June 11, 2007

"You should be more careful."

パンケーキ

アメリカンサイズの

ブルーベリー&

サワークリーム

パンケーキ。

 

 

車で移動していると緊張のせいかものすごくお腹がすく。

でも途中でちょっとつまむとかトイレに行くとか、そういう

あたりまえのことが容易にできない。

海外に出ると荷物と自分の管理がダブルでめんどうだ。

車も。

 

ケイコさんが「駐車違反で38ドルも払わないといけない。

どうしよう、そんなお金ないよ」と嘆いている。

アメリカの警察はものすごく厳しい。あっちこちに蜘蛛の

ようにひそんでいて、ねらった獲物は逃さないという感じだ。

 

私は夜のフリーウェイの入り口で見事にかかった。後ろから

「ウウウウウ〜」という爆音と真っ白なライトで脅されては

到底逃げ切れるものではない。アメリカで運転をはじめて

二日目。洗礼といえばいえなくもないが、あああ、また

ブログネタができちゃったよ・・・とつぶやくよりない。

後ろからはこちらのナンバーを控えたり、酔っ払いや危険

人物ではないかどうか様子を探っているのがひしひし伝わって

くる。たっぷり3分以上待たされて、サーチライトを照らし

ながらアジア系のこわもての警官が用心深く近づいてきた。

夜なので向こうも慎重だ。マニュアルのぐるぐるウィンドウを

開けるときの気分は無力なハッチだ。

 

"Do you have a license?" "Yes"

"Do you speak English?" "A little bit(ケイコさんから

できないフリをして見逃してもらったことがある、と聞いて

いたので、できないムードを演出する。別にわざわざ演出する

までもないんだけどさ)"

"Do you know what you did?" "No. What kind of mistake

did I make?"

"You drove into the ○○" "???"

"○○."


この続きの警官の台詞が今回のタイトル。


私は心で叫ぶ。


I can't be more careful!!!!!

It's my ma〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜x!!!!!


 

そんな気分で時速80マイルで走らなきゃいけないなんて

クレイジーだよね。

それってあとで計算したら時速128キロなんだよ?!

ゆっくり行きゃいいじゃんて安易に言っちゃやだやだ。

これだけ出さないと高速道路そのものに乗れないの。

追突されちゃうのよ。タフだった・・・


死にそうな気分で家まで走りぬいた。

フリーウェイのインターチェンジを間違えないこと、一般道に

入ってから左車線に入らないことで頭も体もふらふらだ。

家の前の狭い狭い隙間に車を押し込んだ瞬間が奇跡に思えた。

ギアをパーキングにいれ、ハンドブレーキをぎぎっとひきあげた

とき、体いっぱいに達成感がわきあがってきた。

すごい。やった。一人で夜のフリーウェイに乗って、走り

きったよ・・・

感動いっぱいでライトを消し、キーを手前にまわした。

車が静寂につつまれる。そして。


れ?

キーが抜けない。


がちゃがちゃ・・・しようと思ってもキーが何かにかまれた

みたいにがっちりロックされて動かない。

え?なに?なんで?


さっきの警官の○○のところを答えないと抜けないのかな?


私は2分くらいいろいろなことにトライして、とうとうばったり

シートに後頭部をぶっつけた。

どうして自分ていつもこうなっちゃうんだろう。

どうして最後の最後で馬鹿みたいなことになっちゃうんだろう。


ケイコさんはブラバのミーティングのあとそのままBFの家に

泊まるといっていた。

キーが抜けなければ私は家に入れない。

せっかく家まで帰ってきたのに車で夜明かし?!

今日は警察にとっつかまったんだよ?!

夕食は?シャワーは?ブログは?


私は有罪確実の被告みたいな気分で、隣家のケンちゃんちの

ベルを鳴らした。前の晩に間違って車を止めちゃって迷惑を

かけたので、お詫びに朝オレンジビターチョコレートをあげた

そのごめんなさいの乾かない舌でまた頼りに行かなければ

いけない。

自己嫌悪で死んでしまいたかった。


明かりはついているが、何回か呼び鈴を鳴らしても

返事がない。

そりゃそうだ。もう夜も遅い。

窓をこんこんこんこんとたたいて

「ケンちゃん、ケンちゃーん。」

と小声で呼んだら

「ちょっと待って〜」という声がきこえた。

これから説明する内容のアホさを思うと情けなくて涙が

出てくる。


ケンちゃんはとんとんとんとんと階段をおりながら事情を

きくと、「ん?ん?」とあちこちいじってみて「ギアが入って

ないのかな」とつぶやいたかと思うと、がこんとギアをいれ

直してあっさりキーを抜いた。その間およそ30秒。


ギアがパーキングにちゃんと入ってなくてキーが抜けない

なんて、これまで何回も運転して初めてのことだ。

アメリカで、深夜に、一人のときに、こういうことがおこる。

それが、私なんだ・・・。


私がめちゃめちゃ落ち込んでいるのを見て憐れをもよおした

のか、それからケンちゃんは30分間もアメリカでの運転の

失敗話を披露してなぐさめてくれた。

 

しんと静まり返った家に入る。

あああ、いつになったら泣かないですむのかな・・・。

アメリカ、三日目の夜。

 

 

 

 

 


 




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この記事へのコメント

3. Posted by salsaconsulRIO   June 12, 2007 07:09
Oh・・・there is another Carlos here.
Thank you to you two.I feel I'm protected.
2. Posted by ma   June 12, 2007 02:31
But ...we are waiting for the little girl.
We long for you to come back!!
1. Posted by Roro   June 12, 2007 02:02
5 You look like a little girl. =)

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