September 15, 2008

異国のこどもたち

昨日ご参加の方どうもありがとうございました!

実りある練習ができたんじゃないかなあと自分はひとり大満足です。

いかがでしたでしょうか?

レッスンのあとはトルコ料理屋さんにいってきました!

先日Bさんにご紹介いただいたところに引き続き当教室アフターとしては

二回目です。今度のところは入り口に「お洒落なマッサージ」系の女の子

の看板がドガーンとあって入りにくいことこのうえなく、何度も前を通過

していました。ご参加の方に「玉砕してもよかですか」的な確認をしました

ら皆さん「けっこうです」とおっしゃるのでありがたくおつきあいいただき

ました。

ドアをあけたらお目目キラキラの「本場の方たち(M様命名)」がたくさん

いらっしゃいまして、これはいける!と。実際うんまかったんですね〜!

新宿三丁目はこれでとおってもおいしいトルコ料理屋が二軒になりました

あ!にひ。



ここでちょいと思い出話におつきあいくだされ。

多くの方はもうご存知かと思いますけれどもおいらはガキのころにドイツ

で一年ちょい暮らしたことがあります。そのとき前半の数ヶ月を稲穂なら

ぬ麦の穂揺れる南ドイツの立派な田舎ですごしたのであります。

そのへんに馬・豚・にわとりがヒヒンブイブイコケッコーしてるような

そりゃもういい香りとよくない香りが渾然一体となった地域でありました。

で、地元の学校に通学バスで通ってたんですね。担任が忘れもしない

ミセス・バットランとおっしゃって、しっかりさとあったかさの兼ね合いがパ

ーフェクトな典型的ヨーロピアン・インテリジェントでした。ところがいかん

せん田舎の小学校ですからね、通ってるコドモらといったら今思い返して

も非常に・・・ええ、非常に・・・あとは察してください。

そのいなかっぺドイチェ・こどもっぺの中に一人、まさに「はき○めに鶴」

とはこのことかと見まがうばかりの瞳の黒々とした美しい女の子がいま

して、これがトルコ人だったんですね。肌は象牙色で、何しろ骨格に品が

ある。そしていつも穏やかな笑顔を絶やさないんです。クラスは違いまし

たけれどもときどき目があってにっこりしてくれました。この彼女がひどく

いじめられていたわけです。どーしてかというとドイツは高度成長期を

すぎて不況の時代に突入し失業問題が発生していました。

このとき労働力として大量に受け入れていたトルコ人たちが非難の的に

なってしまっていたのですね。

学校中でトルコ人は彼女一人だけだったためいつも一人ぼっちでした。

それでもいつも笑顔でした。ほんとにかわいい女の子でした。


およそ半年をそこですごしまして、夏に大学町の学校に転校しました。

コドモらは一転、「町の子」になりました。おしゃれもするし、ちょっといい

カバンなんかも持ってます。休み時間にはコンクリートじきの校庭で

遊びます。新しいクラスにはドイツ人のほかに、トルコ人の男の子が二名

と韓国あるいは朝鮮人の双子の男女、日本人の女子もすでに二名いま

した。あとで知ったことですが韓国・朝鮮いずれかの子供たちが欧米人

にひきとられることはよくあったらしいです。何かの行事の折にご両親

がみえて、お二人ともドイツ人だったのであっけにとられたものでした。

そのときに受けた印象ですが、ご両親があまり周囲というか世間というか

それと交流したがらない様子がありました。やはり親御さんの顔立ちと

子供二人の顔立ちが全然違っていることに対する周囲の目はあたたか

いとはいえなかったのかもしれません。今でこそ里親はハリウッド女優

なんかがすすんでひきうけていて認知度が上がりましたが、当時はまだ

まだだったんでしょう。逃げるようにたちさるお二人の姿は痛々しいもの

でした。

トルコ人の男子二人は常に一緒でした。双子のキムとチョイ以上に

双子のようにくっついてました。町でももちろんトルコ人バッシングは

強くて、宗教や顔立ちの違いからテュルカイ(トルコ人)はどうしても

ドイツ人の子供たちとはうまく混じれないようでした。あのときの男子

二人の目はすでに人間不信と、このあとのサバイバルの厳しさを予見

した色を持ってました。そう簡単には踏み込ませないぞという緊張感が

子供ながらにすでにあるんですね。

そんなトルコ人たちの持つ食文化のレベルはじゃがいも&ソーセージ

&黒パン、以上!のドイツをはるかに凌駕していたことは言うまでも

なく、ドネルケバブのスタンドが町中いたるところにありました。

都会にいけばレストランもたくさんあったはずです。

ミュンヘンを訪れたとき、広場の片隅のトルコのお菓子を売る店で父親

がべっとべとのケーキを買ってきました。べっとべとのだらんだらん、

まさに「厚手のハエとり紙」。

これが忘れもしない「トルコ風はちみつ漬けパイ」だったんですね。

こんなおいしいお菓子あるんだ!!!!と幼い私は熱狂したものでした。

昨日「あーんこれ頼ませて!!」とメニュ−のハチミツケーキに食いつき

ながら、あんなことそんなことが走馬灯のように頭をよぎったのでした。


さて、本日は森下にて3時間レッスンです!

まずチャチャチャを1時間。シャインとペアワーク両方やりましょうね〜!

それからサルサです!またぐいぐいと粘り気あるコンビネーションで

遊びましょう。そしてフリーダンスタイムです!昨日も御苑で30分この

時間をとったんですけれどもやっぱりいいものですね。今日はたっぷり

1時間やりますからね。皆さんドリンクはたっぷりご用意ください。

このときに下のコンビニに買いに出てもよいですよ。


レッスンあとは本日も「最低でもビール!最高でもビール!」をしましょう。

今のところ女性からのご参加お申し込みがかなり先行してます。

男性のご参加もお待ちしております!


salsaconsul at 11:26│Comments(0)TrackBack(0)

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