June 29, 2011

Women, tough enough

マイリー
アンジェリーナ










今、二冊の本を同時並行させて読んでいる。一つはアメリカの
ティーンアイドルのマイリー・サイナスの自伝。もう一つがアン
ジェリーナ・ジョリーに関するもの。いわゆる世間に与える影響
のはかりしれないこの二人がどうやって「環境の変化」に対処
したかを知ることはおおいに重みがあり、読み返して飽きない。

この二冊を同時に手にしたときの身体的な感覚の差は大きかった。
マイリーの本は読んでいて文句なしにハッピーになる。一方で
アンジェリーナの本は当初読んでいて具合が悪くなり、すぐに
処分したほうがいいのかもしれないとまで思った。
そうはいってももったいない。冗談みたいな話だが、本の上に
塩をのせてしばらく寝かせておいた。塩に厄除けの作用があるの
は本当だと思う。
効果あって数日たってこちらの本もじっくり読めるようになり、
今ではアンジェリーナの本のほうをより注意深く読み返している。

といってもマイリーの人生がハッピーばかりかといえばもちろん
違う。彼女は小学生のときにかなりひどいイジメを受けたそうだ。
昨年ワタシがとても気に入って何度も見ていたジェイデン・スミ
スの『ベスト・キッド』に状況がよく似ている(この映画はアメ
リカ旅行中も飛行機の中であちこち上映されていたので、全部で
6回くらい見たと思う。まっすぐで笑えて、何より子供たるもの
の気持ちを完璧に捉えているから非常に好きな作品だ)。

体の大きい子供たちに囲まれたときに小さな子供が感じる恐怖
感は「命の危険」としかいいようがないと思うけれども、マイリー
の場合、両親の愛情と好判断、そしてなんといっても本人の才能
が、追い詰められた状況から彼女を救った。彼女のもとの名前は
ディスティニー・ホープだったそうだが、いつもニコニコしてい
るので父親がスマイリー・マイリーと呼ぶようになり、やがて
みんながマイリーを呼ぶようになって最終的には正式に改名した
という。

一方、アンジェリーナは生まれてすぐに両親が不仲になり放置
された過去を持つという。私がかなり読み込んできた森瑶子さん
の著書で、生まれてすぐに放置されたり両親のケンカを聞かさ
れたりした子供がその後の人生でどれほど苦しむかを知った。
森瑶子さんの娘さんの場合、ものが遠くに見えるようになり、
夜中にムンクの『叫び』さながらの表情で泣き喚くようになった
とある。痛ましいことだ。森さんも夫も、娘を守るために夫婦の
危機をのりこえたそうだが、その道のりは壮絶を極めたという
ことだ。

アンジェリーナの場合、両親とも彼女のために本当に必要な
行動をとることはなかった。父親はハリウッドのスターで、
根っからの「カメラ気質」というか、家族が人間として必要
としていることを公にさらすことが「誠意」だと勘違いして
しまった印象を受ける。アンジェリーナは父親と縁を切り、
名前から父親の姓を正式にはずした。世界各国から養子を譲り
受けるのは本当の絆を切実に求める彼女なりの必死の結論
のようだ。ふてぶてしく自信に満ちた存在感の背後にある
底知れぬ闇を垣間見ることができる。

また本の中にはハリウッドの男女関係の壮絶なありようも
赤裸々に描かれている。女優のローラ・ダーンが婚約相手を
突如奪われ(自分の知らない間に婚約者がアンジェリーナと
電撃結婚してしまったことを「報道で」知る)、友人一同を総動
員して身の回りの品々やビジネス書類を奪還しに夜中の突撃
を決行する話(家のセキュリティーコードを変更されれば二度と
「自分の」家に入れなくなってしまうのだそうだ)など、それこそ
映画のようだがそれが彼らの日常なのだ。

そしてその最中にもコメディードラマに出演を続けなくては
ならない。なんということだ。さらりと書いてあるのについ
涙ぐんでしまう。なんといっても同じ人間なのだ。

役者の世界は人の感情を演じる仕事だ。愛する人を失ってい
るその最中にコメディーを演じるような人は、真の勇者だと
思う。

余談だがローラ・ダーンはあの「歩く正義」オプラ・ウィンフリー
の味方を得て示談交渉をまとめたということだ。
捨てる神あれば拾う神あり、というところだろうか。

人生の危機に相対したとき、オプラ・ウィンフリーが味方に
ついてくれたらどんなに心強いだろう。


そうこうするうちに楽○開催まであと半日と迫ったようだ。
くつろいだ良質の時間を皆さんとともにしたいと思います。
もうすぐお会いしましょう!

おっとその前に!こちらが今どうなっているかもぜひチェック
ください。

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