October 20, 2006

なぜ犯人は現場で翌朝までネットサーフィンをしていたのか

一眠りして、この中身でどこまで書けるものなのか

考えなおしました。

すでに「初版」を何人か読んでくださってますが

これから「第二版」に直します。

 

確かこのあいだの新宿レッスンのあとだったかな、

「世田谷の事件て、まだ未解決なんだよね?」と私は誰かに

言ったよね。

どうしてその台詞になったのかも覚えていないけれども。

今日、あの事件の真実をおそらくほぼ正確に書ききった本を

買った。

これからのサルサ・フレスカに必要な情報源を集めていて、

珍しく本屋に寄ったら目に留まった。

ほんの偶然だった。


読むにつれ、周囲の音や人の存在が遠のいた。

まだどきどきが止まらない。

著者は警察の人ではないのに、未解決のこの事件の

犯人の顔を知っている。

そんなことが可能なのかというと、本気で追求した人には可能

だということなんだろう。

信じがたい内容だけれども、信じられる。

そういう書きっぷりだった。

 

著者自身の命は大丈夫なのかと心配になるが、大丈夫な

はずだ。

犯人は真実を知る人がいてもかまわないか、むしろそこに

満足を見出す可能性もあるかもしれない。

でも必要あらばどうってことなく手をくだせる能力を持つ。

軍隊で殺人の訓練の経験があり、おそらく一種の精神異常を

きたした人間だろうと思われた。


 

犯人にとって、殺すことは生きることと同じだ。

 

バックボーンに壮絶な貧困が見える。

 

しばらく忘れかけていたことだが、この本を読み終わった

帰り道にいやでも思い出してしまう記憶があった。


私は20代のある時期に、「普通の生活」が耐え難くなり

ちょっと無謀な貧乏生活を数年やったことがある。

やってみて、後悔したなんてものじゃなかった。

一番つらかったのは、お風呂のためにある施設にしのびこんで

係員にたたき出されたことだ。

これは今でも、思い出すだけで胸がつぶれそうになる。

 

この時代に、貧乏というものは人間を根底からダメにするもので

あり、また、少しでも「持っている」側にたった人間は、貧乏な

人間をゴミのように扱うものだということを知った。

あのとき自分を見た目の残像に、その後長い間うなされた。

あの目で終始見られているとどういう心理になるか、完全に

とまではいかくてもかなりリアルに予測できるように思う。

 

「格差社会」が話題になっているけれども、ぴんとこない人は

幸いだ。

それだけよく生きてきたということだから。

できればこの先も、ぴんとこないように生きていくべきだろう。


 

しかし「日本にはもう一つ日本がある」と思ってこの国を

捉えなおせば、確かに多くのことが腑に落ちるような

気がする。

私はできるだけ目を開いて生きていこうと思っているけれども、

それでもやっぱり、目を半分つぶっているんだなということが

今夜あまりにはっきりしたので興奮しているのだ。

 

この本を読みたい人にまわしていきたいと思います。

コメントに申し出てくださった順番でいきます。

ニックネームでよいので書いていってください。

購入したい人にはメールでタイトルを教えます




salsaconsul at 10:15│Comments(9)■SALSA FRESCA泣き笑い 

この記事へのコメント

9. Posted by salsaconsulRIO   October 23, 2006 11:24
がおーなyayoちゃんのために今晩記事をアップします。がんばれがんばれ!!
8. Posted by yayohi   October 23, 2006 09:40
RIO先生ずばりだね!そうなのよ!金持ちが好きなんじゃないの!あたしのために頑張ってくれる人が好きなわけ(>_<)☆それに、やっぱりある程度お金ないとやっぱりできることも限られちゃうしね。若い頃は貧乏も楽しむ余裕あったけどもうあたしそんな年齢じゃないのよ!!ガオーッ(`□´)
7. Posted by salsaconsulRIO   October 23, 2006 01:18
重田くんのコメントはまたいつものようにぶっとんでるね〜君はどうしてそう、にこにこにこにこしながら真実じみたことを言うのだろう?一行一行が正しい。でもどうしても知っててね、女は金持ちの男が好きなんじゃなくて、「君のために金持ちになる」って本気で動いてくれる男が好きなんだよ。たとえ現実がそうじゃなくても。これはもう生理現象だからどうにもならないねえ・・・そういうとこが完全に対等になることは、なんだかあまりないような気がするんだよなあ・・・
6. Posted by salsaconsulRIO   October 23, 2006 01:10
yayoちゃん了解。そう、日本にいるラティーノは外交官や外資系勤めじゃない限りまず間違いなく相当シビアだよ。それが原因で彼ら同士や、彼らと日本人の間でトラブルがおこることは多いね。気持ちがあまりにいっぱいいっぱいだから、ちょっとしたことでかあっとなってしまうのかもしれない。一方で、彼らの間ではかなり頻繁にお金の貸し借りがあるというのも前から思っていた。自分も困っているから、人が困っているときは貸してあげなければいけないっていう暗黙の了解があるのかもしれない。
5. Posted by MiYA   October 22, 2006 21:42
重田くん、ウケる〜 > 俺の彼女〜
4. Posted by 重田   October 22, 2006 12:36
武士はくわねど高楊枝。
額に油を塗りなさい。

「貧乏」と「お金がない」のは似てるけど、ちがうのかもしれないね。

「精神異常」と「仕事」はけっこうにてるね。

「男」と「女」はまちがいなく違うね。

だってさー
「俺の彼女貧乏で困る」なんてセリフめったに聞けないけど、その逆はよくきくもんね!けけけ。
3. Posted by yayohi   October 22, 2006 09:52
へー。貸してかしてー。格差社会あたしも感じるよ。この間クラブのセキュリティーに‘彼が貧乏で困る’っていう話をしたら「そんなことゆったら彼が強盗してしまうかもしれないから許してやりなよ」ってマジに話されてカルチャーショックだった(・_・)日本じゃ考えらんないけどそうゆうことが普通に現実であるんだよなって。
2. Posted by salsaconsulRIO   October 21, 2006 00:11
本当に忘れがたい事件でした。特に、犯人が翌朝遅くまで現場に平気の平左で残っていろいろなことをして「遊んでいた」としか思えない痕跡があったことが・・・そしてほとんど昼近くになって堂々と出て行ったということが。

この本によって、この国のもう半分が見えた気がしています。
1. Posted by miho   October 20, 2006 14:30
タイトル教えてください。世田谷は祖母宅があるので、あの事件のことが忘れられないでいます。

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