June 08, 2007

" It's like a Roller Coaster!! "

スタバ

 

 

一日一回寄って

しまうスタバ。

 

 

激甘ケーキがストレスフルな毎日を支えてくれる。

 

車を借りたのはロスに到着して二日目の昼です。

ここには驚くほどたくさんの日系人がいて、日本語の

使える店もいっぱいあるんですね。

そういうところだけ選んで生活すれば日本にいるのと

ほとんど変わらない生活がことたりてしまうくらいの

ものが揃っていることがわかりました。

生活基盤さえ整ってしまえばむしろ日本よりくらしやすい

というのもわかるような気がします。

なんたって連日晴天なんだもの。

 

私のステイ先のGARDENA市はロスのダウンタウンから

車でおよそ1時間走ったところにあります。

関東でいうと川越とか立川とか、そんな存在にあたる

のかな。フリーウェイをぶっとばして移動するのが

あたりまえになっているので「ここまで圏内」の感覚が

全然違う。電車社会の東京と車社会のロサンゼルスは

いちいち感覚が狂います。

 

GARDENAは日系人の割合がロサンゼルスの中でも相当高い

ほうだということを、行きの飛行機の中で知りました。

ロスの情報を出発当日の朝がーがーぴーってプリント

アウトして持ってきていたのね。

おいこまれないと真剣に読もうとしないからさ。

そこでロサンゼルスの広さと公共の乗り物のなさをはじめて

知ってちょっとびびる。

ほんとだ、車ないと、ぜっっっっっったいダメだよ(←ロス

経験者が全員言う台詞)ってこういうことだったんだ・・・

バスも二時間来なかったり、運転手がルート運転の最中に

ちょっととまってジュース飲んだりとか、すごくゆるいんだ

そうで。ストレスたまんなくていいですね、仕事がこんな

感じでよければ。

 

さて、レンタカー会社も日系のが山ほどあって、電話して

日本語を話していいんです。拍子抜けする。

多分ハワイもこんな感じなんでしょうね。


レンタカー会社の窓口でもっとも悩んだのが保険です。

日本だと免責するかしないかだけ決めればいいのですが、

こっちは州の義務の保険のほかに、自分の怪我、自分の車、

相手の怪我、相手の車の四つについて自分でオプションを

選んでいくようなイメージかな。

海外旅行保険に入っているからそれとだぶらないよう

にしないともったいない。

選び方で一つで出費が一日5〜20ドルも変わってしまう。

はじめて自分がかけてきた海外保険の契約書なんて真剣に

読んだよ。

こっちの過失で相手にぶつけちゃった場合、さっきの

四つ分の面倒を見ることになるけど、そのうちいくつが

いくらまで保障されているのかな・・・。

よーく読んだら、どうやら相手の体と車が未保障らしいので、

そこだけオプションの保険をつける。

これで一日プラス13ドル。

こちらが持っている保険のコピーもしっかりとられます。

こういうややこしい手続きは英語ではちょっと無理。

日本語が通じるってのは節約に直結するのね。

逆にだからこそ外国語はやっといたほうがいいわけだ。


さて。ルームメイトのヨーコちゃんによると、アメリカに来て

免許もとったけどこわくて乗れない日本人もいっぱいいる

んだそうで。それくらい、こわい、と。

私はそれを聞く前に乗っちまいました。

そして。そこに待っていたのは・・・


・・・WELCOME TO HELL!!!!!!!!!


左右がさかさまになるのがこんなに頭のねじをぶっとばすもの

だとは!!!

鏡の向こうの世界に放り込まれたみたいだ。

私は普段はかなり男前な性格だけど(ただおおざっぱなだけ

だと最近気づきだしたが)、車に乗ったときだけはめっちゃ

「女らしく」なる。つまり、周りが見えなくなる。

もう、ホントにめっちゃくちゃだ。

なかでも参るのがこの二つ。まず、右折は赤信号でもやって

いい。右折のときは一時停止してからそろそろ様子を見ながら

前に進んで、車がこなければ行ってしまわねばならない。

赤なのに行かないと怒られる。んなバカな!!!

次。信号のない四つ辻では、来た順に、もっと正確には

一時停止した順に行かねばならない。一時停止の秒数は

きっかり二秒。

1・2と数えて3で即発進しないとクラクションで脅される。

いっぺんに3台きても4台きてもこのルール。

どの車が最初に来たかなんてわかんねーよ!!!と叫ぶ。

しかもこういうポイントが2〜300メートルに一回くらいの

割合ででてくる道があって、そういうとこだと「走って止まって

ワンツーゴー」の永遠なる繰り返し。

10数回やっていると、交差する車がきてもワンツーゴーして

しまう。

そしてなんといっても・・・ロスの大動脈・フリーウェイ。

これに乗らないとどこにもいけない、でもこれが・・・

6車線ある首都高速、みたいな感じといったらいいのかな。

常に車が入ってきて、常に他のルートと交差していて、

常に出口があって、常にかけひきがあって・・・

数ある車線の間を縫うように正しいルートを選び続けないと

目的地にはつけない。

今日のタイトルは、私のはじめてのフリーウェイ(ロス到着

二日目、だよ?!)でケイコさんが友達とケータイで電話

しながら言った言葉。

ときは夜。時速80マイル(100キロ以上)。

逆巻く車の列、テールランプ、とぐろを巻くフリーウェイ。

「車線変更の前に目視して!」「右よりすぎ!」「ブレーキ!

(私は日本で高速道路では極力ブレーキを踏むな、スリップ

するから、と思い込んでいた。教習所でうけた、たしか雨の

ときにおこるというハイドロなんとか現象のイメージが強すぎ

たのだろう)」

きわめつけはこれ。進路変更のサインを出そうとすると、

ワイパーがうざいハエのようにちゃっちゃかちゃっちゃか

動き出す。

アメリカの車はワイパー操作がハンドルの右で、ウィンカーが

左についている。

もうどうしたって無意識に右手が動いてしまうのだ。

高速での車線変更というもっともストレスフルな状況で、

サインは出ず、ワイパーは飛び交う、しかもここを逃すと

行くべき一般道に戻れないのだ!!!

 

絶叫マシーンと化したトヨタは、二つの貴重な命と一つのあまり

貴重とはいえない命をのせて夜のフリーウェイを迷走するの

だった。

 

 

 


 




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この記事へのコメント

4. Posted by salsaconsulRIO   June 08, 2007 18:42
えっと、やっと今日になって右を走る感覚が普通になってきました。ここいらで気を抜かないようがんばりまっす。

サルサが関係なければ文句なしに楽しいのに。
これが今の正直な気持ちかな・・・。
3. Posted by may   June 08, 2007 17:11
いいですね〜LA!!
かなり楽しそう〜
アメリカが恋しくなってきました。確かにLAなら車がないとやってられなそうです。どうぞお気をつけて。。
2. Posted by salsaconsulRIO   June 08, 2007 13:06
一週間いるとそんな感じになれそう。
今は・・・まあ、続きをドキドキのまま待っててね〜
1. Posted by samantha   June 08, 2007 10:39
病み上がりの私には
ドキドキ過ぎる読み物でした・・・。(汗)

ストレスフルなんですかぁ?
でも、太陽が上にさんさんとしているだけで
ストレスを一瞬にして忘れられちゃう
みたいな感じであることを祈ってま〜す。

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