October 18, 2006

ゼッケンてどうしてゼッケンっていうんだ?というわりには、意外にも仕事についてのお話

 

こないだ、飯田橋オフィスシェアグループのリーダーFさんに

「コンパネ」ってなんでコンパネっていうのか教えてもらった。

「コンクリートパネル」の略なのだ。

 


コンクリートで壁を作るときに周囲に安いベニヤ板をはって、

その中にコンクリを流し、固まったらあとではがす。

そのための板だった。

 

わおおおおおおお、これは私にとってはかなりの「へえ」だった。

それ書いてるうちに、「ベニヤ」ってなんでベニヤっていうのか、

って疑問まで出てきた。

昨日の記事書いてたら「ゼッケン」の語源が気になって仕方なく

なってくるし、なんだか秋って、好奇心の季節なんだろうか。

 

 

こんなしがないというかかわいい疑問もあれば、人生に関わる

ような疑問もある。

たとえば、どうして仕事しなければいけないのか、というような

類のものだ。

まさか「憲法にそう書いてあるから」って人もいまい。

 

養老先生の『超バカの壁』は、本家本元『バカの壁』よりずっと

読みやすい。

たとえば

「仕事とは、社会の穴を埋めるもの」と書いてある。

これは非常に明快だ。

みんなが困ったことに対して、そこを埋め、なだらかにするのが

仕事。

そのほうが、山を積み上げるような仕事よりも楽ですよ、ってね。

 

私にとって、お給料の高い仕事と低い仕事の違いが、ここに

はっきりした気がする。

 

いわゆる「理系のお仕事」というのは、社会の中で「穴」が

非常に大きく空いてしまっている部分を埋める類のものだから

お給料が高いのだ。

 

また、文系の中でも「経済・金融のお仕事」というのも、みんなの

生活、ひいては生命がかかっている類のものだから、需要として

安定している。

 

「弁護士」「医者」も、それぞれ権利や財産や生命といった、

なくなったら絶対に困るものを扱うから、高収入になる。

 

それに対して、クリエーターの類の仕事は、「穴を埋める」という

よりは「山を作る」タイプの仕事なので、収入が安定しないのだ。

逆にいえば、そっちで成功した人の能力は、よほど突出して

いるということだね。

 

いまの私は「教育」という、ある意味穴を埋めるほうの仕事から

「ダンス」という山を作るほうの仕事に移行しようとしている。

その変化について、非常にくっきりした覚悟ができた。

 

私は、優れた社会というのは、芸術を「山」ではなく「穴」だと

とらえるものだと思っている。

その点が非常に発達しているのがフランスであり、だからこそ

世界から人を集めるのだ。

 

日本はもともと手工芸の非常に発達した国であったにも関わらず

「要の美」も「美の要」も忘れて、それに気付いて取り戻すには

あまりにも手遅れになってしまった分野が絶望的にたくさんある。

 

そんな中、美は漫画とアニメの世界に今もっとも集約されているな、

と感じてます。

紙とペンさえあれば力を発揮することができるので、子供がまず

そこから表現をはじめ、そのままそこに留まる、ということなのかな。

体を使うような表現を学校でほとんどしないし、教えられる人も

教育者としていないから、紙とペンに偏るんだろうね。

つまんない授業の合間に歌ったり踊ったりしたらぶっとばされる

(・・・いや、今の先生にそんな根性も体力もないから、内申点

2になるだけなんだけど) けど、ノートや教科書の隙間に絵

描いてもばれないからね。

漫画とアニメの発達は、教育の失敗の産物だと私は考えています。

エネルギーがそっちへこぶのように、あるいは膿のように噴出した

んだ、と。

「つまる授業」のためには、先生を雑務とくだらないクレームから

解放してあげることも絶対に必要だ、ということも書き添えておこう。

物事には準備の時間が必要なのだ。

 

個人的には、サルサは「観点を広げる」という意味で、私に

とってはあくまで「穴」のほうに属しています。

自殺したくなったとき、仕事に耐えられそうにないとき、腹が

たって仕方がないとき、子供相手に本気でキレそうになって

いるとき・・・

サルサのような存在があるかないかが、ちょっとした瞬間の

決定的な判断ミスを防ぐことができるはずなのです。

 

しかし、これを「穴」だとわかってもらうことがどんなに大変かも

細胞のすみずみまで理解しています。

 

というわけで、私はブログで戦争をします。

それが、仕事。

 

「ゼッケン」の語源に関する衝撃の真実はこちらで。




salsaconsul at 09:06│Comments(2)■SALSA FRESCA泣き笑い 

この記事へのコメント

2. Posted by salsaconsulRIO   October 20, 2006 02:01
ベニヤ、そうきますか〜。ありがとうございます。調べてみるとびっくりしますよね、ほんとに。たまにはささいなことにはまってみるのもおもしろんだなと知りました。SASAさん、初登場ありがとうございます!!
1. Posted by SASA   October 19, 2006 01:32
どうでもいいことですが・・・
1.コンパネの語源は
「コンクリート型枠用合板」から来ているようです。(rioさんの説明合ってます。)
蛇足ですが・・・
2.英語ではplywoodと言います。
3.veneerは英語で、正確には合板(ゴウハン=plywood)を構成する薄い単板(通常3mm以下)のことだそうです。
つまりveneerを重ね合わせてplywoodを作る。
合板をベニヤと呼ぶのは英語圏では正しくありませんが、日本ではこう呼ばれています。

以上wikipediaに書いてありました。
おかげさまで、勉強になりました。

SASA(RIOレッスン歴2回)よろしく

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