May 10, 2013

ラテン音楽がもたらすトランス感覚/東京キューバンボーイズライブスケジュール

もうほんっとにごぶさたしてます。これくらいブログ書かないと「おいホントに活動してるのか」的なことを言われても仕方ないくらい、そもそも毎日毎日書いてきた自分なので今なんか罪悪感でもう・・・というのは嘘で、むしろ「よく復活した」くらいの気持ちでいます。

忙しい。めっちゃ忙しい。いや、忙しかった、のか。パフォーマンスの振付と衣装の調達と東京カフェ・サルサをきれいに落とすのにもう、どうかしてしまいそうでした。幸い今回は(・・・)どうともならず無事にここに生還です。

東京カフェ・サルサ第四弾の渡辺太郎氏×見砂和照氏の対談は圧巻でした。もう勉強になるは感動するは重いわ・・・日本歌謡界・芸能界はすごい。すごかった。あれほど貪欲にラテン音楽の最新事情を取り込んで実験してチャレンジしていたなんて。そして素晴らしい才能がたくさんあったなんて。全然知らなかった。へんな愛国心まで湧いてしまいかねない一日でした(ちょっと違うんだけど)。名門・東京キューバンボーイズは現在進行形で進んでいますからライブにはぜひお運びください。

キューバンボーイズスケジュール























スケジュールはこちら。ダブルクリックで拡大します。

さて、渡辺氏には来日時のマチートの映像を紹介いただきました。名曲『キューバン・ファンタジー』には当時の日本人と変わらず今の私たちも度肝を抜かれます。華麗なこと・技術の正確無比なこと・クールさと熱さの見事なまでのマッチング。感動のため息、あんな曲が作れて演奏できてしまう才能に対するジェラシー。なんてすごいんだ・・・(たまたま、この映像をここでご紹介するのはおそらくこれが三度目になります)。






さて、このカフェ・サルサ開催の少し前にいい本に出会いました。野田努著『ブラック・マシン・ミュージック-ディスコ、ハウス、デトロイト・テクノ』です。現地に滞在した著者の実体験に基づいたクラブ事情と観察眼が堪能できる一冊です。おそらくそちら(ディスコ・ハウス・・・)の業界のバイブルでしょう。

ブラックマシンミュージック
















さてその中に一見業界違いかとも思われるマチートの言葉が取り上げられているのです。以下抜粋です。

キューバ音楽のベテラン中のベテランであるマチートは、ラテンのリズムについて次のように説明している。「キューバ音楽では、メロディを決して複雑にしない。リズムに豊かさを求める。しかし、ジャズではリズムの上面にすべての興味が集まる、すべては上面で起こる。わたしたちの音楽はそうではない。全てはリズムの底面で起こる。もっと良い定義をしよう。嵐がやって来て、雷や閃光が空を駆け抜ける、それがジャズでありアメリカの音楽だ。だが、わたしたちの音楽は地震だ。それがキューバ音楽だ。リズムはあなたを揺るがす。何故ならあなたが立っている地面そのものが揺れるからだ。あなたはダンスしなければならない」
(『ブラック・マシン・ミュージック-ディスコ、ハウス、デトロイト・テクノ』野田努著/河出書房新社2001.8.30 p.56 l9~)

ダンスマスターである読者の皆さんは即座に理解できる内容なのではないでしょうか。立っている地面そのものが揺れる。まさに。腰がまわるあの状態ですね。

昔からアメリカのポップ・ミュージックにはラテンからの影響が塗り込まれていたが、ニューヨークのダンスフロアではとくにそれが顕著だった・・・とくにラテンの豊かなリズムは、ダンス・ミュージックにとってつねに重要な要素だった。(同書 p.56 l1~)

ラテンの香りをディスコ時代のダンスフロアに積極的に注いだのは<サルソウル>が最初だった。<サルソウル>はラテン・コミュニティとマンハッタンのダンスフロアとの間に橋をかけたのだ。例えばベテラン・パーカッショニストのキャンディードによる”JINGO”は今やトライバル・ハウスの原点と言われる名曲だが、ここではアフロ・キューバンとディスコとがたしかな結合を果たしている。(同書 p.56 l19~)


ここで「ラテン・コミュニティとマンハッタン」という言い回しがありますが、これは「スペイン語を母国語とするラテン人種を中心としたコミュニティと、(ニューヨーク州の中心部)マンハッタン島における英語を母国語とする白人&アフリカ系人種のコミュニティ」というような解釈で大体よいのかなと自分は思っております。サルソウルはレコードレーベルの名称です。

そのJINGOをご紹介して今日はお別れです。どれも仕事中の方には全くおすすめできません。無駄な抵抗はやめて腰を回す気のある方のみクリックください。

今晩は中野で食べ放題サルサを開催します。このJINGOがもたらすようなトランス感覚まで味わえるこのパーティーを続けてくれているDJ HIGOとSUBHAさんに大きな大きな感謝の意を表します。そしていつも集まってくれる女性たち、目ん玉の飛び出るようなリードを披露してくれる男性陣に。Que viva la salsa・・・!!!



Babatunde Olatunjiによる原曲Jin-go-lo-ba




SANTANA一族の熱演




 
CANDIDOのJINGO 







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