November 30, 2012

スペイン風「ただのおしゃべり」の伝統

いやー寒い寒い寒いざます。いただきもののキューバコーヒーをカフェオレにしてレーズンをつまんでおります。こういうことでもないとこの季節はのりきれん。

こないだの自分のブログを読んで「なんでこんなに元気がないんじゃ」と愕然。オイラは自分の体調をブログで診るのだ。今はどう考えても仕事の量にやられている。実は一番大変なのが「打ち合わせ」で、これがわちゃわちゃしてる間にエネルギーレベルがみるみる低下してしまう。イベントってやつはたとえ大道具を運ぶわけでなくったって「人間」という重いエネルギーを動かす大仕事なのである。

しかも眠れない。疲れているのに夜中にきんきんと目が冴え頭の中を言語が飛び交うのはつらい。耐えかねて鍼にいった。

鍼は、皆さんいかれたことあります?効果はてきめんで、眠れないからうってもらったらふとんから動けなくなってしまった。

やわらかく効かせる先生もあれば毒をもって毒を制す勢いで一気に効かせる先生もある。今回の先生は明らかに後者。肉食系鍼師なのである。

さて、今日は中野の食べ放題サルサの日です。冷え込んだ今日みたいな日にあたたかいカレーの食べ放題はありがたい。あの湯気のたったナンを想像するとおなかからホカホカしてくる。

中野サルサはDJのヒゴちゃんの行きつけをサルサパーティー会場にしたいってところからスタートしたんだけれども、もともと入門の方向け企画だったのを11月になってベテラン向けに方向転換してから一気に面白くなった。ベテランというのはダンスだけじゃなくて、サルサパーティーに伴う前後関係・・・新しく出会った方との関係とか、誘ったり誘われたり楽しんだり、そういったこと全体に対して慣れているということ。日本でパーティーといったら名刺交換会になるか(少しも楽しくはない)/わかってるもの同士酒を飲み倒すか(先にぐだぐだになったもの勝ち)/音楽にのせて揺れてときおり「ひゅー」というか(確かに楽しいのだけど一種の寂しさもつきまとう)になるのだけど、サルサパーティーはそのいずれとも違う。会話できてお酒の適量がわかってダンスもできないと、つまり「社交」ができないとどうにもならない。

一般に会話下手な日本でそういう場を成立させるにはベテランの力がどうしたって欠かせない。はじめは戸惑っても、二回三回と経験するうちにみんな慣れてくる。しかし場を引っ張ってくれるベテランがいなければどこにどう慣れたらいいのかがわからない。文化は先達がいてはじめて熟してくるものなんだね。

おしゃべりする楽しさをうまいこと表現する言葉がないのかと常々考えてたんだけど、ようやく最近ぴったりのが見つかったよ。スペインの「タパス(小皿料理をつまみながら立ち飲みでワインを楽しむ文化)」がど真ん中だね。『ギネス・パルトロウのスペイン・オン・ザ・ロード」って番組で、人気レストラン「エル・ブジ」の姉妹店にあたる店の店主が言っていた。タパスは単なる食べ方を指すのではない、生き方を表すものなんだって。本当にそのとおりだと思うよ。友人を訪ねて身軽に転々とする、小皿だから安価ですむしはしごもしやすい、立ち飲みだから新しい知り合いができればテーブルも変えられる。おしゃべり自体がストレス解消でエンターテイメントなんだね。その内容だって、身近でありながらちょっと目新しいものがいい。グチや悪口はありえない。ワタシは悪口はやだけど噂話と裏話は大好きだ。「噂になってる」ってのは褒め言葉だからね。

タパスっていうのは「毎日を愉快にすごす心意気」を指すんだろうと思うよ。そして友人とともに生きていくことが人生だということを。会社と自宅と連休の旅行。そりゃ楽しいと思うよ。だけど申し分ないとはいえないな。今日一日をリセットして友人とすごす時間がそこに加わったらどれほどいいだろう。一朝一夕にできる文化じゃない。育てないと。

今日の会場入りはいつもより遅れる予定だ。会の真っ最中に爆睡に陥らないようにがんばらなくちゃいけないようだ。そうだ、今日はこないだZAZOUで写真を撮ってくれたみどりちゃんが勢いにのって撮影に入ってくれるとのこと。みんなの自然な表情を今日もおさめさせていただくことになる。もちろん困る方は遠慮なく申し出てください。それでは今晩も腹いっぱいあったまりましょう。


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