July 22, 2010

この時期ふと口ずさみたくなるあのメロディー

高校生の男児二人が通りすがりに「扇風機の前でアイス食うと
溶けるのが早い」と言っていた。ホントに?!思わず振り向きそ
うになった。そうなんだ?!
こないだかえってきたら、うちのマンションに住み着いてるネコ
が冷えたコンクリートにぴたあっと背中をつけてハラ全開で
転がっていた。こちらの通りすがりにちょっと背中の角度を変え
てみたりしていたよ。

ちなみに去年は草むらの中でぐったりしていたから死んでるの
かと思っておもわず保健所さんを呼んでしまった。四肢を周りに
広げてつぶれてたんだよ?!

家でダンス練習するのがもうあつくて手狭で、ええいどっかいこう、
と代々木公園にいった。都内でほぼ唯一、音を出しても踊っても
文句をいわれない稀有な公園である。当然そこに集まる人々の
「人種」の豊かさでも類稀なる公園でもある。あなたたちが取り組
んでいるその、それは一体なんですか、という人たちがいっぱい
である。

今日も摂氏35℃の涼風吹き抜ける中、そんなことにはかまわず
「取り組む人々」の姿があった。あつい順にご紹介しましょう。

まず炎天下、あえて日陰じゃないベンチに両手をのせて腕立て
伏せを繰り返している男が一名。もうしばらくしてふと見ると同じ
ベンチの上で今度は腹筋運動を繰り返していた。

次。歩を進めるといたいた。あついといえば演劇部である。輪に
なって笑う練習を繰り返していた。

わっはっはっはっは

わーーーーっっはっはっはっはあ!!!


これを鹿賀丈史の声で大勢でもってやるところを想像してほしい。

逃れるように公園の奥にさらに分け入る。頼みの綱の池は噴水を
ふきだすどころか、清掃中のため干上がりつつある。そこにハゲ
タカならぬカラスが群れ集う様は、乾季まっただなかのサバンナを
彷彿させる。近づくとワニに引きずり込まれるのだろう。こちらの
視線もまさに死線をさまよっている。

ようやくみつけた手ごろなベンチに荷物をおく。これも傍目には暑
苦しいことこのうえないであろうずらっと長いてらてらのスカートを
装着して、こちとらまさにアフリカンダンスである。そこにサイやゾ
ウがあわわれても、あるいはサックと槍一本で駆け抜ける人が
いても少しも不思議でないような気がした。

しかし現れたのはもっとモダンな人たちだった。新進モデルちゃん
とカメラマンのおじちゃんである。

おじちゃんは照明係を兼ねておっきな反射板を持っている。それを
片手で調整しながら、モデルちゃんに指示を出しながら、かつシャッ
ターもきるという大忙しっぷりである。

なまぬるい風にのってきた二人の会話。

(モ)「あーん、どんなイメージでポーズとるのかわかんなーい」


(カ)「それはもう、『ワタシを抱いてだよ〜(熱)」



さああああああああ・・・・・・・(願わくば乾いた一陣の風であって
ほしい)

ここでBGM、TOTOの”AFRICA”。
リズムがサバンナを進む動物の歩みそのものなんだもの。

さ、そんな中での今日の恵比寿レッスンは・・・どうします?!
もう、どうかなっちゃいそうですよね。ワタシの大好きなラリー・
ハーロウ・プレゼンツ「ラテン・フィーバー」を投入して、この際
音楽に救っていただきますか。ON2サルサまたはチャチャで
踊っていきたいと思います。

足と腰と上半身と手のバランスをきちんととれりゃOKでしょう。
というより、今日のレッスンは開催するだけでまさに十分といっ
てよいでしょう。ご来場の方には「ああ、ワタシ、いまラテンだわ」
的な気持ちになってもらえるように、ゆるかっこいい振り付けで
ご満足いただきたく思っております。





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