February 2006

February 24, 2006

理詰めでものを考える

まずは荒川静香さんにおめでとう!
みんなの溜飲が下がったね。

大事なときに集中とリラックスの両方ができたことが
すごい。
どんな人が金メダルにふさわしいのか、あらためて実感
できました

若いときの挫折を自分でちゃんと花にして咲かせる
意志の強さ。
いつものことだけど、私もがんばろうっと。

昨日、私の所属する志魂塾という交流会で東京都議会
議員の早坂義弘(はやさか よしひろ)さんのお話を
うかがってきました。

肩書きから「うわ、えらい方がお越しになるんだ。緊張する・・・」
というのは昔の話。早坂さん(あえてセンセイではなく、
このように呼ばせていただきます。きっとそれを喜んで
くださる方だと思いますので)は昭和43年生まれの37歳。
とてもお若くて瞳の澄んだ、これまでの「議員さん」の
イメージからはかけはなれた方でした。

ご専門は防災対策。
新潟中越地震を例にとって次のようなお話をされました。

「地震のあと、被災者の方々の間をまわって『今何が必要ですか』
とうかがうと、家に帰りたい、とかお風呂に入りたい、などと
おっしゃる。それをひとつひとつくみとって実現してさしあげれば
次の選挙には有利でしょう。
しかし、一番聞いてあげなければならないのは、亡くなった方の
声だと思うんですよ。もし、さっきごらんいただいた(スライド
にて、お亡くなりになった方のご遺体を見せていただきました)
方に『今何が言いたいですか』とうかがったら、絶対に
『強い建物をつくってほしい』とおっしゃるに違いない。

倒壊した家屋に対する補償金として事故後に400万円ずつ
お支払いするのと、今ある家が倒れないようにするために
事故の前に200万円お支払いするのと。お金の使い道として
どちらが有効でしょうか。

新潟中越地震の際、95パーセントの方は即死されています。
地震のあと、時間がたって衰弱してなくなられる方はわずかで、
ほとんどの方がそのとき、その場でお亡くなりになっているわけです。
つまり、ぐらぐらっときた瞬間にどれだけ強い建物にいたかが
命運を分けるのです。」

このお話をうかがって、私はやっぱりこの方は「えらい人だ」
と思わずにいられませんでした。

理詰めで物事を考え抜くことを、早速、今日から実践しようと思います。

追記:早坂さんのお話は順番のみ変えさせていただいております





February 23, 2006

ノン・メジャーの力

服は気に入っているのに、それを身につけた自分が
気に入らないと感じることがときどきありました。

体重が増えたわけでもない、髪形がおかしいわけでも
ない、でも何か物足りない。好きな服くらい大満足で
着こなしていたいのに・・・。

漠然としたもやもや感に一石投じてくれたのは、体重
ではなく体型を変えていけばよい、ということを教えて
くれたKちゃんでした

私の場合、背中と腰、腿を絞りこみ、その分ヒップと
バストにボリュームを移動させることで、女らしい洋服を
もじもじしないで身につけられるようになりました。
このトライアルは現在進行形で続いています

女性の体はつきたてのお餅みたいなもので、よい形に
型作ってあげればその形に、潰したら潰れた形に、放って
おいたら重力にひっぱられてどんどん下がった形になって
しまうのだそうです。

だから、ひとりずつ体にあわせたよい型をあてがってあげる
ことが大切なんだということを学びました。

どんな分野にも、真剣に研究開発に取り組んでいる人は
いるものです。Kちゃんの会社は決して誰でも知っている
メジャーなところではないかもしれませんが、人に何か
よいものをもたらそうという高い志を感じます。

スタッフの方々も、いろいろしんどいこともあるでしょうに
いつも元気で、笑顔で、ってことを守り通していて本当に
頭がさがります。

ここのところ、あちこちで、日本人すごいじゃん、
がんばってるじゃん、って思うことが多い。
それなのに国際社会でインパクトが薄いのはもったいない。
くやしい。

ノン・メジャー勢力よ、もっと自信を持とう。
マスコミに出たから、コマーシャルに出たから偉いって
時代はもう終わったよ。

というわけで、私も頑張ろうっと♪






February 21, 2006

もしもドラゴンボールが7つそろったら

「終わらせてはいけないと強く思った」
のコメントにこんなメッセージがよせられました。

ごらんになった方、どうぞコメントをお寄せください。




MONEY TALKS

血液型、男女、学歴、星座・・・
世の中にはさまざまな人間の分け方があります。

現状を維持すればそこそこの生活はできるのに、
あえてどん底までとびこんでしまうかいなか、という
のもそのひとつです。

私は、20代のある時期に、今日の米がないって状態を
一度やっています。やらなきゃいけないとずっと思って
いたことを実践したまでですが、あの日々は現在の糧で
あると同時に、思い出しただけで非常な恐怖でもあります。

