちょっと練習したいなーという方ぜひいらしてね。
ダンスとパーティーはあたたかく幸せに生きていくうえで絶対に必要なものだから、練習が楽しい、センセイや仲間に会えるのが嬉しい・・・そう感じてもらえるように、どんなに忙しくてもしんどくても笑顔でいたいと日々思う。
さて、こちらは前回の中野サルサの模様です。サルサがはじめてという女性もかなり長く踊ってる女性もたくさん来てくれた会で、ご覧のとおり踊りなれた男性が次々に女性たちを躍らせてくれたおかげですごく盛り上がったのでした。今年はあと二回で、その一回があさって30日金曜日です。模索の時期が随分続いたけれど、新人さんが遠慮なく「そこにいていい」と感じられるパーティーとしてようやく離陸しつつあるかなという予感があります。どうぞご覧になってくだされ。
12月はエムズプロジェクトのお立ち台サルサでパフォーマンス、続けてクリスマスパーティープロデュース、さらに高座渋谷でペルー系の人々の忘年会にバチャータのパフォーマンスまで出すことになってしまった。中野のサルサも大騒ぎだ。
少し前までは「12月はクリスマスパーティーくらいちゃんとやろう」くらいの心づもりだったのに、なぜか淡々とした生活をしようとしてもそうならないんだよなー。
パフォーマンスは身体が、イベントは心が、消耗する。ブログも書くし映像も編集するしフェイスブックも手放せない。レッスンを半分に削ったのも束の間、あっという間に忙しくなってしまった。いったいなんなんだ。
最近は「人に喜ばれてるかどうか」をすごく慎重に考える。どういうときに人は喜ぶのかということに繊細でありたい。
レッスンに関していえば「やったことがある」じゃなくて「自力でできる」ということが嬉しいと思う。いつかできるかもしれないじゃなくて、今日これができるようになったと感じてもらいたいと思ってレッスンをする。
一方で絶対に時間かけないといけないこともある。スピンとか、柔軟とか、筋力アップとか。そういうことからも逃げたくない。自分も生徒さんも励まして鼓舞する。そういうことも大切だと思う。
イベントはいい場所でいい音楽でいい食事で値段が適正か考え抜く。
できないと、悔しい。自分を責めたくなることもある。そういうときは甘いものを食べて、元気を出す!半ベソでチョクコロを食べたり。
うまくいったときは本当に嬉しい。そういうときも甘いものを食べてご褒美にする!ファミレスでパフェ食べたり。
今晩は新宿ラバンデリアでビギナーズ練習会。新人さんがいらっしゃる。ハンマーロックとソンブレロを両方片付けてしまおうかな。ラバンデリアでは黒ゴマ入りのバナナシェークをいつも頼む。本格的なのに300円、日本一安くてハイクオリティなのだ。カフェだから難度バーリバリにはしません。ちょっと練習したいなーという方ぜひいらしてね。
ダンスとパーティーはあたたかく幸せに生きていくうえで絶対に必要なものだから、練習が楽しい、センセイや仲間に会えるのが嬉しい・・・そう感じてもらえるように、どんなに忙しくてもしんどくても笑顔でいたいと日々思う。
さて、こちらは前回の中野サルサの模様です。サルサがはじめてという女性もかなり長く踊ってる女性もたくさん来てくれた会で、ご覧のとおり踊りなれた男性が次々に女性たちを躍らせてくれたおかげですごく盛り上がったのでした。今年はあと二回で、その一回があさって30日金曜日です。模索の時期が随分続いたけれど、新人さんが遠慮なく「そこにいていい」と感じられるパーティーとしてようやく離陸しつつあるかなという予感があります。どうぞご覧になってくだされ。
November 25, 2012
2012年11月24日(土)LATIN LOUNGE@市川ZAZOUフォトレポート
ZAZOU伝説は終わっていなかった。
中央線総武線沿線からサルサダンサーが大挙集結。
セクシー&フレンドリー。ファッション、選曲、料理、酒・・・
ザ・パーティーの名にふさわしい舞台が再び誕生しました。
カメラマンMidoriの手腕が冴え渡ります。
ドラマチックな写真群。全て紹介したいのですが今回はダイジェスト版で。
可憐な足元はYOKO。
今回のテーマは「帽子」。
ファッションリーダーKOZと
一心不乱に仕事するDJ HIGO。
ベストドレッサーはこの二人。
美しい髪と肌を生かしたTOMOKOと
キャラをたてまくって勝ったMOTO。
旧友RUMIとDAISUKE。パーティーはこれがあるからいい。
最高潮の瞬間。この風景が見たかった!!
