June 01, 2007

機械に悶絶するお話

市川真間ジョナサン
 ケータイを四年ぶりに

 買い換えました。

 この台詞そのものが

 

 ガイアの夜明けっぽいですね。

 この映像は、新しいケータイの操作方法を学ぶ

 ために四時間がんばったファミレス(自宅では鬱に

 なる)で撮った記念すべきファーストショットです。

 私はこういう、明るいのにちょっと寂しげな風景に

 昔から惹かれるんですね。

 これが「寂しい」と思える感覚を、ここの読者なら

 きっと理解してくれることでしょう。

 これからは写真とともに歩もうというわけです。


そうは言っても私は絶対に文章派。

サルサに匹敵するほどのものは、私にとっては言葉遊び

しかありえないです。

写真は・・・まあ、サービスサービス。

あればそれだけ「せつな感」は伝えやすくなりますから・・・

 

ケータイごときになぜにこんなに悩むのか。

私は「お話する道具」があればいいと思っていたので

これまで買い替えしようなんて全然思っていなかったのです。

それがこの間、決定的な「事件」がありまして・・・

新宿でふっと映画みようと思ったんです、ある日。

そして上映館を調べようと思ってふらっと本屋に入ったら

・・・・ないんです。今上映中の映画を載せている雑誌が。

一冊も。本当に、一冊も存在しなかったの。

ものすごくびっくりしました。前って、ぴあとオズには載せて

ませんでしたか?今は二つとも、ないんです!!!

ぴあは物理的になかった。オズのほうは映画にほとんど触れて

なかった。あそこは最近、癒し⇔ホテルでエステ、みたいなのに

特化してるものね。

「スクリーン」みたいな映画誌にさえまったく情報がなかった。

あるのはジョニー・デップの写真ばっかでした。

私は、自分がこれほど長い間映画さえ見る余裕がなかった

という心の貧しさと、映画を紙媒体にはもう載せなくなった

(新聞が今どうなってるのか私は知りません)という二点において

殴られたようなショックを受けました。

ああ、映画っていうのは、ケータイでチェックしながらやって

くるほかなくなったんだ・・・もう、本当に、こんなふうに世界は

変わっていってしまうんだ・・・と。

この二年間ほぼ休日のない毎日を送るうちに、私の知ってる

地球はどこかに言ってしまったような感じがしました。

 

もう一つが、今回のロス行きです。

写真とか映像とかどうやってどの程度残そうか、この

一週間ずっと悩みぬいてきました。

私は写真とか撮影にしばられて集中力がそがれるのが

どうしてもいやなのよね。

前に買ったデジカメが大はずれであっという間に電池が

切れちゃっていらいらして旅が台無しになるって経験が

あったので、以来デジカメアレルギーになっちゃった。

でもそのとき撮った数少ない写真は見事な出来栄えでした。

画素数をあげると写真はここまでダイナミックになるのか、と

そこだけはたしかに納得したものです。

広告写真みたいなのがいくらでも撮れるんだ・・・と。

今回の自分は練習が第一義だから、カメラに気をとられて

練習の集中力が落ちるのが一番いやなんですよね。

あと機械でがちゃがちゃしてインストラクターが気を悪くしたら

やだなっていうのも大きい。

お前は映したいのか踊りたいのかみたいな印象をもたれたら

悔しいじゃない。

そんなこんなで、さくらやとかヨドバシとかいってずいぶん悩んで

しまった。

 

しかし海外でそのまま使えるケータイの必要性だけは

はっきりしていたので、とうとう思い切ってケータイの機種

変更に出向きました。

ぎりぎりまで決めていなかったんですけど、海外で使えて

300万画素の写真がとれるのにしました。

前の経験で、それくらいあればまあ絵になるっていうのは

わかっていたからです。

600万画素で大方プロ級の出来栄えになりますよね。

でもメモリがすぐなくなって結局自分の首絞めることになる。

念のためもとの自分のケータイの画素数きいてみたら

「3万画素」。

思わずふきだしましたね。私の機械に対する興味・関心

のなさを象徴する数字だったからです。知能指数を言われたん

じゃないかとさえ思ってしまった。

 

