February 09, 2009

YOU ARE THE CLUB STAR!!再び

オーディオ



薄曇の中週が明けました。
レトロなもんしかない私の
工房です。全てのアイディ
アがこんな地味なところか
らもくもく湧いてくるので
あるよ。




昨日は新宿御苑でのレッスンでした。
サルサ初体験の方から「三度のメシよりサルサが好き」なCクラ常連
までご一緒させていただきました。3時間の中でめいっぱい語ったり
演じたりしたんですが、各段階の生徒さんと時間をともにしていると
かつての自分の「その」状態がありありと思い出されてきて、教えよう
と思う前に言葉があふれてきます。

サルサ初体験の男子が脂汗を浮かべているのをみれば「男子は
自分が踊るのと女性を躍らせるのと二人分の荷物をしょっていると
いうことを女性は忘れてはならんよ」、一曲踊れるけれどもさらに
その先へという男子をみれば「かっこいいリードというものはいかに
うまく歩くかという点にあるんだよん」、同じく女子には「目線はパー
トナー、そうでなければオーディエンス、どっちかに定めると締まっ
てくる」、Cクラスとなれば「クロスの足といってもどっちが軸足かで
形は違ってくる」「手を体に巻くんじゃない、手のあるところへ体が
入っていくんだ」などなど、考える前にもうしゃべり始めている。
今日はコンディションがいいな、と感じていました。
それにみんなが私のメッセージを実にうまくキャッチしてくれている
のが感じられて余計こっちも力が入る。好循環のうまれた昨日でした。

帰国してからアイソレーションとボディムーブメント、スピンニングには
指導にも自主練にも相当の時間とエネルギーを割くようになりました。
体の深いところから「これ、感じる!」と思ってもらえる指導方法をよう
やく見出せた気がしています。
音楽はそのとき一番感性にあうものを選んでいますが、かっこいいの
が大前提です。きいて踊りたくならないような音楽では基礎練もできな
い。もともとサルサがあれやこれやの音楽を混ぜてできたものだから
相性のいいジャンルはいくらでもあります。
そしてたとえ時間が30分でも15分でも、最後は必ず一つの「作品」に
します。振り付けを作っていく過程を皆に感じてもらうことで、よりダンス
にはまってもらいたいんですね。

技術的な訓練というのは大概単調で飽きやすいもの。
それをどれだけエキサイティングに仕上げるか、いうなれば自分や
みんなの脳をいかにだますか。これは実にやりがいのある仕事です。
「体が変わってきました!」というご報告もいただいて嬉しく思っています。

報告といえば、昨年恵比寿で女子たちを泣かせてきたスタンドスティル
がついに日の目を見たという報告がきました。先日のイベントでこれを
披露したら踊り終わったあとで見ていた女性から「すごいですね〜!!」
と声をかけられたそうです。やったぜいっ!!
踊ったパートナーからほめられることは社交辞令から本音まで含めて
チャンスはいくらでもありますが、見ていた同性からほめられるのはその
数十倍の価値がある。というのは同性にはよくも悪くもライバル心が
ありますから、ちょっとやそっとではわざわざ褒めたりしないからです。
「思わず口をついて出てしまった」。それは人の心を動かしたということ
で、本当に価値あることなんです。
この教室のキーワード:クラブスター。スポットを浴びて目立たせてもらう
のではなくて、同じ土台のうえで人の心を揺さぶること。
ダンスでもそれ以外でも、それが私の「かっこいい」の基準です。




トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
これまでの記事
記事検索