今回の写真は来年に続くカフェ・サルサ企画のイメージフォトとして
長く活用させていただく予定です。
モデルの皆様に心から御礼申し上げます。
今後本ブログでもフェイスブックでも引き続き感動のシーンをご紹介していきます。
ドレスアップしてくれてありがとう。
帽子をありがとう。
今回は教室外のゲストがおおよそ半分を占めました。
すごいことです。誇りに思います。
ご参加本当にありがとうございました。
またやりましょう。絶対やりましょう。
会終了直前DJとカメラマンに寄せられた絶大な声援。
DJ HIGOのレポートと選曲リストはこちら
All photos by Midori
写真の無断転用を禁じます。
November 17, 2012
November 16, 2012
草食系ヒーロー
ギャレス・マローンという人をご存知でしょうか。はじめて聞いた方はちょっとこちらをご覧ください。
イギリスの合唱団指揮者。若くて有能、行動の人です。少々不眠の気のあるワタシはとある夜中に偶然この人のドキュメンタリーを見て以来、何か「ファンになった」という言葉では言い尽くせないような、うーん・・・共感とも驚愕ともつかない感情にとらわれています。
ギャレスさんは「コミュニティ合唱団」という、ある特定の地域・あるいは何かの背景を共有している人々を対象にゼロから合唱団を立ち上げ、これまで全く歌った経験のない人々をステージにあげる活動をしています。 殺伐としたもの寂しげな街を駆け回ってメンバーを募るところからストーリーは始まります。サウス・オキシーは周辺の住民から「貧しいところ・怖いところ」というレッテルを貼られている場所ですが、彼はそれをものともせず通りすがりの人々に声をかけ、警察や小学校に出かけていってメンバーを募ります。若い男性を集めるためにボクシングジムのリーダーに協力を求め彼らを週末のパブで歌わせてしまいます。歌なんか歌えそうもない環境で歌になんて興味がなかった連中に歌わせてしまう。そしてかれらがそれを喜んでいるのです。
彼は障害のある子供のところにも乗り込んでいきます。老人達のコミュニティにも入っていきます。イレズミの入ったギャルも鼻ピアスのにいちゃんも参加します。彼らがいっしょくたになって大聖堂で難曲を歌い上げるわけです。「これが人生最後の歌になっても悔いはない」と老人がいいます。人々の顔が自信と誇りでみるみる輝いていく様子がはっきりと映し出されています。
ここで我々が考えなくてはいけないのは彼らの背景です。明日が今日よりもよい日になると思える人間は幸せですが、彼らはそうではなかった。しかし合唱のおかげで彼らは今晩の練習が楽しみになり明日が楽しみになり発表が楽しみになりこの街が好きになる。ギャレス・マローンという突出した才能がそれを可能にしているという圧倒的な現実があります。
なぜ彼にはそれができるのかというと、まず音楽に対する深い理解というベースが絶対に欠かせないわけですが、それに加えて不可欠な才能が「分け隔てのなさ」です。彼は相手がどんな年齢であっても職業であっても外見であってもなんであってもどんな人でも、まったく自分というものを飾ったり守ったりすることなくその懐に入っていけるものすごい才能を持っているようなのです。
彼自身はひょろひょろの典型的草食男子ですが、合唱のためならボクサーとも対等に渡り合います。「お人柄」のレベルではありません。一見自分と正反対の価値観を持ったコミュ二ティに協力を求めに飛び込んでいく。彼は紛れもなく現代の新しいヒーロー像を体現した人です。
彼を知ってから「殻を壊す」という言葉の意味を改めて考えるようになりました。松田優作は演技の壁を越えられない後輩を前触れなしに殴りつけ、驚愕した相手に「その顔だよ、その顔を覚えておけよ」と言ったそうです。ワタシは今、ちょうどそんな状態でいるところです。今晩は驚愕の顔で中央線に乗ることになりそうです。
イギリスの合唱団指揮者。若くて有能、行動の人です。少々不眠の気のあるワタシはとある夜中に偶然この人のドキュメンタリーを見て以来、何か「ファンになった」という言葉では言い尽くせないような、うーん・・・共感とも驚愕ともつかない感情にとらわれています。