以前、そういう話をかなり年上の男性に話したとき
「わかる。それすっごくわかる」と言われたことがあって、
ああ、やっぱり自分と似た人は、土地や性別に関係なくいる
もんだなあと思ったものでした。

お金のない生活を知らないかぎり、強さは得られないと
どこかで思ってしまいます。

お金をきちんきちんとためて、自分をぎりぎりのところ
までおいつめたりはしない、というのもまたひとつの
強さだと思うし、どちらが正解というのはありません。

その後、どうやらどん底願望保持者はは妹・弟に、冒険
よりも堅実さを選ぶのは長女・長男に多いということにも
気がつきました。

長女・長男は幼くして「父母の愛情をとられる」という
困難(?)を経験しているために、それ以上何かを失うこと
を避けるのかもしれませんね。

知り合いにプエルトリコ系のストリートギャング出身者が
います。ラッパーです。「金がもらえないのなら何もしない」
とはっきり言い切ります。精神面で非常に幼いですが、生きる
本能が全身にみなぎっているので、歩いているとやっぱり
目立ちますね。

昨日ニュース23で、ニューヨークのストリートギャングの
レポートをやっていました。そこに出てきたギャングたちの
目が彼とそっくり同じだったので、ああ、そうか、彼は
こういうふうに生きてきたんだ、と改めてガテンがいった
わけです。

「毎日自分で食べるものを調達してきた。
だれも助けてはくれないから。」

登場したギャングの言葉です。
子供でもできる麻薬の運び屋が主な収入源。
父母がそろっている人はほとんどないようです。
私の知り合いの彼もそうです。
自力で稼ぐ家計の収入がほぼなくて、生活保護に頼らざるを
えない。

プエルトリコの国道沿いにはアメリカ資本のファーストフード
店がぎっしり軒を連ねています。プエルトリコに行って私が
いちばん驚いたのは、皆がぶくぶくに太っていることでした。
伝統的な食生活が崩れていることが原因だと断言できます。

しかしプエルトリコを離れた人々はアメリカで極貧層を成して
いることを、昨晩はっきりと知らされました。

取るだけとって、あとは見捨てる。
巨大資本とはそういうものです。
そこに属する一人一人にその自覚がなくっても、結果的にそういう
ことになっているのです。

この「結果的にそうなっている」ということに対して、これまで
私たちは無気力すぎたのではないかと思われてなりません。

”MONEY TALKS.”

20未満の子供にこれを言わせてはいけないと思います。
私は私のできることをします。



February 19, 2006

「終わらせてはいけないと 強く思った」by 児島啓介

先日山元学校という学生さん、起業家、NPO関係の方々などが
集合する集まりに参加してきたことは、パレスチナの記事で
書きました。

その日はそれ以外にも心に迫る出来事がいくつもあったので
気がすむまで紹介していきます。

今晩は児島啓介さんというシンガーのことです。

会場で歌を披露してくださいました。
ギター一本で登場。
はじめのフレーズで思わず涙があふれてきて自分でも
驚いてしまいました。
そのとき聞き取った歌詞です。

「終わらせてはいけないと 強く思った
 終わらせてはいけないと 君をみて思った
 それが間違いじゃなかったといえるときが
 ゆっくりせまっているのを感じながら」

生きていくなかで、終わらせたほうがよいことと
終わらせてはいけないことの決断を何度も何度も
せまられます。
それが仕事であれ、恋人であれ、おけいこごとであれ、
バイトであれ、結婚であれ、タバコであれ、悪友であれ、
過去の写真であれ、思い入れであれ、なんであれ

