February 02, 2009

祭りのあとの月曜日

月曜の朝
アメリカの年末年始は
日本ほどお祝いムードじゃ
ないよ、ときいていたけど
そんなことはなかった。




クリスマスに引き続きちょっと小旅行、という感じでいまいち仕事に
身が入らない雰囲気がそこここに満ちていた。
1月1日は祝日で木曜日、その次の2日が金曜日だったために
「まーいーやもー全部休んじゃえ」という感じで結局本当に年が
明けたのは1月5日の月曜日。そのときのなんとなーく憂鬱な
市民の雰囲気を取りたくて撮影したのがこれ。
そう、今日の皆さんの気分と似てるのかな。

といってもこれほどすかっと晴れ上がると「あーもう冬は終わったー」
とちょっとだまされてみたくもなりますね。
土日の強風はごっつう荒れ狂いましたし、これで冬将軍も退散した
だろ、と。とかいってそう簡単に春にならないことは毎年百も承知して
るんですけど。

さて、ニューヨークから戻って三週分のレッスンを終えました。
昨日は自分なりにその総括みたいなことをしていました。
そして改めて思いました。自分ほんとに練習が好きになったな、と。
何が必要で何が不要かということがものすごくクリアにみえるように
なったと感じます。

それから日本てこれからどうなるかな、というようなことも考えてました。
ちょうど「There's only the United States of America」なんて
あまりにもかっこよすぎる言葉をちっともくさくなく言える人物が
大統領になっちゃったところで日本をふりかえってみると、
「There's only 47 TODO-HUKEN of Japan」とおきかえてみてもなんの
説得力もない。
「どげんかせんといかん」といってわが村わが町わが商店街の活性化を
はかるのがこの国の政治というか経済というかの限界で、「嵐の中
国民が一丸となって厳しい冬をのりこえんといかん」的な説得をはじめた
瞬間、その人物が眉唾にみえてきてしまう。
それは日本が「国」というものを語ることを数十年タブーにしてきた・こざ
るをえなかったことと当然深い関係がありますが、個人レベルでは本当に
この国とこれからどうやっていきたいのか腹くくっておかないといけない
な、と相当遅まきながら考えさせられてしまった。
「自分はこの国の人間である」というよりも「この国と自分はどうしていけば
いいのか」という絶望的な距離感はどこからくるんだろう?

そんななか、サルサというキーワードを通じて今この国で切実に必要と
されているコミュニティ・・・それもバーチャルではなくリアルなコミュニ
ティを、そうと意図しないでも次第につくりあげていけることの幸運を
改めて感じたことでした。さんきゅう、カミサマ。








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