May 28, 2007

この週末のお話

みなさんがこれ読んでくださるのはおそらく月曜の

満員電車の中か、昼ご飯直後、もしかしたら忙しくて

火曜の夕方までその時間はないのかもしれません。

ほんとうに毎日お疲れ様!君は、えらいっ


ここに集まってくるのはつくづく一芸ある人ばかりですね。

みんなの仕事上の能力は間違いなく一流で、まさに

「あなた」「君」がこの国を支えてるんだってことが一緒に

いるだけでよくわかります。

しかしなんだ、こう、30代というのは昔は大人中の大人

だと思っていたものですが、実際になってみると全然

まだまだです。包容力が足りない。自分もそれは日々

感じてます。20代が金銭的に余裕がないとすれば、

30代は器に余裕がない。そのあとはなってみないと

わかりませんが、自分が毎日思うのはもっともっと強く

なりたいということです。あらゆる意味で。

本当に大切なことだけに心をくだきたい、というか・・・

つまんないことでひっかったりふりむいたりしない人に

一日も早くなりたいものだと思います。

毎日毎日雑念の固まりだったかつてに比べるとちょっとは

前進しているのでしょうけど、いやあまだまだまだまだ。

ホント、そう思う。

もう一つ、肉体的にももっともっと鍛えたいです。

こんなんじゃだめだよーってこれも毎日思います。

「努力する楽天家」ってのが私の理想像。

やれやれ、人はないものを求めるもんなんだな・・・


さて、この三日間のレッスンはシャイン重視でやりました。

みなのコンビネーションにある程度まとまりができてきた

のを見て、今度はステップやグルーブの質をあげようと

思っているのね。

金と土はLAスタイル、日曜はキューバンスタイルで様々な

ステップを紹介し注意事項を伝えました。

両方ともポイントは骨盤の向きと体重移動です。

方向を変えるとき、調整するときは骨盤の向きでやると

いいです。頭は基本は正面、ところどころ伏目にしたり

きったり(進行方向めがけて頭より目が先行する

ときにおこる動き)します。

そして、ステップを踏むときは一歩一歩床にぐいぐい

踏み込むつもりで。軽く流すと踊りも流れます。

次の一歩(特に1と4)の前にたっぷり待つことがポイント。

筋力もいりますが、この微妙な「待ち」こそがグルーブの

正体だと思っていいようです。

一曲一曲試してみてください。


この半年くらい男性がとにかく熱心に通ってくれて、当初に

比べると全体のレベルがあがったと感じてます。

最近はようやく女性の割合が増えてきて、ようやく男女比が

6:4くらいにまでなってきましたので、これを5:5に

すべくがんばっているところです。

かつての私は「女性は男性がうまければ踊れる」という通説を

そのまま信じていましたが、今は変わりました。

女性は練習すればするほど出会いと喜びの可能性が広がります。

これは自分の経験からいって明らかです。

特に、スタイルによる常識の違いを知識と技術の両面で体に

いれておくことは本当に大事。

たとえばテンションにしても「しっかり力をいれろ」と言う

先生と「羽根のように触れれば充分」という先生がたしかに

存在し、その両方にそれなりの理由があります。

しかし、テンションがなんのためにあるのかというところを

すっとばして「いれる」「いれない」を語っても意味がない。

テンションは男性のリードをキャッチするために必要なアンテナ

機能を果たします。力をいれろという場合は、力をいれた

テンションによってうまくいくような振り付けになっており、

いれるなという場合はその逆。つまり表現したいものが違う。

この「表現」という部分を考えずに「正解」を求めてはいかん

のです。こういうことは自分で考え抜くしかない類のことです。

それでもみんなには少しは近道を通ってもらいたいと思って

います。

 

女性の場合、こういうことを芯からわかってないと男性に

対して文句ばかり言いたくなってしまう。これはお互いに

不幸です。

だから私はダンスのスタイルの違いを知ること、各流派の

理屈を知ることが本当に大事だと思っていて、それを女性

たちに知らしめることが自分の仕事のもっとも重要な部分の

一つだと感じながら毎回レッスンをやっています。

最近男性が女性の友達をこのレッスンに連れてきてくださる

ことがとても多くて感激してます。多分、知識を知っといて

もらえるとリードしやすくなるからってことで紹介して

くださっているんですよね。ありがとう!

女性のみなさん、一人で踊れる技術と度胸が身につくように

がんばりましょう。男性に両手持って仁王立ちされたとき

「やった!チャーンス!」と喜べるようにね。


今日はステキな集まりに参加させていただきました。

たまたま同席した方はお手伝いをどうもありがとう。

出会いに感謝!

 

 

 


 




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