August 26, 2010

ヒダリハンドルブートキャンプに入隊

夜はさむいの


カリフォルニアの夜は寒い。

びっくりした。

半袖じゃ全然だめ。

前にきたときは5〜6月だったので昼夜の気温差を
そんなに感じなかったのだけど、今回は日中の焦げ
るような日差しと日が暮れてからの冷たい風の差に
ホント驚いてしまった。

**************

さ、いよいよだ。何がいよいよかというとレンタカーを
借りなくちゃいけない。それがどうかしましたかという
「地図の読める男」にはこんなお話少しも意味がわから
ないのかなあ。

ロサンゼルスで車を運転するのはおいらにとっちゃ人生
で指折り三つ以内に相当する恐怖・悪夢・トラウマである。

端から端までクルマでびっしりの六車線のハイウェイを時速
80マイル・・・時速120キロ超ですね・・・でとばしながら車線
変更しようと思ったら


ワイパーが巨大なハエのように目の前をぶんぶん往復して
視界をさえぎるのである。


このうざさ、この恐怖、この絶叫。
世の中にはいろんな種類のこわさがあると思うが、スリル&
スピード系のこわさでこれにまさる体験は、自分には以降
なかった。というか冗談抜きで、二度あってはならないと思う。

なにしろ今でも夢に見るくらいなのだ。

しかし今回旅程をたててみて気付いたんだが、タクシーに二回
のったら結局レンタカー代を上回っちゃうのだ。しかもそのタクシー
にはニューヨークでめちゃめちゃいやな記憶が刷り込まれている。

今日ロス入りしてみてタクシーの運転手さんの様子を見ていたら
ずいぶんよい人のようであったのでなんだか拍子抜けしたんだ
けれども、ロスのハイウェイがトラウマならニューヨークのタクシー
(正確には隣の州からニューヨーク入りしたタクシー)も自分にとっ
ては同じくらいトラウマになってしまった。

それだったら借りちまえ、というわけで


借りました。


といっても対策は講じなくちゃいけない。前回なんであんなにおっ
かない思いをしたということを本気で反省して分析するに


準備不足。
これに尽きる。


乗るつもりのなかったところへなんとなく話の流れで乗ることに
なっちゃったのがよくなかったのだ。

今回は標識や日本との習慣の違いをとことん読み込んで
アタマに叩き込んだのである。スピードメーターはキロじゃ
なくてマイル表示になっているから、ここも勘違いしないよ
うになんらかの目安がいる。

「街中40、ハイウェイ60」という標語でいくことに決めてしまった。

いざ運転をはじめたら「さあてここの適正スピードは」なんて
考えてる暇ないもんね。

でもなあ・・・遅すぎてもそれもまた違法なんだよなあ・・・。
トラウマ克服のかかった今回はがんばれるかなあ。ロスの
ポリスはめっちゃおっかない。ドアをコンコンされるのはもう
いやなんだよお。


でもって、みてみて、今回の必殺技はこれ!!!!

ダッシュボードに手作りカード




手作りの「右側通行シール」!!







こんなものがいらない「地図の読める男性」がうらやましいよ。
地図を上下ひっくりかえして読む自分は、これを作りながら
サルサの新しいコンビネーションが完成したときと同じアドレ
ナリンが体内をかけめぐったもんだ。

こと車の話となるといちいち大げさで申し訳ないけどホント
緊張しちゃってさ。

要は、右側通行の感覚を刷り込むために、イメージを絵にして
ダッシュボードにはっつけてしまおうという作戦である。

私にとって一番いやなのは、「赤信号でも右折ならいっちまう」
というアメリカ独特の合理的すぎる習慣で、

これはずばり、運転中休む暇がないことを意味する。

うかうかしてるとぷっぷぷっぷ鳴らされてしまう。

それじゃ左折は左折で安泰かというと、それはそれで対向車
がきれるまで待つべきときと左折専用信号に従うときとがあ
るわけで

ああ、もう、もう、も〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!


はじめてロスにきたときにパコ(エヴァンジェリスタ。日本に
ファン多し)がいってた言葉がいまさらのように身にしみる。


「ビギナーこそ一番大切にしないといけない」


ほんとそう思うよ。


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この記事へのコメント

2. Posted by RIO   August 27, 2010 17:34
アメリカでは運転免許証は自分で運転してとりにいくんだよね。そういう国の人は若葉マークがなぜ必要なのか多分理解してくれないだろうなあ
1. Posted by MOTO   August 27, 2010 08:28
危険!近づくな!と書いて後ろに貼っておくのはどうでしょう。
若葉マークはないのですか?

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