それからメルアド変更のお知らせを出すのにまたそれなりに

苦労して。それってソフトバンクの店頭にそういう機械が

あるんですね。びっくりしました。こないだいったときに

ボーダフォン時代には絶対にいなかったタイプのおた○っぽい

店員さんがいて、ああそうか〜、これぞソフトバンク〜、って

妙に納得しましたね。人の目みないで私のわかるわけない専門

用語ばしばし使って説明するあたり、ホントに筋金入りなんだもん。

でも今日は私がメルアド変更のお知らせ用機械の前に20分以上

いるのをさすがに見かねたみたいで、にこにこしてやってきたので

あ、こないだよりサービス業の人っぽくなってる、ってちょっと

嬉しくなりました。そして「新しいほうのケータイつないだほうが

早いと思いますよ」ってなかなか気の利いたことを教えて

もらいました。だよね。余計なデータ入ってないんだもん。

それ、30分前に教えてくれたらもっと嬉しかったかも。

 

きんきんに冷房の入った事務所で骨の髄まで冷えて作業を

おえました。私にしちゃそっけない通知でごめんね。

文面がオリジナルで作れたらもうちょっと愉快なのにできた

んですが、フォーマット決まってたのよね。

そりゃ、店に一台しかない機械でいちいち個性発揮されたら

何台あっても足りないわよね。

何通かエラーが出ています。

お知らせが届いていない方は、お手数ですがぜひお知らせ

ください。

 

それから4時間、ずっとマニュアルを読んで実験して、です。

私のやり方は、今自分がやりたいことを紙にメモして、それを

マニュアルに探しにいくって方法です。

いったん書かないと何調べてるかわかんなくなる。

全部は絶対読めないし。会計士さんなみの勉強しないと全部

使いこなすなんてありえないだろって思うくらい、マニュアルが

ものすごい分量になってますよね。

変換、改行、受信、送信、留守電、録音、解除、暗証番号・・・

気が狂いそうです。それに海外での使用法。ああ、助けて・・・

絶対無理って思ってしまう。

さしあたって、メールを読んでお返事して、電話に出ることくらいは

できるようになったつもりです。

でもまだ改行がうまくいかないんだよなあ・・・

 

それから今度はどの程度の写真が撮れるのか実験。

それをブログに送ろうとしたら、メルアド変更のために送信不可に

なったことが発覚。

うわー今でも充分大変なのにまたブログのほうも設定しなおすの?!

発狂しそうです。

それは家帰ってからじゃないとできないから、写真のデータをメモリー

カードにおとして、ノートパソコンに移して、メモリ容量のチェックをする。

うん、けっこういい写真撮れるのよね。カメラはこれでもう充分だと

思った。暗いとこもけっこう映ってるし。

いろいろいじってたら、動画も思ったより全然いけるのよ。

ムービーが4分×何本もいける。

4分の動画でメモリーカードの数パーセントくらいしか

使ってないんだもん。私、20パーくらいいくのかと思ってた。

起動もびっくりするくらい早くなっているし、これならビデオを別に

買わなくてもいいんじゃないか、と思い出した。

苦労していじりまくった甲斐があったというもの。

それにケイタイってスマートだから、「撮ってます」って感じが

しないじゃない。そういうのも、さりげなく映像とるのにいいかも

しれない、とか考えてたらちょっといい気分になってきて。

この分だとビデオ買わないかもしれないです。

その分レッスンの数も質もあげたいな。

 

機械の操作って私にとっては心理的にダンスの対極にあって

ホントに疲れちゃった。

ここにはコンピュータ得意な人がいっぱいいるけど、ダンスで

もって心身のバランスとっているのかしら?

私は「ダンスで疲れたから機械で遊ぼう」なんて、絶対に思う

ことはなさそうだよ・・・

 

 

 

 

 

 




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この記事へのコメント

2. Posted by salsaconsulRIO   June 02, 2007 01:52
わかるわかる。どうしてコンピュータの世界ってわざわざ簡単なことをわからない言葉で難しくするのかなっていつも思う。
ブラウザとかさ、意味わかんないってばっ
1. Posted by カッツァンです   June 02, 2007 01:18
5 寂しい感覚すこし理解しました。オタ話ウケましたよ。俺の友にいるオタは、太っていて、優越感に浸る雰囲気で、パソコン専門用語をつかいます!(笑)

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