August 2022

August 11, 2022

飛行機に乗れない話

帰省したり締切に追われたりでなかなかここにこれなくてすみません。

コロナの第七波でレッスンどうしようか私は迷っていたんですが、Kzは全然迷ってません。このへんの感性の違いはいまだに謎です。

結論としては予定通りやります。8/21日曜日17-19時 原宿ワークル、ご参加費用は2500円です。ぜひご参加ください。

昨日のことですが、空港に向かう特急列車が大雨の影響で遅れてきたうえに、乗り換えの駅に到着する直前に鹿に接触して急停車し、結局予約していた飛行機に乗れませんでした。

私にとって人生二回目の、飛行機に乗れなかった事件でした。あのときの、あの気分!!

一回目はアメリカで、たしかロサンゼルスからノースカロライナに向かう便でした。

ちゃんと空港に行ったのですが、行列に並んでいる間にチェックイン時刻を過ぎちゃった、というやつでした。やっとたどり着いたカウンターでそれ言われたときはこの世の終わりかと思いました。

そのときは、無料で次の便に乗せてくれました。やれやれでした。

今回は手数料はかかりましたが次の便に乗れました。遅延証明書っていうのが決め手になることを今回はじめて知りました。それがないとチケットは完全に無効になるところでした。

乗り換えのときはこうしよう、そこでだめならこうしよう、空港についたらこうしよう、そのとき荷物はどうしよう、こどもはどうしよう、みたいな感じで一度に五つくらいシミュレーションしなくちゃいけなくて、なんかもう、大変ですねやっばり飛行機は。

次の便に乗れるかどうかの「判定待ち」のときには、サウナでもここまでなるかなくらいの汗をかいてしまいました。もうかなり夜でしたので、体力的にちょっと不安になってきて。

「しにゃあしない」とずっと言い聞かせてましたね。トラブルにあったときはいつもこれです。

しにゃあしない。うん。

というわけで、今日もちゃんと生きてます。よかったよかった!



August 05, 2022

解説:ホットケーキ事件

「どうしてリオさんのホットケーキはなかったの?」と思われた方も多いでしょうね。

うちは、そういう家なんです。私のは、なくていい。私は数に入らない。

それは少し前までこの国にあった「嫁は人間ではない」という風習の名残です。

私がダンスのインストラクターをしているときにイキイキニコニコしているから、家でのそのような立ち位置がにわかには信じがたいと思われる方もいらっしゃるでしょうね。

でも、文化とか風習とかいうものは、一人の人間の明るく爽やかな(どついていいです)キャラクター一代でどうこうできるようなものではありません。

人は、自分が見たこと聞いたことのないことはそうそうできないようになっているのです。

私は我慢して家族に尽くす女、夫はしてもらうことは当たり前だけどしてあげることは基本ない、ただし家族を飢えさせることだけはない男、という生き方しか見たことがないのです。

だから、私の席にホットケーキがないのは、この国の「成れの果て」のような景色なのです。もちろん、失敗の。

ただ、ここまで落ちたらあとは上昇する以外ありませんものね。

私は「私のはないの?」と言った自分に花丸の百点をあげています。

だってこれは、私の私による私のための宣言の枠にはとどまらない、深い意味を持った言葉だからです。

女だって、人間なのよ?

私は私の上に連なる歴代の女たちの仇をとっているのです。

大げさ?とんでもない!!

こんなに控えめな言葉じゃ、この悲しさ寂しさは語れたもんじゃないですよ!!

でも幸い、私がダンスを通じて知り合った男性たちは、日曜日の妻に感謝のホットケーキくらい用意しているにちがいないと思います。

そんなの、あったりまえじゃない!

<続く>



August 04, 2022

私のがない話

ご無沙汰しました。
このように間が空くときは、大体悩みの海に潜っているときです。潜っている最中はしんどいのですが、浮上してきたときには大きな糧があります。

それにしても暑い夏ですね!一昨日、電車で遠くにいく用があって、その夕方、帰宅ラッシュの時間の駅の暑さときたら、、、こんなことなら本当に、リモート一色の世の中でいいとすら思いました。自暴自棄になるほどの、暑さ。

今回の悩みは、私自身のことと、子どものことと、夫のことと。まあ、全部です。

ある日曜日の朝。例によって忙しくしておりました。しんどいなあ、しんどいなあと思いつつ、洗濯をして、風呂掃除をして、、、やれやれと一息ついたとき。食卓で、夫と子どもがホッとケーキを食べていたんです。二人だけで。私のは用意されていませんでした。

私は多分、人生ではじめて本当に、自分のためにキレました。

「私の分はないの?」

と。はじめてです。家族にこれ、言ったのは。本当に、はじめて。そういうはしたない、えげつないことは、言ってはいけないって思ってきましたから。

「どうしてうちの二人はそうなの?私、家族のためにいままで働いてきたじゃん。洗濯してお風呂掃除までしてきたじゃん。それなのにどうして食べるものもお皿もフォークもないの?」

あわてて夫が、これ食べていいよ、このホットケーキを取り分ければ、というアクションをとりましたが、そんなの手遅れに決まっています。

「もうやだ、こんなうち!」

私は盛大に居間の扉をバタンと閉めて、二階にあがってわあわあ泣きました。

やがて下の階から、子どもがわあわあ泣く声が聞こえてきました。

夫も泣きやがれ!というのが私の素直な気持ちです。

でも、泣きながら思ってました。どうしてこれが今まで言えなかったんだろう、と。

結局、私自身が、このメンバーを家族だと認めていないから、正直な気持ちを言えなかったんだということが、わかっていました。

だから、その日がうちの家族のはじまりです。かあさんだって、人間なんだよ。
食事を出すロボットじゃないんだよ。

いつまでも呼びにこないのでいい加減本当にお腹がすいて下に降りたら、今度は私の分のお皿とフォークとホットケーキがありました。

横でこどもが首の後ろを直角にしてうなだれています。

そして「ごめんなさい」といいました。

さらに「こんなうちきらい?」といいました。

「さっきみたいなうちはやだね。いまみたいのならいいよ。」とこたえました。

こどもはこれで、大丈夫です。

夫とはまだまだです。でもまあ、ものが言えるようになったということが、大きな進展なのかもしれません。

<続く>




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