January 20, 2009

感覚違い


スタジオ待合場

ニューヨークのダンス
スタジオにはコーヒーを
飲んだりおしゃべりを楽し
んだりできる「無駄な」ス
ペースがあって、外界と
レッスンをつなぐ重要な
役割を果たしていた。
ここでぼんやりするのが
好きだった。


半年ほど前、歯が痛いのがガマンできなくなって自宅近くの
診療所にかけこんだ。
行き着けは銀座にあったがそこまで足を伸ばす暇がなかった。
そうしたら医者は虫歯のあるところをウィーンを削ったはいいが
そこに一言の説明もなく銀の詰め物を施した。
笑ったら見える場所である。
できあがったところを鏡で見た私は呆然とした。
見えるところにだまって金属を詰める医者がいまどきいるなんて
到底思いつきもしなかった。
「ここは・・・白い詰め物ではだめだったんですか」
ときいたら
「そんなのすぐとれちゃいますよ」
とにべもない。
別種のガマンをまた半年して、先日ようやく白に治した。


私は「外から見えるところに金属を無断でつめる歯医者など
いまどきいるはずがない」と思っていた。
医者は「丈夫にまさる治療はない」と思っていた。
こういうのを「感覚違い」と呼ぶ。

ニューヨークに行ってみて心打たれたことの一つが、全く別種の
人間が折り合いをつけるためにあれこれ工夫を積み重ねた跡
を随所に感じたことだ。どこがどう、というのではないけれども。
ここにいたるまで、私の歯みたいな行き違いが一体いかほど
あの街の中におこったことだろう。

彼らは「つなぎ」の必要性をよくわかってるんだろうな。

東京と比較したってけして地価の安いはずがないニューヨークで
ダンススタジオに一見無駄と思われるスペースがたっぷりとられ
ていたことは印象的だった。
ダンスシーンでも彼らは「つなぎ」に理解を示している。


ダンスの準備をしていたら大家に怒られてしまった。
あちゃーイタイ。おちこんで二日目。

ハードロック男はあれからどうしてるだろう。








salsaconsul at 14:04│Comments(0)TrackBack(0)

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