November 28, 2006

忙しい人は続きを開けちゃだめ。長いし。

感動ってのはいつどこから襲ってくるかわからない

ものだ。

youtubeからまたも衝撃映像を発見。

今度はマイケル・ジャクソンをサルサで料理、だ。

ダンサーはもちろんだが振り付けがすごい。

このまんまラスベガスかブロードウェーにのっけられる

レベルだろう。

「めりはり」とは何かをあれこれ悩む前にこれを見よう。

 

 


1:47までが前半。ここまでは流す。

ここからが勝負どころ。

中盤は観客を退屈させないための大事な部分で、歌のない分

ごまかしがきかない難しいところだ。

ここで演出が1:43でいったん止めたクラーべを2:04から

ふたたび加えることによって中だるみを防いでいる。

うわあ・・・やるなあ。

ジャケットをとることによって気合いを演出し、2:23からが

後半。

2:29での流れるようなパートナーチェンジ。ここは音楽的には

ホーンセクションが加わるタイミングでもある。

これによって終盤のクライマックスへ加速度的に以降、そして時を

とめたような2:59と3:03で会場を興奮の極地に。


ああ、すごい。すごすぎる。

なかなか鳥肌がひかないってば。

 


これとはまったく別の方向性で最近いたく感動させられて

いるもの・・・堀田義衛著『キューバ紀行』だ。

キューバという国際的にあまりにユニークすぎる国を、これほど

率直かつ格調高く書いたものもあまりないように思う。

たとえキューバや政治に関心がなくても、ここにえがかれた

「カリブの宝石」キューバの「窮鼠猫を噛む」姿に清清しさを

覚えずにはいられないだろう。

著者のかもす独特のユーモアも抜群。

読んでいて、心地よく酔ってしまう。

あ・・・今晩は飲みすぎじゃないよ。

 

しかしとにかくラテンアメリカ諸国だけではなく、

アジアにもアフリカにも、このような境涯にいまだに

沈んでいる国々は少なからずあるはずであり、そのような

境涯にそれらの国々があることによって利益を得ることが

出来るという仕掛けの帝国主義と、それぞれの国内における

支配層というものがあるのである。

ゲリラ活動に悩んでいるヴェネズエラ国は、石油の大産出国、

石油単作産業国であり、その政府予算の過半が石油からの

利益によってまかなわれているのに、そういう石油産業・・・

言うまでもなく外国の石油トラストによって管理されている

・・・は、ヴェネズエラの労働人口のうち、たったの三%に

職を与えているだけである。

ドミニカでは、人工の1パーセントにも足らぬ、いわゆる

二百家族が土地の54%を私有し、彼らの大部分はマイアミと

ニューヨークに住んでいる。

従って国内での貧富の差は過激というもおろかということ

になる。

このような非論理、不合理、非常識、それはむしろ暴力と呼ぶ

べきもであろうが、現代のこの世の中に、いくらでも現実に

存在しているのである。

 