終わらせる哀しみと終わらせない重さのどちらを
選択するか、考えても考えてもわからないとき

この人の歌を聞きたいとおもいました。

児島さん、がんばってください。
児島啓介さんホームページ



February 17, 2006

「パレスチナ人にとってイスラエルとは」

敵だ。徹底的に憎むべき悪魔の国だ。
・・・と言うのだろうと思っていました。

しかし、真実はまったく違っていました。
今日は、想像と現実がいかに違うかに心底驚いてきました。

パレスチナ。家のない国。
山元学校という起業家や学生さん、NPO法人の方々が
集う交流会で、パレスチナ駐日大使からお話をうかがう
貴重な機会に恵まれました。

この国について本当のところを知ることはとても難しい。
なぜなら国際政治学的には圧倒的にイスラエルの方が優位に
立っているので、パレスチナ人の声はマスコミを通しては
なかなか私たちに届かないからです。

非常にデリケートな問題なのですべてを紹介することは
できませんが、この国のエッセンスを伝えると思われる
言葉をここに残したいと思います。

「パレスチナの歴史をたとえていうならば、ちょっと
買い物に行ってもどってきたら、家に入ってはいけない
と言われたようなものです。物置には住んでよい、といわれたが
水も電気もガスもないところに暮らすことはできない。
私たちには、寝室と、台所と、バスルームが必要なのです」

「ガザ地区と、他のパレスチナ人の居住が許されている
地域との距離は車で30分。しかし、行き来する許可を
得るのに1年かかります」

「パレスチナにはガスも石油も水もない。
あるのはHuman Resourcesだけです」

「パレスチナには大学もビジネスもあり、80人に1人が
博士号を取得しています・・・私はもっていないんですが
(会場に笑い)」

「私にはイスラエル人の友人もいます。パレスチナ人と
ユダヤ人は結婚もしています」

”Human relationship is completely different
(from politics) ”

"Israel is like MOTHER IN LAW"


この微妙な感覚こそが真実なのでしょう。
今まで新聞やテレビでこのような言葉を見たり聞いたり
したことはありません。

マスコミは人間のグレーゾーンを伝えるのに適していない
のかもしれません。






February 16, 2006

スウィート・ラブ 

今晩は、春を呼ぶよな、やわらかくてあったかい雨でした。
2月は思うようにレッスンが組めなくてくやしいので、その分
自主練にはげんでいます。今日も終電まで踊ってきました。
どんなに寒い日でも練習のあとはまったく寒さを感じない。
今日みたいにしっとりした夜なんてほんとに疲れが癒されます


ところでサルサのことばっかり書いてると「ちょっとヘンな人」
みたいに思われがちなのがちょっとつらい。
ほかに趣味はないのか、ってもちろんあります。

そのひとつは、年に一度の沖縄一人旅です。

トランクに着替えをぎっしりつめこんでがらがらひいて、
レンタカーより歩いたりバス乗ったりするほうが基本的に
好き。少し不便なのが性に合ってるらしい。
どこ写真にとっても絵になるところが不思議です

国際通りの一番奥に絶品のソウルバーがあります
壁一面がロケットの操縦室なみの圧倒的スピーカーで
埋め尽くされていて、腰抜けになるようなサウンドで包まれます
ここで聞いたアニタ・ベイカー『スウィート・ラブ』は一生
忘れないよ・・・

・・・あ、一人旅だよ?

沖縄でバスを待ってるとき、「15分に一本はくるから」って
ホテルの人にいわれて、のんびりバス停にむかったら目の前で
行かれた。ま、いっか、ウチナー時間ウチナー時間、とか
自分にいいきかせて待ってたら・・・

そのあとなんと、来るバス来るバス 全部行き先違い!
45分経過したところでとうとう「バカヤローっ!!」
て叫んでしまいました。椰子の葉がトラックのまきおこす強風に
ゆれる片道三車線 合計六車線の幹線道に向かって。

そしたら、これまで人の出入りのなかった向こうの床屋さんの
ドアがバーンって開いて、無口そうなパンチのあんちゃんが
国道をつかつかつっきってきた。
わ。やば。聞かれたかな?
軽く、逃げようと身構えた。

