May 29, 2019

最後の夜です

ダウンタウンのドミトリールームで朝を待っています。ほかの女性三人は揃って22時に寝てしまった。旅先では思い切り夜更かししたい私とはみんな違うのかなあ。欧米人てなんとなく朝まで寝ないで遊んでるみたいなイメージだったけど、必ずしもそうでもないみたい。

今回は真剣に観光もしようと思っていました。これまで私は海外にでてもサルサのみにフォーカスしていて、あいた時間はずっとブログを書いていて、それはそれで私らしくてよかったんですが、今回は王道の観光地に行くのも発見があるんだろうと思って。やっと遊び方がわかってきたみたいです。

どこが一番印象深かったといえば、観光地としてはグランドセントラルマーケットが素晴らしかったです。1917年からここで食べるものを提供してきた、という歴史があるようで。さまざまな国の料理が集った屋台村で、そのレベルの高さと敷居の低さ、バラエティーの豊かさには本当に心打たれ、食は文化なりという言葉通りの印象でした。

また、今回店舗のあちこちでラテン音楽がガンガンかかるところを目撃し耳撃し、ここは毎日が朝からエルカフェラティーノだと理解しました。この空気の中でいわゆるノリができていくんだな、と。

さらに、店先やレストランやバーでかわす様々なやりとりのなかに、アメリカの大都市の洗練も感じることが多かったです。ウェイターはもちろんチップ目的ということもあるでしょうが、けしてこちらを放置しないようになにかと気を使って声をかけてくる、それにこちらが必要十分に応じて、一瞬ではあるものの友情が生じる、そのやりとりが非常に楽しかったです。男女問わず私のことをやわらかく守ってくれるウェイターという存在が旅にたしかな思い出をもたらすことを、心地よく感じていました。

特にいいホテルにはいいウェイターがいる、ということは、これまで貧乏旅行ばかりしてきた私には新鮮そのものでした。フェスティバルで滞在したマリオットバーパンクにも素晴らしいウェイターがいましたが、さらにダウンタウンのリッツ・カールトン(さすがに泊まれませんので、バーだけ)でサーブしてくれたトレイシーという女性がまた素晴らしく、ただでも素晴らしいカクテルがまた一段とかがやくように思えたほどでした。

人の感動というものを確かにするのは、結局最後は人間なのだと確信したことでした。どんな素晴らしい建築も、景色も、それだけでは感動は半分で、そこで出会った人との交流によってそれが忘れがたく刻まれていくものだと。それは私自身がどうありたいかをより鮮明にしてくれる経験でした。

これからは、面倒なことはすべて機械がやってくれる時代です。それは、人の評価がどのような能力でなされるかを変えていくでしょう。コミュニケーションの力、日常を輝かせるマジックの力に秀でた人が、これまでお医者さんや弁護士さんが高い報酬をえていたように、高く評価される時代になっていくと思います。ということは、例えば、五か国を操る人、のような能力は今の五倍の評価に繋がりうるでしょう。

また、皆がバーチャルの世界で繋がっていく時代だからこそ、現実をよりセンセーショナルにしていく人、例えばマジシャンやバーテンダー、ダンサー、役者のような一芸に秀でた人が、「人間には何ができるか」を示す存在として、評価をよりあげるだろうとも思います。つまり、機械や、他の生き物とは異なる、人間にしかできないこと、それを洗練された芸術的な形で提示できる人が、最高の報酬を得る時代が遠くない将来来るだろうと。それが、私が今回の旅で得た最大の発見です。

そしてそのキーワードは「コミュニケーション」であり、例えばプログラマーやエンジニアのように日常的な不特定多数の他人とのコミュニケーションは必要ない職業であっても、そこにコミュニケーションの力がのっかると唯一無二の存在になる。このようにして、何の資格を持っているかではなく、コミュニケーションの力の高い人がそれに応じた報酬を得る時代がくるように、感じています。



salsaconsul at 16:29│Comments(0)■SALSA FRESCA泣き笑い 

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