February 22, 2008

ビバ古典っ

酒は飲んでも飲まれるなって言うけど、居酒屋は飲まれに行く

ところじゃなくて何しに行くとこなのかと思ってしまう今日

この頃。ああ、今朝も朝日が痛い・・・



ううううう・・・またやってしまった。やってしまったが一応

目標1時間15分後にはのろのろとおきだしてやってるぞ、

仕事を。今週中になんとしても申告の目鼻をつけなくてはいけ

ない。大変だ。この大変さが世の中にとってなんの変哲もない

大変さなのだとは認めたくない。それではあまりにつまらない

からだ。くっそ〜〜〜〜〜〜〜っ


世界で私だけが大変で不幸だああああああっっっ


  ↑くず


愚痴るのも人生の大切なバランス機構の一つだと誰かが言っていた。

その言葉に甘えよう。


でもそれでは読者に申し訳ないので、最近私の生活を一変させた

あるものについてお話します。


皆さんちには、「はたき」あります?


ないでしょ。ないと思うよ。大体「はたき」という物体を知らない

人も20代にはそろそろ出てきてるはずだよ。はたきは木のぼっこ

(この「ぼっこ」というのも北海道弁らしいということを前ここの

Nちゃんに指摘された。「ぼっこって、何?」とすごくかわいく

聞かれてびっくりした私。ぼっこ、って「棒」をちょっとやんわり

言う言い方だよ)に布のはたはたした切れ端を何本もとりつけた

もので、ほこりを払うのに使う。今はOA機器のほこり取り用に

ビニールを裂いたようなのがいっぱいついたプラスチックの持ち手

のがあるけど、私が今回おすすめしたいのはそんなものではない。

本格的明治女が頭にてぬぐいをまいて使うようなタイプのものだ。

もともと幸田文が親父さんの露伴に「掃除は上から、はたきでほこり

を払ってから順に下に進むこと」と躾けられたという話はずっと昔

読んで記憶にはあったのだけど、はたきでほこりを払うという古典は

いまどきもういらないだろうと思っていた。それが最近、ある日、

きっかけはなんだか知らないが、私は無性に部屋中をはたきまくり

たくなった。そうするとブラインドだのオーディオだのといった

いったん布ぶきなどはじめたらそれこそ大変なことになる掃除が

一瞬にして終わる気がしてならなくなったのだ。

私は思いつくまでは遅いが思いついたら早い。近所の雑貨屋で

はたきを見聞した。100円ショップのは話にならなかった。

その安っぽさバカっぽさは100円を高いと思わせるものだった。

はたきは誰がなんといっても、あくまでこれ「古典」に徹する

べき道具なのだろう。念のため100円ショップの全体的素晴ら

しさと社会貢献度を私は否定するものではない。今ははたきに

限っての話。

で、その存在そのものが古典の塊みたいな雑貨屋で・・・これが

なんと徒歩圏内に二軒もあるところが由緒ある市川らしいところで

ある・・・布製はたきと羽根製はたきをじっくり見比べたあげく

私は1000円弱の羽根製はたき、そう、あの「会社の重役を

お迎えする車のフロントグラスをおつきの運転手がはら〜り

はら〜りぬぐうときのあのあれ」っぽいやつを購入した。

そして帰るなり、部屋の奥の一番上、すなわちエアコンの上から

一気に部屋中をはたきはじめた。その壮大なほこりの舞いっぷりは

みててむしろ爽快であった。鼻の奥のむずがゆさまで爽快だった。

羽根製だからCDやアクセサリーなども躊躇なくはたけるのである。

そして思う存分すみずみまではたき終わると、幸田文仕込みの知識

でほこりがおりてくるまで待つ。ちょっと離れて本でも読めば

いいのだ。そして小一時間待ったところで一気に掃除機で床を

吸い上げる。全てが終わったときのあの部屋の明るさはまさに

フィルターを一枚はがしたとでも言おうか、夕日にきらきらと

照り輝かんばかりの清清しさであった。


そしてその清清しさ満点の部屋で、今日も今日とて私は申告ソフト

と格闘するのであった。


今晩は六本木に出張ることができるんだろうか。むうう・・・

こういうときこそ出張れ、自分。

いよいよ2月も終盤ですね。明日のレッスンは上半身のストレッチ

をいれて、それがシャインに好影響を与えるようにもっていきたい

んです。それから2月分のコンビネーションをずばっとまとめて

いきたい。夢はおっきく!身体は柔らかく!申告は早く!部屋は

きれいに!毎日がそんな日々です。まだまだ寒いですが春はすぐ

そこです。

 

 

 

 

 


 




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