June 22, 2010

永遠の子供:その7

窓をおっきく開けて雨の音を楽しんでいます。
涼しい風が入ってくるよ。

フランスチームの内紛にともなって大統領が介入する事態に
なったとのこと。まんまみーあ。

YAHOOとSPORTSNAVIによる6月22日の共同掲載記事
によれば「ニコラ・サルコジ大統領(55)は現地にいるスポー
ツ大臣に滞在期間を延長して関係者と話し合うよう指示」したとのこと。

「スポーツ大臣」という言葉そのものにインパクトがある。
ずっと昔食中毒騒ぎに伴って「日本カイワレ協会」の存在を
しったときと同様の戸惑いを感じるものの、なるほどスポーツ
はフランスにとって教育福祉財政etc.と等しく独立した国家政
策であるらしい。

まして超人気のサッカー、世界最高のパーティーとも呼ばれる
ワールドカップにおける内紛ともなれば、これは「一大事」と
いうよりもはや「有事」なのだろう。

「選手たちは練習をボイコットした」ではなくて「戦士たちは
演習をボイコットした」のである。
ボイコットというよりクーデターである。

そもそも監督と選手たちの関係が良好でなかったそうで、四
年に一度の楽しみ、それも人生最大級の楽しみを丸々棒に
ふったフランス国民は今頃いかほどまずい酒を飲んだくれて
いることだろう。そうはいったって一番まずい酒を飲んでいる
のは地道にマジメに練習してきた選手たちであるのは間違い
ないんだけれども。

ところでサッカーの監督というのは「全サラリーマン中もっとも
厳しい中間管理職」と想像できる。あくまで雇われの身であり
ながら全責任がわが身一つにかぶさってくる。会長社長に全
権(金銭面)は掌握され、部下(選手)は曲者揃い、マスコミと
ファンはいいときはさんざ持ち上げるものの悪いときはきくに
耐えない罵声を浴びせる。毎日が「やってられるかばかやろう」
であろう。私は昨今は選手よりも監督のほうが気になって仕方
がない。多分、年なのだ。


横浜サルサコンテストシリーズ、続きます。


このステップが難しいために、ポーズを決めたあとDAISUKE
くんに即座に移動をお願いすることがもはやできないという
ことが前の練習でわかっていました。当初はポージングのあと
彼に向かえにきてもらう振り付けで、その間私が演技で待つ
ことにしていましたが、それが間に合わないので役割を逆転
させました。私が向かえにいってDAISUKEくんが待つ。
そんな背景もあったうえでのトラブル発生です。

ここは見ている人によって二つに印象が分かれたようです。
「DAISUKEくんがとまるという振り付けにみえた」という方と
「DAISUKEくんの動きが止まったようにみえた」という方と。
ということは、もしかするとトラブルを振り付けにみせきる、
だましきることはできたかもしれない、ということです。

ステージにあがる際は、万一のトラブルがおこったとして
それを好転させる可能性はどこかに残っているという決意を
深く静かにあたためていることが大切だろうと思います。

というのは、DAISUKEくんが足を滑らせたミスがミスだと
はっきりお客様にわかったのは、その瞬間よりもむしろその後
のことだったからです。ここが非常に大切なところなのです。

直後の会場の移動は彼がもっとも決めたいと思っていた
ところでした。直前に私に「あそこはどうしても決めたいから、
センセイはもう少しはやく回転してはいってきてもらえません
か」とまで言っていたのでした。

私は直前のステップで彼の足が滑ったシーンを見ていません。
感じはしたけれどもそれが具体的にはなんだったのかわから
ない状態で彼のところにはやめのタイミングでとびこみました。
がしかし。十分ではなかった。ここの対策が万全であれば
次が変わっていたかもしれません。シャインのミスよりも
私がおっきな責任を感じているところです。

DAISUKEくんは私をキャッチして滑らかに移動するはずの
その部分で足が地面に張り付いたように動かなくなっていま
した。何かがおかしい、と思った、というよりも感じました。

あとで映像をみてわかったのですが、彼は足を滑らせた揺れ
とショックからまだ完全には立ち直れていません。私がとびこ
んだあとのキャッチングが甘く、移動に耐えられるホールドに
なっていません。ゆるぎないフレーム(枠)を一瞬で形作るの
は実はコンビネーションと並んで高い技術を要するのだという
ことを今回痛恨の思いで学ばせていただきました。

<続く>


salsaconsul at 01:41│Comments(0)TrackBack(0)

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