February 10, 2009

キューバ・プエルトリコ・ニューヨーク

ニューヨークの話ばかり書いていたらキューバが懐かしくなって
きました。
両者は政治的にも文化的にも切っても切れない関係にあります。

アメリカにはキューバが・・・というよりもカストロ前議長がというべき
なのかな・・・大嫌いな人たちがどっさりいる一方で、キューバ訪問を
望む人々も数多いときいています。大統領が今変わるという情勢に
あって、さてニューヨーカーの感覚はどうなっているのかもちろん
気にはなっていましたが、滞在中に「キューバについてどう思います
か」というような質問を発することはもちろんできませんでした。
それほど率直に話ができるほどの人間関係を築くのに、一ヶ月と
いう時間はあまりに短くて。
もし1年にもわたる長期滞在ができるならば、もっとも話してみたい
話題であることは間違いありません。

ニューヨークには実にたくさんのプエルトリコ系の人々がいます。
私は90年代後半にキューバ訪問をした折、帰りがけにプエルトリコ
に寄ったのですが、そのときちょうどプエルトリコは「独立か、自治州
か、完全にアメリカの一州になるか」という選択を迫られていました。
結果的にプエルトリコの人々はアメリカの一州にはならないという
結論をだしたわけですが、「キューバの意地」を体験した直後
だっただけに「それだけじゃちょっと弱いじゃないか」という気が
したことは否めません。でもそれはしょせん部外者の戯言にすぎ
なくて、私たちもそうであるようにプエルトリコの人々も生きていく
ために最善の道を選んでいるだけだと今は感じます。
ただ、街を歩いていて道のそこここにぎっしり立ち並ぶアメリカ系の
ファーストフード店には失望しました。
市場にいっても圧倒的に品物が不足していて、バナナを買うのに
30分行列、バスに乗るのに1時間行列、それがどーした、という
キューバの生き方も行き方だし、生きるためにアメリカと共存する
プエルトリコの生き方も行き方。どちらも必死です。
現在プエルトリコは「アメリカの自治連邦区」という特殊な扱いに
なっていて、自治は認められても国家元首はアメリカ大統領です。

今回ニューヨークに行ってみて、プエルトリコそのものに滞在した
ときよりもずっと強く、プエルトリカンのプライドや存在感を強く感じ
たことが不思議でした。
キューバとプエルトリコは兄弟姉妹の関係にあるといわれる一方で、
ことサルサとなると双方「こっちがルーツだ」と頑なにひきません。
私は、「サルサはキューバのソンがなければ絶対に生まれることは
なかった。しかしプエルトリコの重厚なリズムが加わらなければ
こんなに面白くはならなかっただろうし、ニューヨークという舞台が
なければここまで洗練されることもなかった」と解釈しています。

ちょっとした小話です。世界的に大人気で日本でもファンの多い
フランキー・マルティネスはプエルトリコ系です。
彼はレッスン前にロビーで「自分のダンスのルーツは家族だ」と
明言していましたけれども、面白いのはそのレッスン内容といい
使っている音楽といい、明らかにキューバの影響を多大にうけて
いる。そのうえ彼の舞踊団はアバクアといって、キューバ出身者の
秘密結社の名をとっているんですね。でもレッスンでは絶対に
キューバという言葉を使わない。キューバ的な要素を彼は「アフロ・
カリビアン」と呼んでいました。
私はここに彼の「絶対譲れないプライド」を垣間見たような気が
しました。
これがキューバとプエルトリコのサルサにおけるライバル関係を
実によく象徴しているように思えたのです。
そしてライバルがいるからこそ、サルサはここまで面白さを増した
のだろう、とも。






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この記事へのコメント

2. Posted by 偽RIO   February 13, 2009 13:49
5 今夜のバレンタインイブは女子多数!!!

男子の方参加お待ちしています。

Kにゃ
1. Posted by Kにゃん   February 12, 2009 11:55
5 2/13(金)はバレンタインデーイブですね

貴方にとって素敵な事になるかもしれません

男性の方々、明日来なけりゃ一生後悔(^O^)/するかもしれない!

さあ、明日はラキアに全員集合('-^*)/

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