December 30, 2008

究極の選択のお話

SESSIONS 73

メレンゲ・バチャータを
愛するラティーノに続き
月曜が休みのインストラ
クターが集まってくると
いうTAJにすべきか、
ライブのあるSESSION
73にするか。





チケット問題解決に引き続き究極の選択が待っていた。

一ヶ月というのは自分の身分にしては相当長い期間では
あるけれども、NYにおいてはまったくもって短い。
あっというまにすぎてしまう。
それくらいアーティストの質量が圧倒的なのだった。

私はチケット問題に全身全霊をかけたあと、これまで行きたく
てもどうしても行く気になれなかったハーレムのレストランに
とうとう出た。人は何か一つでも心配ごとがあるとすべてが滞って
しまうようになぜかできているのだ。
そうでない人は間違いなくすごく出世できるタイプだと思う。
そう、「とりあえず忘れられる人」、ね。
おいらにはできないけどね。

で、ひといきついて、さあ、今晩をどうしようか。

スタジオレッスンにも誘われていたけれども、昨日のFRANKIEの
技術が浸透するまで新しい情報を体にいれたくなかった。
今日は確実なリード、もしくは極上の音楽にいきたかったのだ。

悩んだ。ほんとーに悩んだ。

そして。やっぱり決定打になったのはGRUPO LATIN VIBE
(彼らは英語風に「ラテン・バイブ」と自らを称していた)が演奏
する、というまたとないチャンスを備えたSESSION73。
わが教室でもたとえばNちゃんがリクエストをくれるように、この
グループの音はめっちゃ渋い。


ビブラフォーン

それは写真左の彼が
ビブラフォーンを叩く
影響が大きい。




それによって音に70年代風の怪しさが出てそれに聴き手は
どっぷり酔ってしまうのだ。

会場はセントラルパークをはさんだ東側。西側に暮らすおいら
には非常にめんどい問題が待っている。

おいら、正しいバスに乗って正しい場所で降りられるのか。

ちなみに・・・バスはものすごくたくさんある。
そして、いつどこで降りるかは自分の目と耳を200パーセント
全開にしておかないとわからない。

おいらは恥も外聞もなく停車場の表示のみえる右側の席に陣
取り、今どこを走っているのか、なんとかAVEやらなんとか
BLVDやらなんとかStreetの表示を自慢の視力2.0でおいかけ
まくった。

行き先は1st ave 76th st.。
おいらのいるとこからセントラルパークをはさんで思い切り
斜め向かいにあたる。
冬、夜。こういうのはほんとこたえる。

が。ついてる日というのはたしかに存在するらしい。
見事に狙い通りの停車場で下車した。
今日はまさにグッジョブだ!

会場に入るとまたしても案の定早すぎだ。
これまでのところどの案内も開始1時間前を表示している。
世の中遅刻魔だらけなのはどこの国も一緒なのだろう。

到着30分後。
日本のサルコン、それも今年でなく去年の、で知り合って
こっちのレッスンやソーシャルでも何度か同席している
エクアドル男子が到着。
なんと、今朝私にここにこないかとメールしてたんだという。
そんなの届いてないよー!!!!
アメリカはいろんなものが届かない国らしかった。
にしてもこの男子、サルサ暦五年で、ただ楽しみのために
何度も日本にも来日してるという。
今日踊ってみてわかった、ヤツはNYスタイルマスターだったのだ。
どうりでこれまで中途半端だったわけだ。
今日はやることなすこと全てがはまった。
私がヤツらの理屈をいよいよわかりはじめたからだ。

踊る人々ライブの音で思う存分
踊る人々。今日はNY
ON2マスターが多かっ
た。同時に1・3・4タイ
プもそれはそれで光っ
ていた。



渋いグループのライブだけあって客も「わかってる人々」
だらけ。つまんないリードをする男は一人もいなかった。

私も、ありとあらゆるものに酔った。

気持ちいい。NYで心からそう思えたはじめての夜だったかも
しれない。

それもこれも、発端は「本気で怒ったから」なのだ。

このつながり、わかる人はこれからも私のとこにいてください。
私にとって「話のわかんないヤツ」は一番こたえるんだよ。

感情の出し入れがうまくできる人。
サルサのうまい人ってのはそういう要素が不可欠なのだ。
不要なとこでキレたり、必要なところで飲み込んだりすると
結局続かない。
たとえば嫌な相手にイヤといえるかどうか。
がんばってる人を励ませるかどうか。
力がないのにあるつもりで天狗になってないか。
逆にできるのに「できないできない」と同性うけのことばかり
心配してないか。

すべてひっくるめて、サルサは人をはかる。
おいらはいいグループを育てたいと思う。
はっきり言おう。君たちのためじゃない。
そうじゃないと私が踊れなくなるからだ。

で、念のため。おいらは君たちのおかげでここまできた。
そのことは一生忘れない。今夜は最高だ。








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