道路をわたりきったあんちゃんはまっすぐこっちに向かってくる。
本格的にやばい。
思わずぱってたちあがった。そして
「すみませんっ」といいかけた

「はいっ」

さしだされたのはオリオンビールだった

「バス、こないの?」

沖縄一人旅にはこんな瞬間がやまほどある。

だから、ついまた行ってしまうのだと思う。





February 15, 2006

ダブルBB

ホームページ&ブログを開設したので新しい名刺を
作ることにしました。

名刺って、注文するときは相当ドキドキします。
だってもし間違えちゃったら間違った名刺が200枚
できちゃうわけで。
考えただけで胃が痛む事態だよお

ワレのラッキーカラーは赤と紫なので、ブログにも
この二色使ってます。名刺ももちろんそういう色合い。
明日届くのでどきどきです

今週は山元学校っていう、学生さんや起業家さんが
いっぱい集うところに行ってきます。
どんな出会いがあるか、楽しみ。

ワレが学生のときはダブルBB(ビビリ&ビンボー)だった
から、学生さんなのに名刺つくって情報交換して、なんて
スゴイなあってほんとに感心します

大人になってよかったことは、あんまり深く悩むまえに
ほいほい行ってしまえばえ〜やんって思えるようになった
ことかな。

サルサが好きになってくれる人がまた一人でも増えたら
いいな。

ってなわけではりきって行ってきまーすっ



February 14, 2006

今日の一句:「サルサでも 救われなくて のんだくれっ」

すっごくブルーになってるときに同僚が「飲み行く?」って
言ってくれるとすっごくうれしくない?

見ててくれてるんだなあとか、わかってくれてるんだなあって
感じるときが一番うれしい。

うれしさって、ことばからくるものなんだってつくづく思う。
だからあんまりほかのこと求めなくなってしまう。

今日はのんだくれてきました。
笑ってばかりのワレにもたまにはブルーな日はあります。

仕事では私心ださない、っていうのがビジネスマン、ビジネス
ウーマンの作法になってるけど、話さないと共有できないことも
多いじゃん。

変だなと思ったらどかっって言っちまうことにしてます。
ワレは踊ってれば幸せだから、失うもんないよな、って開き直る
ことにして。

楽しいことばかりじゃない人生でも、なにかを楽にすることは
できるよね。

ワレにとってはそれかなえてくれるのが仲間だったり同僚だったり
します。

正直に、正直に。
きついときはきついって言ってしまおう。



February 11, 2006

タルタルソースって・・・なんでタルタルなのお???

新宿でのスタジオレッスンのとき、しょってきた
CDラジカセのCDプレーヤーのふた(ふたじゃなかったら
なんていうんだろ?)をあけたら、これからCDをセット
するはずのところにプラスチックの円盤がばばーんって
居座っていて、一瞬頭のなかがホワイトアウトしました。
「・・・故障?今日デビューなのに?」
どうやら、CDを上からおさえつけるための板が外れたらしい
かろうじて音は鳴ったけれど、おっかないのでできるだけ
CDとりかえないようにレッスンしたのでした。

結局それからなんだかんだ時間がなくってそのまま
「いい子にせ〜よ〜」っていいきかせながら使ってきました

一昨日やっと、購入即負傷したラジカセくんを秋葉の
ソニーのお店にもっていきました。世の中には機械がこわれて
困ってる人たちがこんなにいるんだっと思うくらい、
平日の昼間なのにおじさまたちがいっぱいいらしてました。
特にカメラの修理の依頼が多かったみたい。
この冬、寒かったから機械にとってもハードだったのかなあ。
番号札をとって待つこと10分。
ふと待合室脇の臨場感ありすぎのテレビをみると、
ミュージカル俳優・女優みたいな年配のお二人が歌ってる。
なんとなく着こなしに学ぶ気になって、ふむふむ、男性も
スカーフを巻くとなかなかせくすぃいやね〜とか、でっかい
イヤリングがゆらりんゆらりんしてると女は3割増キレイに
映るね〜とか考えてたわけ。
歌が一段落して、お二人が「本日のゲスト」席によばれ、
いろいろと楽しげなトークを披露していたときのこと。
女優さんが俳優さんの肩に手を伸ばし、「まあまあ、あなた
いいじゃないのそういうことは・・・ね?」的な色っぽ感を
出したわけ。そのとき・・・!
「たるたるたるたる〜・・・」
ああ、二の腕がやわらかな感じでリズミックな波状攻撃を
視聴者に発信してきたのよっ
「ああっ・・・!!!」
ワレはソニーのお店で腕で顔を覆って撃沈!

んなわけないけどさ、そこでふと考えたわけよ。
「タルタルソースのタルタルって、何だよ?」

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