ギャレスさんは「コミュニティ合唱団」という、ある特定の地域・あるいは何かの背景を共有している人々を対象にゼロから合唱団を立ち上げ、これまで全く歌った経験のない人々をステージにあげる活動をしています。 殺伐としたもの寂しげな街を駆け回ってメンバーを募るところからストーリーは始まります。サウス・オキシーは周辺の住民から「貧しいところ・怖いところ」というレッテルを貼られている場所ですが、彼はそれをものともせず通りすがりの人々に声をかけ、警察や小学校に出かけていってメンバーを募ります。若い男性を集めるためにボクシングジムのリーダーに協力を求め彼らを週末のパブで歌わせてしまいます。歌なんか歌えそうもない環境で歌になんて興味がなかった連中に歌わせてしまう。そしてかれらがそれを喜んでいるのです。
彼は障害のある子供のところにも乗り込んでいきます。老人達のコミュニティにも入っていきます。イレズミの入ったギャルも鼻ピアスのにいちゃんも参加します。彼らがいっしょくたになって大聖堂で難曲を歌い上げるわけです。「これが人生最後の歌になっても悔いはない」と老人がいいます。人々の顔が自信と誇りでみるみる輝いていく様子がはっきりと映し出されています。
ここで我々が考えなくてはいけないのは彼らの背景です。明日が今日よりもよい日になると思える人間は幸せですが、彼らはそうではなかった。しかし合唱のおかげで彼らは今晩の練習が楽しみになり明日が楽しみになり発表が楽しみになりこの街が好きになる。ギャレス・マローンという突出した才能がそれを可能にしているという圧倒的な現実があります。
なぜ彼にはそれができるのかというと、まず音楽に対する深い理解というベースが絶対に欠かせないわけですが、それに加えて不可欠な才能が「分け隔てのなさ」です。彼は相手がどんな年齢であっても職業であっても外見であってもなんであってもどんな人でも、まったく自分というものを飾ったり守ったりすることなくその懐に入っていけるものすごい才能を持っているようなのです。
彼自身はひょろひょろの典型的草食男子ですが、合唱のためならボクサーとも対等に渡り合います。「お人柄」のレベルではありません。一見自分と正反対の価値観を持ったコミュ二ティに協力を求めに飛び込んでいく。彼は紛れもなく現代の新しいヒーロー像を体現した人です。
彼を知ってから「殻を壊す」という言葉の意味を改めて考えるようになりました。松田優作は演技の壁を越えられない後輩を前触れなしに殴りつけ、驚愕した相手に「その顔だよ、その顔を覚えておけよ」と言ったそうです。ワタシは今、ちょうどそんな状態でいるところです。今晩は驚愕の顔で中央線に乗ることになりそうです。
November 11, 2012
On1受講者へのメッセージ
すっかり秋色に染まった東京の街。いかがおすごしですか。
この季節に入ると一度は風邪の洗礼を受けなくてはいけませんね。ワタシもやりました。いきなりズーンと頭が締め付けられるように重くなって。幸い風邪薬を飲んで二日くらいでよくなりましたが、レッスンがあるときにこれが起こるとまったくもってひやりとします。
今日はOn1のシリーズ最終回を開催します。今日はスピンを丁寧に。それからバチャータを使って体幹を鍛えて。これまでのルーティーンを連続させて姿勢を整えて優雅に踊る。もちろんスタイリングとスタンドスティルもしっかりと。参加者の「上達したい気持ち」にこたえられるきれいなスタジオに集うことが本当に楽しい。出かけるときのワクワク感を感じることができてワタシもとても嬉しいのです。シューズとタオルとドリンクと、ってそろえていくときがいいんですよね。
踊るための身体作りがとても大切なのですが、筋トレみたいにすると皆さんの心がなえてしまうので「いつのまにか」感を出す方法をいつも考えています。今日はどんなことをやらされてしまうのか楽しみにしててください。
次のシリーズ日程は2012年11/25、12/9、2013年1/6、各日曜日15-17時の開催です。早割300有効期限は本日11/11(日)24:00です。受講希望の方はお申し込みをお忘れなく&割引を使ってください。
昨日JIL ENTERTAINMENT GALLERYの公演を見てきました。今シーズンもっとも話題をさらったダンスカンパニー。その内容と感想、そしてサルサを愛するワタシたちにできること。そんな話をレッスン後にしましょう。
それではご参加の方、もうすぐお会いしましょう!気高く優しく美しく!
