October 14, 2006

この夜に集結する

おっきな声でうたっちまったのも、同じ理由だった。

ラス・リサスでマイクをとってDJするブラック・Sの姿は

はっきり言って美しかった。


カウンターからフロアの真ん中に踊るように歩いてきて

即興でしゃべる長身のブラック・S。

その向こうに、どういう運命でか日本に流れてきた彼の

たくさんの失敗とたくさんの喜びがすけて見えた。

何一つ具体的なものはないけれど、確かなのは誰にとっても

人生は平等にしんどく、平等に可能性に満ちてるということだ。

食べるものがないところと、戦争してるところは別だ。

それ以外は、人間は星の数だけあるトラブルと笑いを平等に

わけあって必死で生きてる。

Cちゃんのダンナも、その人生は過酷を極めている。

彼と共に歩むCちゃんも同じだ。

ありあまる才能を惜しげもなく披露するブラック・Sも、その

彼にわがまま言われてため息つくMちゃんも。

出会うはずのない人間が、次に会えるかもわからないまま

今夜出会い、歌い、踊る。

その奇跡に呆然として、そのあとこの夜にとてつもなく圧倒

されて、気がついたらひとり、大声で歌っていた。

それが、先週の土曜、25時だった。

 

 ・・・続く




salsaconsul at 01:04│Comments(2)■SALSA FRESCA泣き笑い 

この記事へのコメント

2. Posted by salsaconsulRIO   October 15, 2006 21:43
わお、純次!!!生きてる?君が何か言ってくるだけで私はこの世には中国って国が存在するんだってことを生で実感するんだよ。歌がとまらないときってのは、生きてるってことに圧倒されるときだよ。ところで早く帰ってきなさい。
1. Posted by 純次   October 14, 2006 22:43
素敵な週末の深夜ですね。
こっちでもよく見る光景なんで凄くよく想像できる(笑
いろいろ言いたいけど、
何にも言えない・・何故か。
こうゆう時、言葉で表現するって難しいと思う。
僕も即興でいろいろ喋れるといいんだけど、
言葉にならないw
あっ、だから歌うのかな?(ここまで書いて気がついたw)

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
これまでの記事
記事検索