December 30, 2008

本気で怒る話

バス車内

NYのマンハッタン島は
南北には地下鉄、
東西にはバス、
荷物があるならタクシー、
と大体相場が決まって
いる。今日おいらは
はじめて「自力」で
バスを使った。その車内。

さて・・・

今日はバスの話より前に書きたいことがあるのよ。

In the Heightsっていう、今年トニー賞(新作ミュージカルで
もっとも優秀と認められたものに与えられる)を受賞した
作品のチケット入手でさんざん苦労したお話。

レッスンにすべてをかけたいので、ボックスオフィスで買うだの
なんだのははしょってネットで購入した。
もちろん正規の、だよ。

クレジットで買って、結果をプリントアウトすれば劇場で入場
できます、ってのが一番のおすすめで、もちろんできることなら
そうしたかった。

でもドミトリーにはプリンターはなく、アメリカには意外や意外、
ネットカフェなんかが全然存在しないのだ。
たぶん高級ホテルいくとそういう機材はあたりまえのように
あるんだろうけれども。

ボンビな私は公演まで日にちもあったことだし、郵送してもらう
ってプランにした。

申し込んで3日たったら、ネット上の自分のアカウントが
「チケットは郵送されました」って表示になった。
これが一週間以上前の話。いくら遠くたって届く余裕はあるはず
だった。

しかし。

ヘロドトス様の格言とやらを高々と掲げたUS MAILはおれ
さまの250ドルもかけたチケットを意地でもとどけたくない
らしかった。
おいらは待ちに待った。何かを気にしながら日々をすごすのは
すごいストレスになる。でもドミトリーを選ぶというのはそういうリスク
も背負うということなのだ。
ビジネスルームなりサービスなりがあるホテルに泊まればレッスン
をうけるお金がなくなってしまうし、まして一ヶ月の滞在は不可能に
なる。なんでもかんでもシーソーゲームなのだ。

私は毎日スタッフにメールボックスのチェックを頼んだ。
でもとどかない。年末はどの会社も休暇をとるスタッフが多くなるし、
1月1日は国民の祝日。今日届かなければエマージェンシーな事態
となってしまう。第一これだけ待たされら自分の精神がもたない。
高額のお金はクレジットでおとされた、でもチケットが届かないんじゃ
地団駄踏んでもふみきれないだろう。
もちろんどかんどかん踏んだとおりに、週明けというのに郵便物は
一通も届かなかった。

In the Heightsはドミニカ人居住区のワシントンハイツを舞台に
した作品。しかも見た人から「これはぜひとも」とのお墨付きだ。
これを見ないでのこのこ帰国したらそれこそ死にきれない。

ついに私はオフィスに「This is an emergency」のメールをうった。
要求されることは異常に多い。名前、予約番号、チケットの額面、
手数料も含めた総額、公演の日、場所、席の番号、住所、連絡先、
「どれくらいやばいのか」、うんぬんかんぬん。
しかも入力に手間取っていると「遅すぎです。遅れません。
もう一回お願いします」という超むかつく表示がでてくる。
これだけたくさんの事項を要求されれば英語が母国語の人だって
10分はかかるだろう。しかも自分は、入力不要の欄までいちいち
チェックしてるのだ。
最後に今はやりのFAQが登場して「あなたが訴えてることって
ほんとにそんなに大事なこと?実はどうってことないんじゃない?
とダメ押しされる。

あのね、ほんとに困ってるんだってば。

このサイズとパワーで事態を訴える文面作りに命はった。
「この作品は友人にぜひともとすすめられてずっと楽しみにして
いたものなんです。どうか公演当日、確実にチケットをうけとれる
ように手配願います。ご理解くださらないと
私まじでキレますから。

と書くわけ。この最後の部分は

Thank you for your understanding.

と書く。このへんは中学英語と実際の英語のほんとにほんとの
ギャップだろうと思う。

私の怒りは無事伝わったようで、それからおよそ2時間後に
「予約番号、クレジットカード、身分証明を提示すれば会場で
チケットをうけとれるよう手配しました」というメールが入った。

怒る。しかも本気で。
これがアメリカでは絶対に絶対に必要な能力だ。
読者のみなさんの多くが経験していることでしょう。
でもここは私のブログなので、皆さんご承知と承知であえて
書きました。

私は怒りを爆発させるという能力をここで磨いた気がします。

これが今日の日中のお話。
今度は夜のお話。



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