この季節に入ると一度は風邪の洗礼を受けなくてはいけませんね。ワタシもやりました。いきなりズーンと頭が締め付けられるように重くなって。幸い風邪薬を飲んで二日くらいでよくなりましたが、レッスンがあるときにこれが起こるとまったくもってひやりとします。
今日はOn1のシリーズ最終回を開催します。今日はスピンを丁寧に。それからバチャータを使って体幹を鍛えて。これまでのルーティーンを連続させて姿勢を整えて優雅に踊る。もちろんスタイリングとスタンドスティルもしっかりと。参加者の「上達したい気持ち」にこたえられるきれいなスタジオに集うことが本当に楽しい。出かけるときのワクワク感を感じることができてワタシもとても嬉しいのです。シューズとタオルとドリンクと、ってそろえていくときがいいんですよね。
踊るための身体作りがとても大切なのですが、筋トレみたいにすると皆さんの心がなえてしまうので「いつのまにか」感を出す方法をいつも考えています。今日はどんなことをやらされてしまうのか楽しみにしててください。
次のシリーズ日程は2012年11/25、12/9、2013年1/6、各日曜日15-17時の開催です。早割300有効期限は本日11/11(日)24:00です。受講希望の方はお申し込みをお忘れなく&割引を使ってください。
昨日JIL ENTERTAINMENT GALLERYの公演を見てきました。今シーズンもっとも話題をさらったダンスカンパニー。その内容と感想、そしてサルサを愛するワタシたちにできること。そんな話をレッスン後にしましょう。
それではご参加の方、もうすぐお会いしましょう!気高く優しく美しく!
November 08, 2012
在日ペルー人達と「思い出作り」
昨晩ちょっと印象深い出来事がありましてね。
ワタシが高座渋谷というところで在日ペルアーノ&ペルアーナ達にサルサを教えてるっていうことはここで一回チラリと掲載したことがありました。
リーダー格のジェニーがものすごくダンスを愛する人で、新宿でワタシと出会ったのを機に「うちに教えにきて!」と熱望されたのです。嬉しかったのもつかの間、いざはじめてみるとそれが大変というよりやや「過酷」にあたることがわかってきました。
まずとにかく遠い。行きはともかく帰りの電車がつながらない。待って待って二回乗り換えて家にたどり着くという感じです。
次に明るいカフェの類が全然ない真っ暗な道を駅から15分も歩いていかなければいけないこと。田んぼの中を国道がごおおおお、みたいな道です。はじめた時期が酷暑だったこともあって蚊にぶんぶん攻められるわ、うわあこれって大丈夫なのか?!と何度自問自答したことか。
さらに、リーダーのジェニーと妹分のサンドラはすごく熱心なんだけれども、そのほかのメンバーがどうも腰がひけていて、ジェニーが一生懸命やろうよがんばろうよと説得に説得を重ねてようやく遅刻してのそおおっとやってくるような感じ。タフネスが自慢のワタシも徐々に心理的な疲れを感じるようになってきた頃に。
メンバーの一人が失業。
サンドラが盲腸。
これでもともと少ないメンバーががっくり減ってしまい、もはやこれまでと思ったのですね。
もともとこのメンバー数ではすぐにたちゆかなくなるとわかっていたものですから、団地の住人しか参加できない施設ではなくて少なくとも公の場に引っ張っていかないといけないとは思っていました。
ワタシの発想は「人の目に触れる明るい環境」というところにいくので、歩いて見つけたガラス張りのカフェにこの話を持ち込んでみました。
そうしたら店主は、建物の貸主が許さないだろうからうちはダメということだったのですが、駅前に市の施設がある、と教えてくれました。
見学に行ったら目の覚めるようなスタジオが。説明をきいて書類を作って申請して、おおよそ一ヶ月かかってようやく許可がおりたのです。公の施設ですからワタシの申請はできません。彼らが同好会として申請する必要があります。しかし彼らは小難しい書類なんか読めませんし作れませんから、フォーマットは作ってあげる必要があります。許可がおりたと聞いたときは本当に嬉しかったですね。
