January 30, 2007

年をとるお話

帰宅してから今度は押入れの整理だ。

たいした面積もないというのに、奥のほうをのぞいたり

引っ張り出したりするたびにあっと驚く懐かしの品々と

ご対面。

感動するやら恥ずかしいやらどっかからみしみし音がするやら。

 

あ・・・自分の腰だ。

やれやれ掃除はここにきますか。



さてお約束の原稿だけど、やっぱりこのまま載せるのは

はばかられる。

なにしろ笑っちゃうくらい文章がくどい!!!

いらんことがいっぱい書いてあってリズムがない。

年とるとごちゃごちゃしたものが許せなくなるのだ。

特に頭の中ね。

 

というわけで校正いれたのがこれ。

もとのはこの倍あるけど、いいやこれでっていう第二版。


 

学生時代の友人ケースケが仕事を辞めてアメリカに

留学することになった。同じサークル仲間だったユキと

ささやかな壮行会を開くことにする。

そのケースケが二年ぶりに会うなり

「ところで相談なんだけど、婚約指輪ってどこでどの

くらいのものを買ったらいいんだろう?」と言う。

聞けば一年半つきあった会社の後輩の彼女にあげる

のだとか。

少し遅れて広告代理店に勤めるユキが合流し、和光だ

三木本だデビアスだ、予算はまだ若いんだし留学とも

なると先立つものも必要だ、十五万までの品で充分だ

などとひとしきり話に花が咲いたあとでふと気になって

たずねた。

「そういえば彼女はどうするの?」

「どうって?」

「アメリカには誘ったんでしょ?」

「何も言ってないけど」

「だって最低二年なんでしょ?彼女は呼ばないの?」

「いや、会社の同期にオレの指輪を毎日つけてるかどうか

報告してもらって彼女の気持ちを確かめようかなーなんて」


こういう男に限って後になって「女は気が変わりやすい」などと

ぬかすものだ。女は「あたしも行く〜」なんて自分からいえる

はずないのに。


「あのさ、婚約指輪なんていいから、そのお金で彼女に

アメリカ行きのチケットをプレゼントしたほうがいいよ。」

「そうかなあ・・・」

半信半疑のケースケに念を押してお開きになった。


結局ヤツが彼女にどちらを送ったかは聞いていない。

確かなことは、そういう場合彼女にとって嬉しいのは

絶対に指輪なんかじゃないってことだ。

 


・・・なかなかいい話じゃん?!

思わず縦にしたり横にしたりして読み返してしまった。

 

実はもっと面白いのは、これを書いた当時の私がすごく大事な

ことを見落としてるってことだ。


このときのケースケは本気で彼女と結婚しようなんて思っちゃ

いなかったんだよ。結局、そういうことなんだよ。

 

年とったな〜自分。

 

                     紅茶。

 




salsaconsul at 01:40│Comments(0)■SALSA FRESCA泣き笑い 

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