October 11, 2007

今晩もありがと〜

いっぱい来てくださってホントに嬉しいです。

サルサって振りだけじゃなくてほかのもっと大事なもの、

その、みんなで一緒に生きてるって感覚を共有できることが

ホントに嬉しくて。今幸せです。


子どものころから体も精神もものすごく弱くてあたりまえの遊びが

できなかったので、チームとしての一体感を味わう機会はわずか

でした。そのことが人間的に自分の大きな欠陥であることを

自覚しながらずっと寂しさをかかえてきたから、今のような

日々は本当に嬉しく思われます。

 

私たちは生きていくうえで、自分というものをきちんとありのまま出す

シーンをほとんど認められていません。特に仕事をしているとき、

求められるのはいかに自分を出さないかということです。

 

それは会社という組織を動かしたり、得意先を満足させるためには

必要なことなんでしょうけれども、でも私たちの心は病んでいく一方

です。

いつもいつも、無難で、そつなくて、感情の起伏のない状態を求め

られるなんて。

踊ることによって中にためこんだ感情を自由に昇華してもらえたらと

思います。

 

ダンスはそこにありとあらゆる感情をぶつけることができる。

それがなんといっても素晴らしい。

 

今日、私たちは連続バタフライを成就したわけなんですけど、

これはサルサの振りの中でいくつかある「夢のコンビ」の一つです。

360、ドロップ、連続でのリバースターン、また女性にとっては

手のスタイリングがつけられるというようなこと。

ダブルターンに関してはライトもインサイドも男女とも憧れですね。

こうやって、かつては絶対無理だと思われたことをすこーんと

やれてしまう瞬間は本当に幸せです。私にしたって、数年前まで

連続バラフライを読み解くことはできませんでした。

足数や理屈をわかるようになるまでが数学、そこから先は芸術。

サルサには図形や確率統計の能力が、特に男性には絶対に

必要とされるものです。それを女性の柔らかさが補填して、ロボット

ダンスに陥らないようにしていく。

そうして夢のコンビが現実になっていきます。

バタフライのような美しい技を考え出した人間は本当に美しいもの

が好きなんだろうなあと思えます。

 

今日はチャチャチャのシャインを披露させていただきました。

演じる側の方には今日はじめて「こちら側」に入った方もいます。

いかがでしたか、あの感覚は。見せるとなるとまったく違ったもの

でしょう。それから今日がはじめてじゃないという方も、チャチャチャ

の「はじめの一拍をとばす」という感覚が非常に難しかったと

思います。ダンスというのは、何かをする一拍前が勝負です。

とばすところではっきりとリズムを意識するのがポイントです。

チャチャはまさに「始まったとこで始まらない」というのが

醍醐味なのです。

 

毎週皆さんほんとうにありがとう。

来たかったのにどうしても来れなかった方にもありがとう。

無理して来てくださった方もありがとう。

シャインチームに加わってくださった方、すばらしい集中力を

ありがとう。

見てくださった方、盛大な手拍子とハレオをありがとう。

サルサは一人では踊れません。実は二人でも足りません。

サルサは周りにどれだけ信頼できる仲間がいるかで決まるのです。

それをここに集う全員が100パーセント理解してはじめて成せる

何かが確かにあります。

いつもいつもありがとうでいっぱいです。

 

今晩も素晴らしかった。ありがとう!




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この記事へのコメント

4. Posted by salsaconsulRIO   October 13, 2007 00:28
紅子さん初コメントありがとうございます。このコメントを読んだすべてのメンバーが「だから紅子さんは紅子さんなんだ」とにこにこ納得していることでしょう。新星登場に皆期待でいっぱいなのです。
3. Posted by 賀屋紅子   October 12, 2007 17:29
5 私はまだRIOさんのクラスに参加するようになって日が浅いですが今週水曜日のクラスは難しい技が多かったもののとてもリラックスして楽しく学ぶことができした。それに何かとても暖かいもので包まれている感じがしました。常に個人としての意見を求められる校風の学校に学び、"ボスにチャレンジせよ”などと入社早々言われる平均的な日本の会社とはかなり違う社風の会社に長年勤めてきた私は個を出さなければいけないという強迫観念をもっているためかついつい肩に力が入ってしまいます。パートナーシップを理解するため、というのは表面上の理由で単純にダンスが好きだから一念発起して始めたサルサペアダンス・・・いつもリラックスするよう心がけ地道に基本の技をマスターび、いつか私なりの個性がキラっと光るサルサが踊れるようになれば最高だなと想う2007年の秋です。
2. Posted by salsaconsulRIO   October 12, 2007 01:43
貴重なコメントありがとうございます。家族と趣味の両立は永遠のテーマだろうと思います。特にサルサのようなペアダンスの場合には、家族がどうしても認めてくれない、くまったくまったとおっしゃる方が本当に多い。なんといっても一番楽しいのが夜の11時ときては相方さんはいい顔しないですよね。

でも一度この魅力を知ってしまうと後戻りはできないというのも本音です。

どこかで思いきりご家族の喜ぶことをやってあげる、というのが一番かなあ・・・と。

サルサバンド、実現したら素晴らしいでしょうね!!
1. Posted by Y   October 12, 2007 00:00
夕べのコンビと選曲は良かった!
とくに、ボントロのソロのある曲、僕の琴線に触れました。
チーム結成の記事で思い出したんだけど、十数年前、僕はあるバンドに入っていて(サルサではないが)、やれ練習だ、やれイベントで演奏だ、と言っては、休日家にいないことが多かったのね。その頃、最初の子供が誕生したばかりで、育児は女房にまかせっきり。当時は、かなり大変だったようで(育児ノイローゼ気味)、今でもその時のことを時々言われます。仲間と一緒に練習して人前で演奏することで一体感を感じ、あれはあれで充実していたけど、自分の趣味のために、家庭を犠牲にしたこともあったりしてね・・・。
なのに、最近、サルサバンドをやりたいな〜なんて思ったりしています。全然、懲りていないね。

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