彼らとてこの施設があることは知っていたのですが、申請が必要というところで「ムリ」とあきらめてしまっていたようです。
きれいなスタジオが使えるということになるとがぜん会のムードが変わってきました。様子を見にはきたけれど参加しなかったような人たちが練習に加わるようになってきたのです。
さらに日系の高校生(ムイ・ボニートです)が「流行りのバチャータをやってほしい」と言い出して。なんだか彼らもようやくやる気になってきました。
そもそもペルー人は、中でもアジア人に近い顔立ちの方ほどすごくシャイです。日本人よりもはるかにシャイでそう簡単には本心は明かさないかもしれません。読者の皆様にも経験のある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
初対面の人と仲良くなるのは比較的得意なワタシも、彼らの心を開くにはものすごく時間がかかりました。最初は挨拶しても目をあわせてくれなかったりして。とても用心されていたんですね。
変わったのはサンドラの盲腸のときに入院が長引いて、その理由がわからず彼らが病院に対して疑心暗鬼になっていたときにお見舞いにいってからです。それから笑顔を見せてくれるようになり、帰りにはちゃんとハグとチャオチャオができるようになりました。
そんな彼らのところに昨晩行ってみると、いきなり「バチャータのパフォーマンスがしたい」と言い出しました。12月に近くの神社だかお寺だか(え?)の畳敷きのところにラティーノラティーナが集まるそうなんですね。で、ズンバチームがパフォるからこっちも何かやって仲間を集めたいというわけなんです。昨日の今日どころか今日の今日で、え、12月のパフォを今から作るわけ、とかいってこちらが躊躇していると彼らが不安になるから、ワタシは「そんじゃやってやろーじゃねーか」みたいな態度でどっしりしてないといけません。
曲はやっぱりプリンス・ロイスがいいんだそうです。
それでさっさか振り付けて撮影したのがこの映像です。
前左のサンドラがすごくいいでしょう。黄色のセーターのジェニーも素晴らしい踊り手です。今回部活で間に合わなかったヒロシも六本木で遊んでるからきっとうまくなるでしょう。何しろ女の子を口説くという「正当なモチベーション」が一番強いのは彼のはずなので。
この粗末な環境で練習するのはおそらく今回が最後です。この映像がワタシにとっても彼らにとっても、あとになってきっとすごく思い出深いものになる予感がします。
この顛末は「事実は小説より奇なり」という言葉のままで、まだまだこれからのグループなのにもう毎日が思い出作りみたいだよなという感じです。
折しも日本バチャータ協会からパフォーマンス出演の打診をいただいたばかりです。今年はかないませんが、彼らがそのステージに立つことができたなら、きっと日本での生活が全然違ったものになることでしょう。たくさんの友人ができて、海外のインストラクターと知り合いになれて。キラキラの衣装をつけて、スポットライトを浴びて。どんなに毎日が輝かしくなることでしょう。今から来年に向けて積み立てしなくてはいけないな、などと思いを巡らせています。
この「ちょっとしたストーリー」の顛末を楽しみにしていていただけたら嬉しいです。何しろいろんなことがあるのでね。どうぞ応援してください。
そしてもし、高座渋谷にお住まいの方がおられたらぜひ仲間になってください。味方は一人でも多い方が、というのが今の素直な気持ちです。何もかも未知の領域。そして人生は続く。
ワタシが高座渋谷というところで在日ペルアーノ&ペルアーナ達にサルサを教えてるっていうことはここで一回チラリと掲載したことがありました。
リーダー格のジェニーがものすごくダンスを愛する人で、新宿でワタシと出会ったのを機に「うちに教えにきて!」と熱望されたのです。嬉しかったのもつかの間、いざはじめてみるとそれが大変というよりやや「過酷」にあたることがわかってきました。
まずとにかく遠い。行きはともかく帰りの電車がつながらない。待って待って二回乗り換えて家にたどり着くという感じです。
