September 10, 2019

弁当というもの

今日はちょっとした仕事で都内に出ていまして、いま帰途です。こどもは夫の職場に車で連れていって、そこで引き渡して私が出かけます。大変なことではありますが、連携できるなら幸運です。

こどもにとってはただの往復なので、何か楽しみはないかと、夕食にお弁当を作りました。

仕事の前に弁当作りをするのは、長く日本の母を苦しめてきた呪縛です。ここにも二回くらい書いたかと思いますが、海外ではチーズのサンドイッチとリンゴとか、学校に食堂があるといった感じです。母さんが前日から米を研いで、煮物の仕込みをして、当日朝に唐揚げだの卵焼きだのおにぎりだのを作るなんていうのはほかの国にはないのです。しかも、現代の日本の母は、それをやったうえで夫とともに出勤するわけです。

無理ですわね。そんなことはやめましょう。

でも、母さんの味は伝えましょう。毎日じゃなくていいんです。半年に一回とかで、よくないですか?こどもの舌はそれで十分、母さんの味を覚えますとも。

私は今日、久しぶりに弁当作りをしました。とてもとてもしんどかったですけれども、親の都合で車の往復に付き合ってくれるこどもにありがとうを伝えたくて。下味をよくしませて唐揚げ弁当を作りました。

行きの車ではそのことを秘密にして、私がお別れするときに「これなーんだ」と弁当を見せました。冷たくしたレモンジュース付き。

あのときのこどもの、喜びでパンパンに膨れ上がる体と顔というのは、本当に、親冥利につきる見ものです。本当に体が1.2倍くらいになるんですよ。

そして、私がもよりの駅まで送ってもらう間に食べはじめまして、唐揚げのことを「ジュワー」と説明していました。いうまでもなく、よくしみた下味と油の具合を言っています。

「唐揚げからたーべよっ」「サラダもたーべよっ」といちいち口にだすところは、大人にはない弁当バカっぶりです。

今日の弁当の味をこの子は一生、唐揚げ弁当のデフォルトとして記憶に刻みます。弁当がどれほど嬉しいものか、その爆発的な喜びとともに



salsaconsul at 23:23│Comments(0)■SALSA FRESCA泣き笑い 

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