September 01, 2017

夏の終わりのハーモニー:その1

夏の終わりの匂いというものはいつもどこでも、たしかにこの匂いであるなあと思っている午後遅くです。

今日は金曜日。
引越してからの私の修行、「土曜日の弁当」の仕込みをしております。

引っ越す前が平穏であったとは申しませぬ。しかしそこは少なくとも、5分おきに電車がきて、帰り際にコンビニによってゼリーやらプリンやらを買うという生活スタイルがあるという意味で「以前からつながる場所」ではありました。

今度のところは緑多く、こんなところが首都圏にまだあったんか(もしかするとここはもう首都圏ではないのかもしらんが)というような、虫と生き物の多様な生態系が連綿と残っているところです。先日ひょいと道をそれたら立派なヘビが木の幹にぬらぬらと昼寝をしておりました。車にのっていると、頭上を白いサギが横切っていきます。ということはカエルやタニシがそこいらへんにごろごろいるということであります。まあそのようなところなのです。

私は昨晩、いつものように目が覚めてぼんやりと考え事をしておりました。このときに一番、自分のコンディションがわかります。ムシムシと暑苦しい夏がようやくおわってくしゃみがさかんにでるようになったこの日の深夜、私はふと気づきました。子育てに必死であっただけだとばかり思っていた自分は、

この里山に対する怖さとも戦っていた

車で行先と往復するだけであれば、こういう感覚にとらわれることもないのかもしれません。しかし生来の好奇心から私はいやでも山道だのあぜ道だのを冷やかさずにはいられないのです。そこで信じがたい物量のバッタ、眠れないほどのかゆみを引き起こす大量の毛虫、大きな瞳の文様でこちらを見つめるぷくぷくの青虫らと対面し、札幌から東京神奈川と移り住んできた自分は

しょせん腰抜け都会っ子

生き物たちの強烈な生きざまに対峙して、思いがけないダメージをうけていたのでありました。温水プールが「田んぼの中」にあることを発見したこの日、私ははっきりと、ここはとにかく私が脳内に飼っている知識がなんにも役にたたないところなのだとはっきり悟り、その悟りを悟ったという気づきによって真夜中にはっきりと目覚めていたのでした。



salsaconsul at 16:53│Comments(0)■SALSA FRESCA泣き笑い 

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