次に明るいカフェの類が全然ない真っ暗な道を駅から15分も歩いていかなければいけないこと。田んぼの中を国道がごおおおお、みたいな道です。はじめた時期が酷暑だったこともあって蚊にぶんぶん攻められるわ、うわあこれって大丈夫なのか?!と何度自問自答したことか。
さらに、リーダーのジェニーと妹分のサンドラはすごく熱心なんだけれども、そのほかのメンバーがどうも腰がひけていて、ジェニーが一生懸命やろうよがんばろうよと説得に説得を重ねてようやく遅刻してのそおおっとやってくるような感じ。タフネスが自慢のワタシも徐々に心理的な疲れを感じるようになってきた頃に。
メンバーの一人が失業。
サンドラが盲腸。
これでもともと少ないメンバーががっくり減ってしまい、もはやこれまでと思ったのですね。
もともとこのメンバー数ではすぐにたちゆかなくなるとわかっていたものですから、団地の住人しか参加できない施設ではなくて少なくとも公の場に引っ張っていかないといけないとは思っていました。
ワタシの発想は「人の目に触れる明るい環境」というところにいくので、歩いて見つけたガラス張りのカフェにこの話を持ち込んでみました。
そうしたら店主は、建物の貸主が許さないだろうからうちはダメということだったのですが、駅前に市の施設がある、と教えてくれました。
見学に行ったら目の覚めるようなスタジオが。説明をきいて書類を作って申請して、おおよそ一ヶ月かかってようやく許可がおりたのです。公の施設ですからワタシの申請はできません。彼らが同好会として申請する必要があります。しかし彼らは小難しい書類なんか読めませんし作れませんから、フォーマットは作ってあげる必要があります。許可がおりたと聞いたときは本当に嬉しかったですね。
彼らとてこの施設があることは知っていたのですが、申請が必要というところで「ムリ」とあきらめてしまっていたようです。
きれいなスタジオが使えるということになるとがぜん会のムードが変わってきました。様子を見にはきたけれど参加しなかったような人たちが練習に加わるようになってきたのです。
さらに日系の高校生(ムイ・ボニートです)が「流行りのバチャータをやってほしい」と言い出して。なんだか彼らもようやくやる気になってきました。
そもそもペルー人は、中でもアジア人に近い顔立ちの方ほどすごくシャイです。日本人よりもはるかにシャイでそう簡単には本心は明かさないかもしれません。読者の皆様にも経験のある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
初対面の人と仲良くなるのは比較的得意なワタシも、彼らの心を開くにはものすごく時間がかかりました。最初は挨拶しても目をあわせてくれなかったりして。とても用心されていたんですね。
変わったのはサンドラの盲腸のときに入院が長引いて、その理由がわからず彼らが病院に対して疑心暗鬼になっていたときにお見舞いにいってからです。それから笑顔を見せてくれるようになり、帰りにはちゃんとハグとチャオチャオができるようになりました。
そんな彼らのところに昨晩行ってみると、いきなり「バチャータのパフォーマンスがしたい」と言い出しました。12月に近くの神社だかお寺だか(え?)の畳敷きのところにラティーノラティーナが集まるそうなんですね。で、ズンバチームがパフォるからこっちも何かやって仲間を集めたいというわけなんです。昨日の今日どころか今日の今日で、え、12月のパフォを今から作るわけ、とかいってこちらが躊躇していると彼らが不安になるから、ワタシは「そんじゃやってやろーじゃねーか」みたいな態度でどっしりしてないといけません。
曲はやっぱりプリンス・ロイスがいいんだそうです。
それでさっさか振り付けて撮影したのがこの映像です。
前左のサンドラがすごくいいでしょう。黄色のセーターのジェニーも素晴らしい踊り手です。今回部活で間に合わなかったヒロシも六本木で遊んでるからきっとうまくなるでしょう。何しろ女の子を口説くという「正当なモチベーション」が一番強いのは彼のはずなので。
この粗末な環境で練習するのはおそらく今回が最後です。この映像がワタシにとっても彼らにとっても、あとになってきっとすごく思い出深いものになる予感がします。