それらの「非」や「不」のたくさんくっつく要素が、低開発国

や植民地の現実を構成する主要なものなのである。

そうして、その「非」や「不」は、経済や政治だけではなくて、

その国の人間自体を必ずやねじ曲げてしまう。

しかも、そういうねじ曲げは、人間、ひいてはその集りとして

の人民全体に、ここでも必然的にある種の宿命論を呼び起す

ことになる。それは、いわば植民地宿命論とでも呼ばれうべき

ものになるかもしれず、つまりはジタバタしてみてもどうせ

ダメだ、という奴隷根性、乞食根性にも近いものが上から下

まで浸透するということにもなるであろう。

そうしてこの奴隷、乞食根性が、たとえば現実主義といった

名で呼ばれることになると、そういう現実主義の方が常識的

で現実的なのだということにもすりかえられないのである。


だから、そういうねじ曲げをとり去り是正し、植民地では

ない独立した国々ではアタリマエということになっている

論理常識を通そうということになると、経済や政治の構造の

、限定された部分にだけ手をつけるという程度のことでは、

いつか必ずウヤムヤになるであろう。従って、まず第一に、

そうして一挙に、人々の胸のなかに長年にわたって巣食った

宿命論の空洞にメスを突きこまなければならず、そういう

ことが、つまりは革命ということになる。


私はさいぜん、キューバの「内側から見ての論理」という

ふうに、遠慮がましい表現をつかってそれを言ったので

あったが、実のところは、論理や常識に内側も外側もあった

ものではないはずである。

けれども、それがそうは真当なふうに行かない、あるいは

行っていないのが人間の歴史、また政治という、理の筋だけ

では話の通らぬ世界の現実なのであり、それを論理化し、

常識化しようというだけのことが、革命と呼ばれるにいたる。

そうして、こういう程度の論理化、常識化というものでさえ

が革命という烈しい過程を必要とし、そう長くはない時間の

あいだに、たとえば明治維新以後ほぼ百年間といった時間を

かけるのではなくて、それを数十年、あるいは十数年でなし

とげようとするとき、これもまた当然の理の筋として、何らか

のかたちでの社会主義政策をとらなければならないであろう

ことは、現代の自明事であるが、その自明事が、これがまた

また北の巨人からの圧迫をうける理由となるとなれば、

キューバの内側に住むキューバの人々にとっては、それは、

たまったものではない。いったい、ではおれたちに死ねと

でもいうのか、ということになろう。

“祖国か、死か、我らは勝つ(あるいは克服する)”

(Patria o Muerte, Venceremos!)

という、キューバのどこへ行っても見受けられる標語が

出てくる所以であろう。

またその同じことをヴェトナムでヴェトナムの人々がやろう

とすると、北の巨人は、今度ははるばる太平洋を一万キロも

越えて出張って来てくれる。ヴェトナムでも、たとえば

キューバにおけると同じように標語は「祖国か、死か、

我らは勝つ」であるよりほかに、どうにもありようもないで

あろう。

 


いかがでしたか?

キューバファンになること、うけあいでしょ。

つきあってくれてありがと。




salsaconsul at 01:01│Comments(5)■SALSA FRESCA泣き笑い 

この記事へのコメント

5. Posted by salsaconsulRIO   November 29, 2006 00:41
民間レベルでは日本の人は本当に海外で大活躍していると思います。しかし政治の面で、日本が第三世界の見方になる、と言い切る姿勢が全然ない。それが日本が国内的にも国外的にもいまいち存在感を発揮できない所以なのでしょう。
日本はいずれにしてもアジアの国です。もともと支配されかかった国です。そういうスタンスをありのまま認めることこそむしろかっこいいんだろうと思っています。
4. Posted by みずたま   November 28, 2006 17:53
そうなんだよね。
東南アジアの人たちも、とても親日的だし…
それが切ないと言うか、やるせないと言うか、日本はもう少し何とかならんかなぁと思うのです。

キューバはカストロにゲバラ、そしてサルサ!カッコいいですね〜なんて奇麗事では済まされないですよ。
この国について、もっと知りたいです。勉強します!
3. Posted by salsaconsulRIO   November 28, 2006 16:05
この映像はホントに衝撃だった。4人とも振り付けと音楽の意味を完全に消化して踊ってるんだよねえ。私もダンスへの入り口はマイコーでした。なんだかんだいって彼の影響力はやっぱりとてつもないね。尊敬、脱帽、参りました。

そのうちやりたいね〜、nabaちゃん。

mizutamaくんへ、キューバの人たちはすごく親日的です。日本とキューバの関係は幸いとてもよいのです。敵国の子分だと思ってる人はいないですよ。実はこのへんがキューバという国の懐の深さなんですけど、彼らは出国していったキューバ人に対しても悪いことを言ったりはしないのです。カストロさんやゲバラさんのスピリットは生半可じゃないってことだろうね。

それから日本からキューバに技術を伝えに行ったりしている人も少なからずいるようです。

けっこう、二国はつながってるみたいですよ。

映画の情報ありがとう!見てみます。


2. Posted by みずたま   November 28, 2006 10:39
今の日本の繁栄、僕たちの豊かな生活だって、多くの国からの搾取や経済的支配によって成り立っている。
そんな外野から見て「革命、凄いな〜」ってロマンチックに思うのだが、内部の人たちにとっては全然奇麗事じゃすまされないよね。
僕は彼らにとって敵国の子分の国家民だしさ。だって「祖国か、死か、我らは勝つ」だよ!
この状況は僕にはどうにも出来ない、でも考えて議論することは出来る。
だから僕はコメントします!

本文とは関係なく、そしてもう見た方も居るとは思いますが、見てほしい映画があります
「ホテル・ルワンダ」
http://www.hotelrwanda.jp/

僕らは世の中の「非論理、不合理、非常識」をもっと表現するべきだと思いました。
長いコメント失礼しました
1. Posted by naba   November 28, 2006 02:35
5 かっこいい
何をかくそう、私もスリラーのビデオ何十回
もみて、コンサートも行き、fanレターも書いたことあるのさ。ただし、友達と中学時代に
練習した踊りは少年隊の仮面舞踏会だけどね。

いつかパフォーマンスとかやるとする場合の
ヒントになりそうな動画だよね。


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