November 01, 2009

おばけなんて

秋たけなわです。
サルサも、夏と並んで一年で一番盛り上がる季節を
迎えているようです。
そんな中、四季とともに悩み多き自分。わあわあわあ

一昨日、金曜日のレッスン中から激しく悩みだした。
みんなにイメージが伝わってない・・・!!!!
気がしてならなかったのだ。
おっかなくて聞けなかったけどやたらそんな気がしてならない。

スタンドスティルもペアワークも、ものすごく難しかった。
はずなのだ。
そんなに簡単にできるはずがない内容だったのだ。

しかし。みんなものすごく簡単そうにやっているように見えた。
少なくともそういう顔に見えた。
それがえらく恐ろしくなってしまったのだ。

みんなが私の知らぬ間にとんでもなくうまくなっているという
可能性が一つ。これは、怖い。

みんながあの内容を簡単だと勘違いしているという可能性が
もう一つ。これも、怖い。

私が肝心なことを皆に伝えられてないという可能性がさらに
一つ。これが一番怖い。

たとえば。
例をあげるとですね。

リバースターンで女性が6の足を後ろに回しこむのはあのとき
はスタイリングと便宜上言ったけど、事実上はスタイリングじゃ
ない。
男性が一つ前の5でキレイに女性を運ぶと女性はあの足に
「なっちゃう」のね。
リード&フォローの関係であれがおこるのであって、女性が
ああしようと思っても男性が手前でそうリードしてくれないと
できないもんなのだ。

女性のスタイリングのほとんどは男性がその直前でカンペキ
にリードを決めてくれてないと引き出されてこない。
出しようがないというか、ぎりぎりだと時間がないのです。
オープンブレイク一つとっても、うまい男性のは間のとり方が
ものすごくはっきりしているので、2・3で女性がスタイリング
つけたりできてしまうのです。

ところがこないだのレッスンのとき、リバースターンをやって
たら男性側が「なーんだ簡単じゃーん」みたいな感じだった
ので・・・杞憂であることを祈るが・・・これは実はまずいんじゃ
ないか、と不安に頭をうめつくされてしまった。

ひょっとして、気持ちよく、ある段階にとどまっていはしないか
わが生徒たちよ。

たとえば前の日曜にレオンでやった女性の体をぶんぶん
揺らす振りもそうだけど

男性が女性の魅力を引き出すような領域ってのは、一曲
踊れる⇒技を二回使わないようにできる、のあと、緩い斜面を
自転車であえぎながらのぼるような、しかもそれが延々と
続くような、そんな道のりに突入していくようなもので

しかしそこまできてはじめてサルサがほんとに面白くなる
のだし、まあいうなればそこまでは制服だの校則だので
縛られた小中学校みたいなものなのであるよ。

学校が面白いのは大学に入ってからではなかろうか。

女性にしたって、せっかくスタイリングの時間が与えられても
そこでヘンチクリンなことを繰り出したら二度と誘われない
わけであり・・・

今日はそういう日かなと思ってほんとに面白い領域に入って
みたら、みんなの顔が

「簡単じゃーん」

に見えて青ざめたのはおいらの気のせいなのだろうか?
気のせいだといいんだがなあああああああああ

気のせいであってくれえええええええ

とか悩んで夜が明けた。

緩い斜面系の面白さと難しさを伝える技術がまだ自分に
ないのだろうかという不安と焦りがずっしりこたえる。

うーん、みんなにきくのはこわいけど
書くのもそれはそれでこわいなー。

おばけなんかないさ。おばけなんてうそさ。

んなわけでマイコーの映画見てきれいさっぱり号泣。

なんであんなにうまいんだー!
なんであんなにがんばっちゃったんだー!
なんで死んじゃったんだー!

マイコーの繊細さに感動。
ライブの準備中のドキュメンタリー形式の映画です。
音とダンスが最高。THIS IS ITぜひ見てください。

でもって、自分的にはステップ一個一個に重量をのせきれて
ないことに身もだえするほど悔しがっており、

明日も木曜日もそういうことにチャレンジしつつ

みんなと踊りたいと思います。

金曜日、来てくれた皆さん。ありがとう。
あの日、じんとしておりました。
未知の領域に一緒に行ってみませんか。

ほいじゃおやすみなさい。




トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
これまでの記事
記事検索