この顛末は「事実は小説より奇なり」という言葉のままで、まだまだこれからのグループなのにもう毎日が思い出作りみたいだよなという感じです。
折しも日本バチャータ協会からパフォーマンス出演の打診をいただいたばかりです。今年はかないませんが、彼らがそのステージに立つことができたなら、きっと日本での生活が全然違ったものになることでしょう。たくさんの友人ができて、海外のインストラクターと知り合いになれて。キラキラの衣装をつけて、スポットライトを浴びて。どんなに毎日が輝かしくなることでしょう。今から来年に向けて積み立てしなくてはいけないな、などと思いを巡らせています。
この「ちょっとしたストーリー」の顛末を楽しみにしていていただけたら嬉しいです。何しろいろんなことがあるのでね。どうぞ応援してください。
そしてもし、高座渋谷にお住まいの方がおられたらぜひ仲間になってください。味方は一人でも多い方が、というのが今の素直な気持ちです。何もかも未知の領域。そして人生は続く。
November 06, 2012
2012年11月2日中野スバサルサ
経験豊かなダンサーに新人も加わって、食事におしゃべりにダンスに大いに遊び興じた夜でした。不特定の相手と次々に踊るのはほとんどはじめてのIKUちゃんを誘って丁寧にリードしてくださった皆様に心から御礼申し上げます。
まだ改善の余地あるこの会場ですが、踊りごたえのある相手と新人とがともに楽しめる明るい雰囲気作りに次回もつとめてまいります。
DJ HIGOのツボをおさえた選曲が冴えたこの夜の雰囲気をどうぞご覧ください。
ご参加くださった皆様どうもありがとう。またぜひいらしてください!
選曲リストはこちら
まだ改善の余地あるこの会場ですが、踊りごたえのある相手と新人とがともに楽しめる明るい雰囲気作りに次回もつとめてまいります。
DJ HIGOのツボをおさえた選曲が冴えたこの夜の雰囲気をどうぞご覧ください。
ご参加くださった皆様どうもありがとう。またぜひいらしてください!
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November 02, 2012
10月31日新宿カフェ・ラバンデリアビギナーズ練習会レポート
ご来場のHさんのサルエラパンツがめちゃめちゃ可愛かったので一枚撮らせていただきました。サルサファッションっていうと露出度と光り物で勝負ってとこがありますが、カフェだとこんなエスニックアイテムも似合う。
ラバンデリアの家猫たちはこの日はケージから開放されてのびのび。カメラも全然気にしないで寄ってきます。特に「ビニール」が好きで、着替えなんかをいれた袋をパリパリ言わせているとあっという間に群がってきます。同じ色柄のネコが四匹、自分のバッグに山盛りになってたかる様は壮観です。
さて、この日は大分踊りなれてきたOさんが到着されるまでの間に基本の技の復習をして、その後は姿勢のつくり方、スピンのコツ、スタイリングのコツ、重心の載せ方なんかを練習しました。ビギナーさんといっても大切な事柄はキャリアの長い方と実はほとんど共通しています。
さて、この教室に加わってくれた一番の新人さんがKANA&IKUの仲良し二人組です。二人とも20代なのにすごくしっかりしていて、自分の20代を振り返ると恥ずかしくなってしまうほどです。KANAは精神的にすごく大人なのにいつもへにゃへにゃへにゃへにゃ笑っているギャップが見所。IKUはおしゃれさんで、持ち物や写真なんかを見せてもらうとこちらも磨かれる感じがあります。
この日はKANAちゃんと踊った映像を軽く編集してみました。キャリアはなくても素直で踊りやすいのが一番、という好例です。こういう踊り方のできる子は男性から誘われやすいですね。
そんなわけで、これからも楽しく練習しましょ!そして外にも遊びに行きましょう。次回ビギナーズ練習会は11/4(日)15:00から新宿レオンで開催です。
追伸:11/4(日)の19:00から、カフェ・ラバンデリアでギロ・マラカス・シェイカーなどのラテン系打楽器を教えてもらえます。¥300+ワンドリンクオーダー制。詳しくはこちらを見てね。