August 05, 2022

解説:ホットケーキ事件

「どうしてリオさんのホットケーキはなかったの?」と思われた方も多いでしょうね。

うちは、そういう家なんです。私のは、なくていい。私は数に入らない。

それは少し前までこの国にあった「嫁は人間ではない」という風習の名残です。

私がダンスのインストラクターをしているときにイキイキニコニコしているから、家でのそのような立ち位置がにわかには信じがたいと思われる方もいらっしゃるでしょうね。

でも、文化とか風習とかいうものは、一人の人間の明るく爽やかな(どついていいです)キャラクター一代でどうこうできるようなものではありません。

人は、自分が見たこと聞いたことのないことはそうそうできないようになっているのです。

私は我慢して家族に尽くす女、夫はしてもらうことは当たり前だけどしてあげることは基本ない、ただし家族を飢えさせることだけはない男、という生き方しか見たことがないのです。

だから、私の席にホットケーキがないのは、この国の「成れの果て」のような景色なのです。もちろん、失敗の。

ただ、ここまで落ちたらあとは上昇する以外ありませんものね。

私は「私のはないの?」と言った自分に花丸の百点をあげています。

だってこれは、私の私による私のための宣言の枠にはとどまらない、深い意味を持った言葉だからです。

女だって、人間なのよ?

私は私の上に連なる歴代の女たちの仇をとっているのです。

大げさ?とんでもない!!

こんなに控えめな言葉じゃ、この悲しさ寂しさは語れたもんじゃないですよ!!

でも幸い、私がダンスを通じて知り合った男性たちは、日曜日の妻に感謝のホットケーキくらい用意しているにちがいないと思います。

そんなの、あったりまえじゃない!

<続く>


salsaconsul at 20:36│Comments(0)■SALSA FRESCA泣き笑い 

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