August 18, 2010

おうちがいちばんてことあるのかな

旅行の準備をはじめました。
今回が三回目の渡米です。これまでは行ってからなんとか
しようという感覚でしたが、もうそういう贅沢な旅のできる
齢じゃなくなっちゃったな、ということを自覚しながら準備を
しています。

しかし、こういうときになっていかに自分が毎日仕事しかし
てないかというのを痛感します。サルサと関係のないところ
でなんらかのクリエイティビティを発揮するのがものすごく
やりにくくなってますね。まずいです。そうと気付かぬうちに
相当偏ってるんでしょう。

住人さんのレポートを読んだり、地図を詳しく調べたりしなが
ら想像力を働かせていくようにして、ですね。今日あたり、少
しだけサルサの高野豆腐みたいだった脳がだし汁につかっ
てふやけてきたみたいな感じです。

準備中に気付いた点として、いまさらですがYOUTUBEの
もつ影響力の大きさがあります。「まったくもってありがたい
時代だぜ」という枠をこえて、その影響力を強い実感をもって
感じたことはなかった。これまではどちらかというといつのま
にかその国にいた、という感じだったんだけれども。

行ってみなければ、見てみなければ絶対にわからないこと、
というのがどんどん少なくなっています。

何かを知るために旅をする、という意味での旅は極論をいえ
ばもう必要ないんじゃないかと思えるほどに、YOUTUBEの
包括する情報量はつくづくハンパないです。

有名インストラクターの映像もあふれるほどあります。彼らの
動きやステップを確認するために現地まで出向く必要はもは
やないくらいです。有名であればあるほどたくさん映像がのっ
ていますから、有名でない人のほうが会う価値がある、みた
いな逆転現象さえおこるのです。

しかしフランキーの筋肉はなんといったって見てみないとわか
らないよ、というところで、最後は「感動はディテールにやどる」
ということになるのか・・・

ともかく今回はほんとに、YOUTUBEにはまいった、という感
じがする。

ここまでくると、「感動したくていく旅・学びたくていく旅」という
ような感性とはちがったものが旅に求められるように感じます。

誰もいったことのないところ、誰も見たことのないところ、YOU
TUBEにアップされていないところを探し出すことがそれ自体
研究材料になるんじゃないかと思えるくらい、行く前から相当
のことがわかっちゃうんですもん。

私は今回の旅の意味をすでに見失いつつあります。かつては
そう簡単にはわからなかったこと、知りたくても無理だと思われ
ていたようなことはすでにネット上にあるのです。

なんのために行くのかを探しにいく。

これが今回のテーマになりそうです。ありがたくも複雑な気持ち
だよ。せめて日常からのエスケープくらいは昔も今もかなえさせ
てほしいものだけど、そのうち自分の過去の記憶までyoutube
にアップされそうでこわい。




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