November 26, 2006

グアンタナモの女

今晩はゴールデン街でボラーチョスの演奏にゆられていました。


三々五々メンバーが集まってきて、次はなんにします?みたいな感じでライブが進んでいきます。


隣にはやっぱりダンサーのAちゃんとNさんが腰掛けて、「今のところよかったの今のところ」と厳しいツッコミ。演奏するほうも客も誰も本気だしてません。



やがて通りに漏れたラテンな音にひかれて外国人グループも加わり、店は様々な人種で身動きとれない状態に。


曲はボレロやサンバも混じえて、ライブハウスよりバラエティー豊かに進んでいきます。


私は今の自分のテーマになっている「グアンタナメーラ」をリクエストしました。これはキューバでは誰もが知ってる心の歌で、ベサメムーチョと並ぶラテンの名曲です。
ちなみにグアンタナメーラは「グアンタナモの女」の意味。今、キューバ東部の街・グアンタナモにはアメリカ軍の基地がおかれています。日本にアメリカの基地があるのとキューバのそれとは、何か切迫感が違う気がします。
アメリカは小さな国が自由に何かを決めることを絶対に許さない国なのです。
日本においてその理不尽を切実に理解できるのは、大事な故郷を接収された方だけでしょうか。安易に書くのもはばかられます。



フラッパーではアメリカ人も一緒にグアンタナメーラを大合唱。



なぜ何もかもが「このように」いかないのか、普通の人間にはわかりませんが、



心に歌を。


明日のザズーでは久しぶりにバックトゥバックをやりたいと思っています。



salsaconsul at 00:43│Comments(0)■SALSA FRESCA泣き笑い 

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