March 18, 2011

ミュージック・パワー

皆さま 大丈夫でしょうか。
震災から一週間がすぎました。黙祷がささげられ、哀しみの中にも
心に一つの区切りをつけなくてはいけないときがきた、立ち上がれ。
そんな不屈の鎌首が頭をもたげた感がある今日の報道でした。

この国難をのりこえるうえでの壁は各自様々に異なります。
生徒さんたちからは感情をおさえにおさえたご報告とあわせて私へ
のお気遣いの言葉も添えていただき、心にしみます。
ありがとうございます。

各国から「日本はこの難局をのりきるであろう」という励ましの
言葉が届いています。オイルショックの時代に生まれ阪神大震災
の直接の難を幸運にも逃れた人間としては、いま人生最大の困難
を前にして脚がすくむ思いです。
しかし何もかも失って絶望している人々がすぐそばにいる一方で、
私の手にはたしかにサルサという不屈の文化が残されています。

サルサは悲劇の歴史と文化の融合と貧困の中からうまれました。
最大の不幸からうまれた最高の音楽ともいわれます。

昨日まで、心ばかり焦ってみても心にずっしりとのしかかった「不安」
という名の実体のない重しのために、体は金縛りにあったように
うごきませんでした。日曜日のイベントでなんとか役割を全うできた
のはまだ事態の深刻さを知らなかったからなのです。

昨日街を歩き、混乱とともに物流の復活を感じ、また帰宅の不都合と
たたかう多くの働く人々の姿を見て、

たたかいのときはきた、との自覚を新たにしました。

敵は一つ、すぐに逃げ出す気になる「心」です。

もっとも先に弱り、しかし一番最後まで残るもの。

心の声をときに叱咤しときにうけいれなだめすかし・・・しかしどうで
しょう、私たちが最後までこの手につかんでいられるのは自分の心し
かないのではないかと思っています。

明日のための構想を練り、曲を選び、そのためのCDを編集していき
ます。途中でチェックしようとしたら停電でプレーヤーの蓋が閉まって
しまい、取り出せなくなって軽く発狂。ここは笑うとこです。

こういうときだからあえて書きますと、体を動かすことは沈んだ心を
浮上させる糸口になります。間違いなく。ザ・ミュージック・パワーとは
このことです。心は大切ですが心を行動の起点にすることがいつも
正解とは限りません。体を起点に心が飛び立つことも確かにあります。

明日は店主からルンバを課題に与えられています。ルンバは私にとっ
て「キューバを伝えるもの」というよりも今は「私のムーブメントの原点を
示すもの」に存在が変化しました。

ルンバ、つまりアフリカンのムーブメントはサルサがどんなに進化して
も完全に消えることはありません。音楽の中にアフリカンのリズムが
入っているからです。

さほど文化とは不屈であるということです。

明日は東京・千葉方面から四名の方から行きたいとのおしらせを
いただきました。望外の喜びです。普段なかなかお会いできない神
奈川方面の方とお一人でもお二人でも、お会いしてこの忘れがたい
日々に勇気と喜びの記憶をともに刻むことができますように。
店主の誕生日を祝い、有力なミュージシャンと場と一つにすることが
できることもまた、身に余る光栄と思っております。

それではおやすみなさい。


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