September 29, 2008

スタイル談義

いやー寒くなってきましたね。軟弱にも暖房をいれてしまいました。

土日の練習にご参加くださった皆様まことにありがとうございました!

いっしょけんめい、レッスン遂行させていただきました。

A/Bクラスは微妙で繊細なリード・フォロー技術を各レベルごと・男女

ごとにお教えしています。

補助役一同も非常な活躍をしてくれてます。説明が丁寧でわかりやす

かったとのご感想メールや、帰り際の新人さんの笑顔をわがこと以上に

嬉しく拝見しています。

私は土曜は女性、日曜は男性を主にみせていただきました。

ここのところことに、男女それぞれのダンス上の役割に応じた練習の

必要性を感じているところです。男性のリードの難しさは言うまでもない

ことですし、女性は女性で「男性についていけばいい」という考え方は

当初からきっぱりと捨ててポイントをマスターしなければ。

私たちはラテン人社会に生きているわけじゃないので、幼いころから

周囲でとーちゃんかーちゃんじーちゃんばーちゃんにーちゃんねーちゃん

の踊る姿に触れているわけではなく、まして教えてもらうでもない。

その蓄積の差は歴然です。「そのうちできる」なんていってたら日が

暮れてしまいます。私はサルサは先にうまくなっちまったもん勝ちだと

思ってますので、「いいな」と思ったが吉日、とにかく先行逃げ切りを

おすすめします。精一杯応援しますし、ここの教室全体が応援ムードを

持ってることも請け合います。


Cクラスは土日とも新たな領域に突入しました。土曜のコーヒーカップ

は社交ダンス、日曜のルーティーンはNY・ON2スタイルがルーツです

が、いずれもクラブシーンですでに「あり」の領域に入っていることは

言うまでもありません。コーヒーカップ(酔いましたね)は8カウントを

超えると女性が戸惑うかもしれませんが、それ以内であれば男性の

リードで十分初パートナーをひっぱっていけます。

ただし、女性が背中側に体重をかけてくれる勘を持ってる方じゃないと

決まらないでしょう。リバースターンで枠をしっかり作ってくれる方は

ここをおさえてますから大丈夫。うまくいかない⇒にっこりごまかす。

日曜のルーティーンは非常に苦しみました。なんてことないのに

何気に出来ないところにスタイルの壁を感じます。あの「うねうね

にゅるにゅる」ととらえどころのない独特の感じがNY・ON2の醍醐味

のような気がします。「スタートとフィニッシュ・技と技の切れ目がいま

いちはっきりしない」というんですかね。言いたいことわかるかな?

ON1におきかえて踊ってもそういう感覚が見事に残るんだよね。

あの「にゅるにゅる感」がどうしておこるのか、私はマンボの歴史を勉強

して完全に腑におちたんですよ。ラテンジャズ⇒マンボ⇒チャチャチャ

⇒NYサルサの系譜でみていくとたしかにあの流れにおちていくんです。

うーむこれだけじゃわからんでしょ。私だって十何年かかったんだから

二行でわかるわけないわな・・・ぐずぐずじゅるじゅるちゃんと教えていく

からだらだらつきあってやってください。

その「にゅるにゅる」が行き過ぎる傾向に対して「ON2の人たち、なんか

踊りが気持ち悪くなってないか?」という批判を耳にしたことがあります。

そう言いたい人の気持ちもわかります。しかし極めに極めてそっちに

行っておしまいになる人の気持ちもわかります。ここがやっぱりサルサ

なんですよね。混ざる、進化する、答えがどこにもない。

全てひっくるめて、サルサです。



女子をタックインするなり、ほどく勢いでストーンと床に落とす技。私は

あれを数年前に初体験しまして、当初は男子もろとも床にかなりセクシ

ーな状態で崩れ落ちましたが(・・・嫌いじゃない)やがて不思議に

ひょっこり立ち上がれるようになりました。

入りのリズム感がポイントです。

ぽーんぽーんすたーん、ですね。←タックイン、ほどく、倒す。

わかるな?わかるなっ?

これをYOUTUBEで探したらありましたありました!ありましたよー。

ごらんください。3:31〜3:32でやってます。


さてこの映像をみて皆さんはどんな印象を抱かれますか?

ノリがよくて楽しそうだな〜と思われる方と、ちょっと垢抜けないなと

思われる方とに分かれるでしょうね。

彼らの踊り方の特徴をひとことで言うとなんでしょうか。

そう、スタートを除いて縦のベーシックとクロスボディリードを全く使って

いないことです。

クンビアステップがベーシックとして使われているんですね。

南北アメリカ大陸を結ぶ細長い中米の地域や、南米でも北部の地域

での踊り方がこれです。この辺でサルサをマスターして帰ってこられた

日本人が見事にこの踊り方をするのを私もかつて見たことがあって、

これは全然違うな、面白いなと思ったことを鮮明に思い出しました。

キューバではグアペアとディレケノ(クロスボディリードのくの字バー

ジョン)を多用しますからこの映像の踊り方とはまた全然違います。

この映像のスタイルは気軽だし楽しいし勢いもあって、お酒の入った

席や野外パーティーなんかでは最高です。

ただし女性はこのスタイルだけでは六本木ではなかなかサバイバル

しきれません。アメリカのスタイル(社交ダンスやアルゼンチンタンゴの

影響もくるみこんだサルサの踊り方)をある程度以上マスターしておいた

ほうが多くのパートナーを得やすいのが現状です。



さて、男性はまだまだですが女性は腰への乗り方が完璧ですね。私が

「上半身を前後や回転の助けに使わない」といったのはまさに彼女の

動き方のことです。衝撃を全て骨盤で吸収してしまうのです。

しかし男性から目を離さないところ、空いた手のポジショニングに気を

配るところ、機敏に相手のリードに反応するところは終始きっちり守って

ます。

スタイリングはワイルド。クンビアと組み合わせての手に開き方に

気負いがありません。4:04で使っているボディムーブメントはラテン女の

定番です。リズム感を顔でくどくど押し売りしないところもよいですね。

気取らない踊り方を好む女性に特に参考になるスタイルだと思います。



彼らの「ON1とON3をあべこべに使う」踊り方はラテン人特有のもの

です。ピアノやバイオリンなどしっかりした音楽教育を受けた方ほど

このリズム取りが気持ち悪く耐え難いと感じるものですが、サルサを

広く楽しみたいならぜひとも慣れてしまうことをおすすめします。

「ラティーノの多くには1と3の区別がない」

これをぜひ胸に刻んでおいてください。









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