June 06, 2007

”First Bend.”

ジョビー
元サルサ・ブラバの

リーダー三人の一人、

ジョビー・マルティネス

(もとのジョビー・バスケス、

通称ジョビー)。

 

 

今日(※原稿を書いた6月4日)は彼女の個人レッスンを

受けました。

ジョビーはジョシー・ネグりアについで日本のサルサ界で

大々的にフィーチャーされたダンサーです。

顔が驚異的に小さい。

わかっちゃいるけどびっくりする。

体のほうはというとパンチがきいててヒップがおっきい。

感触でいうとゴムまりみたいな感じ。

適度な重みがあってびよんびよんしている。

 

レッスンではフォローの読みとスタイリングを中心に

構成してもらいました。1の足をしっかり後ろに踏む

こと(テンションをかけるため)、回転前のテンションは

強めにしてまわりはじめたら抜くこと(男性がコントロール

しやすいから)、指を常にフックしておく(これも男性が

コントロールしやすいから)。以上が通常の注意点。

そのほか、わざとするとき以外は腰がぶれて膝がくるん

くるんしないように、CBLで特殊なスタイリングをつける

場合は女性主導でよいのでテンションを高める(男性も

それをキャッチして強くかけなおす)こと。

それから男性の背後に女性がまわる場合、背中あわせか

片方の腰を重心にして横向きに立つ(コパ)かを

判断する方法を学びました。この判断は非常に繊細さが

求められる部分で、固定したパートナーとの猛練習がいるな

と思わされたところでした。

合宿ではまさにこういうのをやらないといけないな・・・。

 

彼女は重心を低くして床をぐいぐいなめるように踊るのが

スタイルです。

CBLのスタイリングでも

「FIRST BENT AND MOVE YOUR HIP」というように

たちっぱなしで足が棒立ちにならないように指導されました。

この、腰を落とすというか中腰というか、低い姿勢をキープする

練習が個人の力量として特に求められる。スクワット、だね。

 

 


レッスンをうけると頭も体もへとへと。

アメリカにいったら絶対食べといでね、といわれていた
   
ハンバーガーのカールス・Jrに行きました。

ひとつを二人でのシェアで充分。

たっかい(ポテトとドリンクがついて7〜8ドル)けど

ほんとにお肉がうまーい!

今回ステイさせてもらっているあねごのケイコさんは

アボガドが好物なので、それが入ってるのにしました。

ほんとにがっぽり入ってるのね。

たしかに野菜や果物は豊富です。

 

おなかのガソリン満タンでクラブへGO!

SACHI(6400 E.PACIFIC COAST HWY

LONG BEACH CA 90803)というクラブに行ってきました。

月曜日だけどSACHIには充分の人出がありました。

なんでも、バンドがくるという噂を流して人を集めたらしい。

実際はバンドがくるのは来週になってました。

しかし・・・そんなことでぷんぷんするわけないよ〜

だってフロアではあの、あの、だよ、まさにあの、

「サルサ界の薔薇」の誉れ高いリズ・リラがふわふわ踊って

いたんだから・・・

わお・・ここ、ロスなんだ・・・ってこのとき実感しました。

 

彼女は棒のように細くてまっすぐな脚に高いヒールをはいて、

そのただでも8センチあるヒールの踵を床に一回もつけること

なく滑るように踊りとおしていました。

驚異的なキープ力。バレエダンサーがポワントのまま踊って

いるような感じ。彼女のダンスはサルサじゃないって言われる

こともあるそうだけど、この立ち方で彼女は一つのスタイルを

確立したんだなということがよくわかりました。

ジョビーの床をなめるようなサルサ、リズの空中浮遊のような

サルサ。このどちらもがLAのサルサになくてはならない存在に

なっていることが不思議だったし、同時に自分のスタイルを

つくりあげることが非常に大事だなと思ったのでした。

 

そしてフロアのそのほかの人々ですが・・・

コンビネーションの合う・合わないにこだわる度合いは日本人

よりロスの人々のほうがはるかに上だよ。

これは今回の旅のテーマの一つだったけど、さっさか初日で

解決。彼らはマニアックにこだわりぬいてる。

語ることはしないけど、笑顔の中にも非常にシビアな感覚を

持っていることはすぐにわかった。

そして、踊れない人はクラブには一人もいなかった。

うまいか未熟かはあっても、全員が自分のスタイルを持っている。

私は彼らのやりたいことを読むのに集中していたけど、自分の

体が弱すぎることを痛感した。もっと床とお友達にならないとな、と。

10人くらい踊って、中に1人か2人すごく相性のいい人がいて、

何曲か連続で踊りました。

感心したのは、曲を利用するばかりでなくそれをパートナーの

体を通して表現する技術を持っている人がいるってことでした。

何千回も踊っているとそうなるのか・・・と。

これは練習どうこうできるもんじゃないと思うしかなかったかな・・・

 

ロスの男性も、相手にあわせて自分の踊り方やレベルをコント

ロールするなんて器用なことはしないです。

それはもうインストラクターレベルの人にしかできないことなの

でしょう。

これがオレ様だ、という感じでがんがん出してくる。

女性がそれにあわせる能力の高さには本当に舌を巻くしかない。

どんなわがままなリードでもきっちり見事に消化していく。

ええ?とか、ああ?とかいうような顔をほとんどしない。

何しろ女性の「あわせるレベル」が高い。

それも自分を殺すという感じではなくて、許された時間の中で

ちゃんと自分を魅せながら。

 

オレ様軍団の男たちよりも、涼しい顔でとんでもないことを

している女性たちに一票。

それが、初日の感想です。

 

次回はいよいよRIOのレンタカー体験記です。




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この記事へのコメント

2. Posted by salsaconsulRIO   June 08, 2007 04:25
書きたいこと山ほどあるのに、時間がなくてなかなかアップできないの〜〜〜ごめんね〜
でもこのあとも楽しいレポートのネタがいっぱいよ〜 待っててね!!
1. Posted by サマンサ   June 07, 2007 12:48
おぉ、本物ジョビィですね!
LA満喫ですね〜〜。
毎日レポート楽しみにしてま〜〜す。
一日に3回ぐらいレポートして貰いたいぐらいです・・・。気になって眠れません。

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