September 25, 2014

郷愁

およそ一年活動を休む間、サルサとは完全に距離を置いて、
世の動向にアンテナをたてていました。
今の世の中は私たちがかつて暮らしてきた80年代ベース
のニッポンとはもう完全なる別物です。
景気だけではなくて、価値観や家族形態や暮らし方、そう
いった身の回りのありとあらゆるものがいつの間にか色合
いを変えて、気付いたら別世界にいた、そんな感じです。

それに対して皆さんは心理的・経済的・社会的にどのよう
に対処していらっしゃるんでしょうか。自分は柔軟に対処
できていると感じている方はどれくらいいらっしゃるの
でしょうか。
私は、全然、ちっとも、対処できていないです。
ここはドコなんだ、自分はダレなんだ、と毎朝起きるたび
に自問自答するような感じなのですね。それくらい、時代
の潮流が押し寄せるのを肌身で感じ、それにそのまま乗る
ことなど到底できるはずもなく、乗るべきか蹴るべきか一
つ一つ問うてみる。そんな日々です。非常にゆっくり、ゆ
っくりゆっくり、今に逆らい今を見極めていきたいのです。

戦後を生きた私達のおじいちゃんおばあちゃんは、どのよ
うな想いで熱狂の80年代を見つめていたのかなあ。

飯田橋のポエトリーが終わったとき、皆さんがそれはもう
めちゃめちゃ嘆き悲しんでいるのを尻目に、私は一体何処
に行けばいいのか、何をすればいいのか、無我夢中で、事
態を正確に捉えることができていませんでした。思えば皆
さんがあの場所をあの場所にしてくれていたのでした。本
当にたくさんの思い出があって、数々の名場面があって、
今振り返っても笑いが止まらなくなることがあります。あ
のような場をいつかまた、作ってみたいです。

これからの私達は、確実に、親の老いと、自らの老いと正
面から向き合っていかなくてはいけません。生徒さんには
すでにそのステージに踏み込んでいらっしゃる方も何人か
います。その経験や想いは、願わくば共有したいものであ
るし、誰にでも訪れるものだし、一人や二人で解決できる
ものであるはずもありません。

私はダンスを社会現象だと考えています。ダンスが生まれ、
育ち、根付いていくうえで、その時々の社会がどのような
風向きになっているかが密接に関わっているのだと。
社会が変化した以上、私達の生き方遊び方がそれに伴って
変化するのは当然のことでしょう。
この国が何処へ行くのか、私たちが生き延びるのはどのよ
うな未来なのか。この獏とした不透明な感じを無視しては、
私には踊ることができません。相変わらずびびりで不器用
な私です。


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日時:2014年10月5日(日) 15:00-17:00
場所:新宿マイスタジオ6B 地図はこちら
On1初中級レッスン 参加費:1800円





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